【北京大学】日本の高校から中国進学を選んだ理由や受験方法、予科班、寮学金、留学生の現在まで紹介

日本の高校から、北京大学に進学

こんにちは、「Dot STATION」運営メンバーで、「北京大学」社会学部3年生の橋本侑子と申します。私は、高校生のときに「Dot STATION」のサマープログラムに参加し、現在は運営サイドで携わっています。

「Dot STATION」では、オンラインイベント「サマープログラムで得た財産とそれから」を、2021年9月25日(土)、26日(日)に開催するので、ぜひ参加してくださいね!

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さて、私は中国の北京大学の社会学部で勉強していますが、新型コロナウィルスの感染拡大により2020年1月に帰国してからは、日本でオンライン授業を受けています。今回は、なぜ私が中国の大学を選び、どのように進学したか。留学生活、そして現在の北京大学の様子についてお話ししたいと思います。

中国への興味と、人のバイアスに対する違和感が進路の決め手に

中国進学は、2018年の夏にDot STATIONのサマープログラムに参加したことがきっかけとなり、中国の大学に進学することを決めました。

Dot STATIONのサマープログラムでの集合写真

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もともと、中国ドラマや中国のエンタメが好きで、中国文化に興味を持っていました。中国に興味を持ってからは、周囲の人が持っているメディアによる「中国」のイメージに違和感を感じて、中国に留学して自分で中国という国を体感したいと考えていました。

サマープログラムに参加する前は、日本の大学に進学してから中国留学することを考えていました。また、留学するなら1年ではなく長期で滞在したいという思いがあったので、中国、とくに北京に長期留学できることを条件に学部を探していました。

いざ探してみると、中国に交換留学できる大学や学部は多く存在するものの、確実に長期留学できる学部は中国語や国際系の学部に限られていました。しかし、私は大学で語学を専門に勉強したいという思いはなく、また国際系の学部にもそれほど興味を抱いていませんでしたので、自分が心からやりたいと感じる進路選択ができず、迷いを感じていました。

サマープログラムで実際に中国を訪れ、中国文化やテクノロジーを体感したことで、もっと中国を知りたい、この環境で自分を成長させたいと強く感じました。それと同時に、中国への周囲の人の持つバイアスに対する違和感こそ、自分が取り組みたい社会課題であると気づきました。

そして、人の持つバイアスに向き合うために、もっと人と人、人と社会の関わりについて学びたいと考えるようになり社会学に興味を抱きました。

中国への興味と、人のバイアスに対する違和感は結びついたので、そのふたつの学びを同時に実現させたいと考え、中国の大学に進学して自分の興味分野を学ぶのがもっともいい方法だと考えました。

進学のために、1年間「北京大学」予科班で過ごす

私がDot STATIONのサマープログラムに参加したのは高校3年生の夏で、それまでは日本の大学進学を考えていたので、中国の大学に進学するためにまず語学力をつける必要がありました。

そのため、まずは高校卒業後に「北京大学」予科班に進学。予科班での1年は、現地で過ごすことができました。

留学生が中国の大学に進学する方法は、留学生用の試験を受けて直接学部入学するほか、予科班からの進学があります。予科班は、留学生を対象に学部進学に必要な中国語や数学等の教育を行っているコースで、秋入学と春入学があり、最長2年間学ぶことができます。

予科班で出会った学生たちとの写真

予科班に進学できるのは、高校卒業資格を持つ、18才以上23才未満の留学生。まずは予科班に入学して勉強することで、学部進学が目指しやすくなります(ただし、すべての大学に予科班がついているわけではありません)。

北京大学の予科班では、入学してすぐに中国語のテストを受け1班から7班にクラスわけされます。数学のクラスは、希望の学部によって、理系数学か文系数学、もしくは数学をとらないクラスにわかれます。私は、社会学部に行きたかったため、文系数学を受けていましたが、文系数学でも日本の数Ⅲの内容を問われるので、日本で文系選択だった私にはかなり大変でした。

北京大学の予科班から学部進学するには、予科班での成績、中国語の検定試験「HSK」6級、また予科班の最後に受ける中国語と数学のテストの結果によって決まり、だいたい半数くらいが学部に進学することができます。

