やっぱりTOEFLはむずかしい!?
TOEICのスコアをTOEFLに換算すると何点になるの——?
気になっている人も多いと思いますが、TOEICは2技能、TOEFL iBT(以下TOEFL)では4技能の英語力を測定。
さらに、TOEICはビジネス英語、TOEFLは大学の授業を想定した学術的な英語が中心となるため、簡単に換算することはできません。
さまざまな団体が公表している換算スコアによると、TOEIC700点をTOEFL iBTで70〜80点で換算するケースが少なくないのですが、それだとTOEFLの評価が低く見積もられているのでは…?という意見も少なくなかったようです。
そんななか、今回海外進学のための予備校「アゴス・ジャパン」(東京都渋谷区)が発表した換算スコアは、かなりTOEFLの難易度が高いことを示しており、算出方法をみるとかなり実情に近い数値なのではないかと思われます。
サンプルとなるのは、アゴス・ジャパンにTOEICスコア報告のあった3388人の初回受験時のTOEFL iBTのスコア(07年4月~15年5月)。
それによると、TOEIC700点に相当するのは、TOEFL iBT53点となります。
計算方法は、初回受験時のTOEFLスコアをもとに、以下の算出方法で計算。
TOEICスコア × 1/10 -(15~20)= TOEFL iBTスコア
- TOEFL iBTを主宰する「ETS」の発表では、日本人の平均点は70点。アゴスのTOEFL iBTを初めて受験した人のTOEICでは895点以上の人に該当
- ETSが発表しているTOEFLのSpeakingとWritingの日本人平均点は17点と18点。アゴスのTOEFL iBTを初めて受験した人のTOEICだと900点以上の人に該当
なお、アゴスに来校している約7割は社会人で大学院留学を目指しており、その多くが日本の大学受験を経験してきていることもあり、TOEFLではReadingの点数が高い傾向に。
また、TOEFLを初めて受験した人はSpeakingとWritingの点数が低い傾向にあるそうです。
【TOEICとTOEFL iBTスコア換算表】
- 調査:アゴス・ジャパン
- 発表日:2015年11月19日