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国際バカロレア【こくさいばかろれあ International Baccalaureate】

国際バカロレア(IB)とは?

ひとつの国の教育制度に偏らず、どの国からでも世界の優れた大学に進学できるようレベルの高い教育を受けられる国際統一カリキュラム。

初等教育プログラム(PYP)、中等教育プログラム(MYP)、大学進学準備のディプロマ・プログラム(DP/Diploma Programme)があるが、一般的にはDPをさすことが多い。


By: Fort George G. Meade Public Affairs Office

このカリキュラムは、1968年にスイスで非営利教育団体として設立された「国際バカロレア機構 International Baccalaureate Organization」(IBO)が提供。

International-Baccalaureate

当時は国によって教育課程が異なるため、自国以外での大学進学が難しい状況が背景にあった。

また、第2次世界大戦の反省から、国家主義の反映ではない、どこの国の教育政策にも偏らない平和主義の視点に立った教育の必要性も求められていた。

IBは国際的な評価が非常に高く、欧米、オーストラリア、カナダ、アジアなどの主要大学はDPの好成績者を優先的に入学させている。

遅れをとっていた日本でも急速に評価されつつあり、政府は国内のDP認定校を現在の16校(うち11校はインターナショナルスクール)から200校にまで増加させることを提言(「教育再生実行会議」の第3次提言)、文部科学省も2018年までに目標達成を目指すとしている。

近い将来、日本の各都道府県でもIBを導入した学校が進学先の候補として選択肢に入るようになる見込み。

DP/IBディプロマ・プログラム

「DP/IBディプロマ・プログラム Diploma Programme」は、国際バカロレア(IB)に基づいた大学入学準備コースで、一般的には2年間。対象年齢は16~19才。

最終学年で試験を受け、一定の成績(45点満点中24点以上)に達すると世界各国で認められているディプロマ資格(大学入学資格)を得られる。

DPにはつぎの4つの構成要素があり、すべての要素を規定レベル以上で修了しなければならない。

【1)6つの科目群から選択した6科目の学習】
大学の志望専攻分野にかかわらず、以下6分野の科目群から1科目ずつ選択する。

  • 第一言語・母語(Language A)
  • 第二言語(Language B)
  • 人文科学関連(Individuals and Societies)…歴史、経済学、哲学、心理学など
  • 自然科学関連(Experimental Sciences)…生物、化学、物理など
  • 数学とコンピューター科学(Mathematics and Computer Science)
  • 芸術(Arts)…美術、音楽、演劇など

【2)課題論文(Extended Essay)の作成】
選択した6科目から1つを選び、研究テーマを決めて卒業論文とする。

【3)TOK=Theory of Knowledge(知識の理論)の学習】
6つの科目で学んだことを踏まえて「知識」全般について総合的に考える。広範なテーマの文献や記事を読んで議論し、プレゼンテーションと論文によって評価される。

【4)CAS=Creativity, Action, Serviceへの参加】
芸術活動、社会奉仕活動、社会問題解決のためのプロジェクトなどに積極的に参加する。学校内、居住地域、グローバルな活動の3種類あり、2年間で150時間の参加が必須。

これまで、第一言語(母語)以外は授業、試験ともに英語またはフランス語、スペイン語で行われるのが基本だったが、2013年に「日本語デュアルランゲージディプロマ(日本語DP)」の導入が決定した。

これにより、プログラム全体の3分の2程度が日本語で行えるようになる。

日本語DP/日本語デュアルランゲージディプロマ

「日本語DP/日本語デュアルランゲージディプロマ Japanese Dual Language IB Diploma」は、DPコースに日本語による授業を一部導入するもの。

これまで原則として英語かフランス語、スペイン語で授業と試験を受けなければならなかったDPカリキュラムのうち、全体の3分の2程度が日本語で学習できるようになる。

これにより、日本人教員による指導が容易になり、国内でのIB認定校を大幅に増やすことができる見込み。

認定校となる最短スケジュールは、以下のように予定されている。

  • 13年10月…「国際バカロレア機構」(IBO)に対し、最初の日本語DPによる候補校申請
  • 15年2月ごろ…IBOから、最初の日本語DPによるIB校認定
  • 15年4月…認定校に1期生となる1年生が入学
  • 16年4月…認定校の2年生が日本語DP課程開始
  • 17年11月…3年生が「国際バカロレア」最終試験を受験
  • 18年3月…1期生が卒業

2013年10月に日本語DP導入の候補校が決定し、2015年度に「日本語DP1期生」が入学。卒業生が大学を受験するのは2018年度から、ということになる。

2013年5月には日本語DPの連絡協議会(事務局:東京学芸大学)が発足し、DP認定を目指す全国36の高校や機関が参加したとのこと。

バイリンガル・ディプロマ

「バイリンガル・ディプロマ Bilingual Diploma」 は、DPコースで必須科目群となっている「第一言語(Language A)」を2科目修了するともらえる資格。

第一言語は母語、または母語並みに駆使できる言語を指す。

たとえば日本語と英語をどちらも「第一言語」として履修した場合、自国のアイデンティティーを保持しながら、世界的な共通語も使いこなせるという証で、国際的評価が大変高い。

PYP(初等教育プログラム)

初等教育プログラム「PYP Primary Years Programme」は、国際バカロレア(IB)の初等教育で、3~12才(Pre-School~G5)に履修するカリキュラム。1997年にスタート。

MYP(中等教育プログラム)

中等教育プログラム「MYP  Middle Years Programme」は、国際バカロレア(IB)の中等教育で、11~16才(G6~G10)に履修するカリキュラム。
1994年にスタート。

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