いつかチャレンジしたいプログラムのひとつ、それが「未踏ジュニア」!
クリエイター・エンジニア志向の若者の挑戦を応援する、定番プログラムだね
2024年度の募集がスタートしています。締切は4月6日(土)!
未踏ジュニア│若者のチャレンジを応援するプロジェクト
「一般社団法人未踏」が毎年実施している、若者のチャレンジを応援する「未踏ジュニア」とは、独創的で優れたアイデアを有する17才以下の小中高生および高専生を支援するプログラム。
経済産業省所管「IPA(情報処理推進機構)」が実施する「未踏」事業は、ポテンシャルのある大学生らを対象に資金援助し、自由な発想で開発に挑戦してもらう事業
「未だ踏まず」を表す未踏というネーミングには、誰もやったことがない若者のチャレンジを後押しする同プロジェクトの理念が込められています。
こうした未踏のチャンスを、小中高生といったより低い年齢層に対して拡大させたものが「未踏ジュニア」です。
- 小中高生向けクリエータ支援プログラム
- 専門家によるサポート、開発資金の援助、開発場所を提供
- 顕著な成果を残せば、大学の推薦枠も活用可能
2024年度 未踏ジュニア募集
主催 | 一般社団法人未踏 |
実施期間 | 2024年6月〜11月までの約6ヵ月間(予定) |
対象 | 2024年4月1日時点で17才以下の個人および、これらの年齢で構成された最大4名グループ |
選考プロセス | 書類審査、オンラインインタビュー |
参加費 | 無料(交通費や宿泊費も支給対象) |
応募締切 | 2024年4月6日(土) |
未踏ジュニア│メンタリングや資金サポートも提供
おもな支援内容として、メンタリングの提供では、未踏卒業生ら各界で活躍するエンジニアや専門家による指導を週1ペースで受け、プログラミングや開発の方向性などについて、幅広く相談することが可能。
そして、提案が採択された個人やグループに対しては、50万円を上限とした開発資金をサポート。
具体的には、開発時に必要な機材・資材の準備、APIやサーバーの利用料などそれぞれのニーズに応じて使途を指定できます。また、開発場所および工作機材の援助も対応してもらえます。
未踏ジュニア│活動は大学の推薦枠にも活用可能
とくに突出した成果を上げた採択者については、「未踏ジュニアスーパークリエータ」として認定。大学受験時に、慶應義塾大学SFCなどの推薦枠にも出願できるようになります。
例年10数件のプロジェクトが採択されるなかで、6~9件程度がスーパークリエータに選出されています
採択プロジェクト(スーパークリエータ)の一部は以下のとおりです。
- VRSandbox:誰でも簡単3Dモデリングツール…VRコントローラーを筆とパレットのように使うことで、難解なモデリングソフトを使用しなくても簡単に3Dモデリングを行えるアプリ
- マークみっけ!for SDGs…AIカメラがSDGsに関わる身の周りにあるマークを通知し、小学生がSDGsを身近に感じながら楽しく学べるアプリ
- KillinEngine -マルチプレイ型ゲーム制作エンジン-…仲間と遊びながらオンラインマルチプレイゲームが作れるツールで、ひとつの仮想空間上でリアルタイムの共同編集も実現
- Web個展 – Webであることを活かしたオンライン展示形式の模索…リアル個展の代替に止まらず、Web媒体の特性をより引き出すことで観覧者が一層ワクワクできる個展のしくみづくりを実践
その他の2006年~2023年度の採択プロジェクトは、公式サイト「採択プロジェクト」で詳しく確認できます。
未踏ジュニア│応募の流れやスケジュールについて
未踏ジュニアの応募対象は、4月1日時点で17才以下の個人および、それらの年齢で構成された最大4名のグループ。
また、海外在住であっても応募は可能。その場合、合宿や報告会へはオンライン経由で参加が認められ、日本への往復旅費も経済的かつ合理的範囲で支給対象となります。
応募の際は、公式サイトより提案書テンプレートをダウンロードし、開発予定のプロジェクト内容や開発経験などを記載した提案書をアップロードして応募します。
公式サイトには、よりよい提案書作成のためのメンターからのアドバイスや実際に選ばれた採択者の体験談 などが公開されています
採択されるのは1プロジェクトのみですが、ひとりで複数のプロジェクトを提案することも可能です。
応募フォームに必要な情報を入力し、完成した提案書をアップロードした後は、一定期間後、書類審査の結果がメールで通知されます。
未踏ジュニア│応募の流れやスケジュールについて
書類選考の結果は、4月末ごろにメールで通知。
5月上旬に実施されるメンターとの10分~30分のオンラインインタビューを経て、5月末ごろに採択の合否が最終的に決定します。
6月には参加者全員が集うブースト合宿、8月にはプロジェクトの途中でフィードバックを得られる中間合宿が開かれ、聴衆を前にした10月の成果報告会に向けて日々開発に励みます。
開発期間中はメンターとのオンラインミーティングが週に1回程度開かれ、継続的なサポート体制も充実しています。
未踏ジュニアに関しては、「匿名質問箱 」を通じた問い合わせも可能。
匿名では、回答が100パーセント保証されるわけではありませんが、回答された場合は、Twitter上のタグ(#未踏ジュニア質問箱)にて共有されます。