シンガポールで学ぶ現実的な選択肢
各家庭での教育熱も高く、国家予算の2割を教育につぎこみ人材育成に取り組んでいるシンガポール。
隣国・マレーシアとくらべると、滞在ビザ取得のムズカしさや生活コストの高さが際立ちながらも、教育移住の地として注目されていますが、現実的にシンガポールで学ぶ方法はあるのでしょうか。
今回は、「SIM グローバルエデュケーション校 SIM GLOBAL EDUCATION」(SIM GE)に注目し、日本人も享受できるシンガポールでの学びについて考えてみたいと思います。
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「SIM グローバルエデュケーション校 SIM GLOBAL EDUCATION」は、シンガポール西部の緑豊かな「クレメンティ Clementi」という学園都市にあります。周辺にはシンガポール国立大学、日本人小・中学校やインターナショナル校が集まっているエリア。
ただし、SIM GEにおける日本人の入学資格は「高等学校卒業証明書(GPA3.5)」が必要となるので、高校卒業後の進路としてイメージしてもらえたらと思います。
世界12大学と提携してグローバル教育を実践
「SIM GE」は、「Singapore Institute of Management」 (シンガポール経営学校=SIM)が運営する学校のひとつ。
SIMとは、1964年に「シンガポール経済開発庁 Singapore Economic Development Board」によって設立された非営利の私立校グループです。
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SIMは、シンガポールの経済発展に不可欠な高度な経営能力を持つ人材を育成する目的でつくられた、国から助成金が出ている唯一の学校。
世界12の大学と提携して50以上の学位取得プログラムを提供しており、高校生から社会人、シニアまで、グローバル教育を提供していることから、SIM GE人気は年々高まっています。
シンガポーリアンにとって「SIM GE」で学ぶメリットは、自分の国にいながらにして海外有名大学の学位が取得できること。
自国で学べることは、経済的にも生活環境的にも利点が多いですよね。
また、日本人をはじめとしたアジア諸国の学生にとっても、生活水準の高さや比較的近いシンガポールを拠点に欧米のプログラムを学べ、多国籍な人脈をつくることができることは大きな魅力。
日本人の入学者はまだまだ少なそうですが、すでに社会人となっている人にも学びの場として検討の余地がありそうです。
教育プログラムや入学方法については、つぎのページで▶
【SIMグローバル・エデュケーション】
- 住所:461 Clementi Road, Singapore 599491
- 入学資格:日本人は「高等学校卒業証明書 (GPA3.5)」が必要
- 必要とされる英語レベル:IELTS6.5/TOEFL580など(入学試験はなく個別審査がある)
- 外国人のオンライン申し込み料:240.75Sドル