【福山市】3学年縦割り学級30名×6クラス…22年度にイエナプラン教育導入市立小学校が開校

市立のイエナプラン校が22年度に開校

広島県「福山市」は、イエナプラン教育を導入した市立小学校を2022年度に開校することを、2019年3月8日(金)に公表しました。

【関連記事】2019年度に長野に開校する私立イエナプラン「大日向小学校」

福山市では、「子どもたちが自ら考え学ぶ授業」づくりを柱に、15年4月から小中一貫教育を全面実施。18年10月からは小学校7校をパイロット校として「子どもが学ぶ過程に即した教科横断的、学年縦断的なカリキュラム」の編成と実施に取り組んでいます。

イエナプラン教育校は、22年度に小学校5校と中学校2校を再編して開校する「千年小中一貫教育校(仮)」により、22年3月に閉校となる「常石小学校」の施設を活用して、官民協力で創設される予定です。

どんな学校になるの?

イエナプランは、1924年にドイツの教育学教授がはじめた学校教育で、現在はオランダで普及しており、個別の発達に応じてそれぞれの子どものテンポと方法で学ぶことを推奨。知識・技能、共に生きることを学ぶことを重視し、年齢、異文化、障がいの有無、関心・価値観の差などの違いを受容し協働するプログラムを特色としています。

オランダの「イエナプラン教育協会」サイト。

異学年による学級編制を大きな特色としていますが、この学校でも、1〜3年生、4〜6年生の3学年の異年齢児童30名程度で学級を編制。全校児童数は180名程度を予定しています。

準備期間として、19年度には常石小学校の一部教育活動を異年齢集団で実施し、20年度以降は1〜3年の全教育活動を異年齢で実施する予定です。

また、イエナプランの「4つの特徴的な活動」として、「対話」「自立学習・基礎学習」「協働学習・総合学習」「催しと行事」と遊びを循環させる時間割を導入するそうです。教室は、居心地のいい生活空間として、輪になって話す場所、グループ作業の場所、ひとりで静かに学ぶ場所などを設ける予定。

広島県においても、18年6月に文部科学省が「Society5.0 に向けた人材育成」として「個別最適化された学習」「異年齢・異学年集団による協働学習」など、新しい学校・学びの姿を示したことを踏まえ、19年度からイエナプラン教育を参考として、個別の状況に応じたカリキュラムのあり方を研究。その成果を踏まえて、20年度以降に市町教育委員会と連携し、県内公立小学校にイエナプラン教育をモデル的に導入したいとの考えを示しているそうです。

福山市でも、イエナプラン教育校の実践内容を検証し、その成果を全市へ普及し、展開していくとしています。


【福山市立イエナプラン教育小学校】

  • 開校:2022年4月
  • 場所:閉校後の「常石小学校」に創設(広島県福山市沼隈町大字常石984-1)
  • 生徒数:180名程度(1クラス30名×6クラス)
 

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