英語圏の高等教育機関へのパスポート
「TOEFL トーフル」(Test of English as a Foreign Language)とは、アメリカをはじめ、英語圏の高等教育機関が入学希望者の英語力を判定するために用いるテスト。
大学のキャンパスや教室でのコミュニケーションに必要な「読む Reading」「聞く Listening」「話す Speaking」「書く Writing」の4つの技能を総合的に測定する。
(これに対し、「TOEIC トーイック」はビジネス英会話および日常会話を主眼にしている)
1964年に英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、アメリカの非営利教育団体「ETS」 (Educational Testing Service)が開発。
日本では「CIEE」(国際教育交換協議会、Council of International Education Exchange)が窓口となっている。
現在、日本ではペーパーテスト「TOEFL PBT」(Paper-based Test)が廃止され、2006年7月よりインターネット版テスト「TOEFL iBT」(Internet-based Test)のみを実施。
テストセンターでひとり1台コンピュータが割り当てられ、全問をコンピュータ上で受験。スピーキング試験ではマイクに向かって話し、音声が録音される。
スコアは120点満点(各セクション30点満点)で、点数は2年間有効。
要求されるスコアは教育機関ごとに異なるが、一般的に大学学部課程で必要なスコアは61点(TOEFL PBT換算500点)以上、大学院課程では79〜80点(PBT換算550点)、超難関校レベル105点~以上といわれている。
ちなみに、国際的な評価を得ている奨学金制度「フルブライト奨学生」における2014年度TOEFLスコア基準は80点以上とされている。
詳細は「CIEE」サイトをチェック▶[/button]
【TOEFL 試験概要】
- 試験時間:約4時間~4時間30分
- 受験料:225USドル
- 試験会場:日本全国各地
- 試験日程:毎月数回(おもに週末)
- 受験に必要な身分証明書:パスポート、写真付きの学生証+運転免許証、写真付きの学生証+住民基本台帳カードなどのいずれか