予科班ではたくさんの国籍の学生に出会いました。タイ、韓国、日本からの留学生はもちろん、一帯一路政策の影響により中央アジアや中東地域からの留学生も多くいました。さまざまな国籍や文化を持つ学生と勉強するのはとても刺激を受けました。

予科での経験は、私にとって大きな意味があったと思います。さまざまな国籍や文化を持つ仲間と学ぶ環境があったからこそ、私は現在、人のバイアスと向き合うことの先にある多様性を受け入れる環境づくりにも興味をもっています。

留学生に向けた豊富な奨学金制度も魅力

私は学部進学する際に、「中国政府奨学金」を取得しました。中国政府奨学金では、4年間の学費と寮費に加え、生活費も支給されます。そのため、贅沢をしない限り金銭面で困ることはなく、給付型奨学金なので返済の心配もありません。

このほかにも、中国の大学に進学する留学生が応募可能な奨学金がいくつか存在し、奨学金が豊富なことも中国の大学に進学するひとつの魅力であると思います。

中国の大学では、基本的に全員が寮生活をしているため、学園内には生活に必要なお店が揃っています。食事も三食基本的に学内の食堂でとります。北京大学には10ヵ所以上の食堂があり、それぞれの食堂で品や味が異なるため、そのときの気分で好きな食堂に行きご飯を食べることができます。そのため、中華料理が嫌いでない限り食事に困ることなく生活できます。

北京大学の食堂のひとつ、「松林食堂」

日本からの留学生を支える「日本人会」

北京大学には、たくさんのサークルや学生団体があります。そのひとつに日本人会があり、私も所属しています。

日本人会は、日本人留学生のサポートや日中の文化交流促進をおもな目的に活動を行なっています。現在はコロナにより開催されていませんが、北京大学には国際文化祭という北京大学に留学している各国の留学生が自国の文化を紹介する催し物を行うイベントがあり、日本人会が中心に日本の文化紹介の催し物運営を行なっていました。この国際文化祭では、中国文化だけでなく、さまざまな国の文化に触れることができます。

日本人会は現在、文化交流のひとつとして、日本語を学んでいる学生が日本語のスピーキング練習ができるオンラインのディベート教室などを開催しています。日本人会での活動を通して日中交流イベントの参加はもちろん、イベントの運営にも携わることができます。

中国の大学での留学生活はどうなっている?

中国にいる学生は、コロナ前と変わらない対面授業を受けることができますが、感染防止対策としては、まず顔認証をしないと学内には入れません。また、大学内のお店に入店する際は、「北京健康宝」を開いてQRコードを読み取り記録をつけることが義務化されています。

北京健康宝は健康状態を確認できるミニプログラムで、AlipayやWeChatから登録し、QRコードを取得することができます。

中国外にいる留学生は、2021年9月現在、中国に入国することができません。多くの留学生はオンライン授業を受けていますが、韓国からの留学生のみ2020年の冬から、2週間の隔離後大学に戻ることが可能となっています

オンライン授業は、基本的に現地で行っている対面授業を録画したものが、2日後に学校のBlackboardに上がり、それをオンデマンドで視聴する形式です。

一部科目では、オンラインでのライブ授業を開講していおり、たとえば、全学部必修のプログラミングは、中国外にいる留学生向けにMooc授業を開講しています。しかし、反対にオンラインでの履修を認めていない科目もいくつかあります。私は、前学期に受けたかったジェンダー研究の授業を倍率高いなかとれたにも関わらず、あとからオンラインでの履修はできないと知り、とても残念でした。

*      *      *

コロナ禍で、大学に行けなくてもオンラインを通して授業を受けられることは当たり前ではなく、とてもありがたいことだと思いますが、やはりオンラインと対面では差があるため、早く対面で授業を受けられることを期待しています。

また、コロナ禍を通して、留学生活を送れることがとても貴重なことであると改めて実感しました。また留学できるようになったら、1日1日を大切に充実した留学生活を過ごせるよう心がけたいと思います。

「北京大学」公式サイト

 

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