【学ぶKL12】小学校はどう選ぶ…? いろいろ見学して小さなIBスクールに決めたふたつの理由

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KLでの小学校選びについて

マレーシアよりこんにちは!

チャイニーズ・ニューイヤー前のクアラルンプール(KL)は、おめでたい赤色に染まっています。例年、中国正月を迎える1月末〜2月始めごろに雨季が終わりますよ。

さて、現在6才の息子は、2016年8月、KL中心部にある「イートンハウス・マレーシア・インターナショナル・スクール EtonHouse Malaysia」の Primary Year 2(小学2年生)に編入しました。

EtonHouse Malaysia

通い始めたころ、この学校はまだ「国際バカロレア(IB)認定候補校」という位置付けでした。

IBの初等教育「プライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)」を導入していたものの、スイスの国際バカロレア機構本部から正式に認定されてはいなかったのです。

それが、この数ヵ月間のうちにIB本部による最終視察が行なわれ、先月ついに「IB認定校」として正式登録されることになりました。

結果的に「IB」の学校を選んだわけですが、どちらかというと「◯◯式」「〇国式」に関係なく、息子に合う学校を見つけたいと思っていました。

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見学したのは6校

もとはといえば、日本人学校とインターナショナル校の間でも揺れていました。マレーシア滞在予定は数年間で、小学校低学年のうちに日本に帰国する可能性が高いためです。

日本人学校・インター校を問わず、さまざまな学校に通うご家庭の声を聞いてみると、どの学校を選んでも、それぞれに満足な点と不満な点があるようでした。

やはり、1校ずつ自分たちの目で確かめてみるしかありません。

見学したのは全部で6校。通学距離や予算上、実際に通える範囲内の学校に加えて、たまたま機会があり訪れてみた学校も含まれています。

1年生の教室

子どもと親の感じ方は違う

私は、家から比較的近いふたつのインター校が気に入りました。どちらも高校まであり、音楽室、体育館、グラウンド、プールなどの設備が整っている大きめの学校です。幼稚園の元クラスメイトや知り合いのお子さんも通っていて安心に思えました。

息子はというと、規模の大きな学校は苦手に感じたようです。

最後に見学した「イートンハウス・マレーシア」は、小さな学校です。一軒家風の建物が2つあるだけで、大きなグラウンドもプールもありません。

あまり広くはない校庭に、木や草が自然に生えています。幼稚園と小学校しかなく、最上級生のYear6が、日本で小学4年生にあたる子どもたちです。

見学した日の校庭

息子と夫は、ここが気に入った様子。

私は、親しみやすい学校だとは思ったのですが、設備面が物足りなく感じ、家から少し遠いことも気になりました。

また、IBに関心はあったものの、わが子に合っているかどうか、帰国後にどうなるか、という点が心配。ほかのIB校も見て考えたい、という気持ちがありました。

でも、息子が自分から「ここがいい」と主張したのは初めてのこと。毎日通う本人が気に入ったとなれば、それが一番重要かもしれません。

決め手となった2つの理由

私には迷いがありましたが、ここに通わせたい!と思うようになったきっかけが2つありました。

ひとつ目は、見学時に「先生方の出身国」を尋ねたときのこと。

他校では「英語ネイティブ圏7割、マレーシア3割」「半数以上がイギリス人」などと即答で返ってくることが多かったのですが、こちらの学校では「えーーーっと…」とかなり悩んだあと、こんな答えが返ってきました。

「◯国人というふうにわけて考えたことがないので、すぐに答えられなくてごめんなさい。IBと学校が求める教師像に合っていれば、出身地は問いません。いろいろな国から来た先生がいますよ。カナダ、フランス、中国、フィリピン、アメリカ…、もちろんマレーシア人の先生もいます」

それを聞いて、グローバルってこういうことだなあと妙に納得。何かと国籍や人種で推し量ろうとする自分の思考のクセにも気付かされました。

ふたつ目は、教頭先生との面談時のこと。

幼稚園が休暇中だったため、うっかり前日に遊び過ぎてしまいました。当日の息子はかなり疲れていて不機嫌。案内された部屋に入るなり、ソファに寝転び、何を聞かれてもまったく返事をしようとしませんでした。

さすがに叱られるか呆れられてしまうだろうと思ったら、先生はこう言ったのです。

「どんな状況でも、自分の素直な感情を抑えずに、ありのままでいられるということは、子どもにとって大切なことです」

そして、英語の補助(有料)が必要かどうかも、「この日に判断するのはフェアではないので、学校に通い始めてから様子を見ましょう」と言ってくださいました。

願いが叶う実

余談ですが、校庭に私たち親子が大好きな「サガの実」がたくさん落ちていることも気に入りました。

シンガポールに住んでいたころ、よく拾い集めていた真っ赤なハート型の実。100個、1000個と集めると、願いが叶うといわれる幸運のシンボルです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マレーシアではほとんど見かけていなかったのに、「イートンハウス」の庭に、たくさんたくさん落ちているのです。

庭で拾った実や枝は、アートの授業で使ったりするとのこと。素敵ですよね!

こうして、家族みんなで気に入って選んだのが、今の学校です。

そして、日々の学校生活で「IB」の理念に触れると、やはりいいなと思える部分がいろいろと見えてきました。

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服部 駒子
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。

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