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1年間にわたり研究者のもとで学ぶ機会を提供
世界各地の大学生が高校生の研究を支援する「特定非営利活動法人IHRP」は、さまざまな研究分野の視点から将来の「水」問題に取り組む「全国高校生異分野融合型研究プログラム」に参加する中高生20名程度を、2022年1月23日(日)まで募集しています。
「全国高校生異分野融合型研究プログラム」は、2022年2月下旬〜2023年2月下旬にかけて実施される予定。対象となるのは中学3年生~高校2年生、15~20名を採用する予定です。
応募条件としては、下記の研究に必要となる時間が取れることがあげられています。
- 2022年2月〜7月に週4時間以上、9月〜2023年2月に週3時間以上プログラムに時間をかけられる
- 2023年2月下旬に行われる最終発表会、2022年8月第2週に行われる最大5日間(オフラインは3日程度)のキャンプに参加できること
支援する高校生には研究費10万円も支給
IHRP2022年度プログラムでは、水問題をテーマに各参加者の多様な視点を基にビジョンを真剣に議論しながら、研究活動を通して実践へとつなげていく内容となっており、スケジュールは下記のような4段階で行われます。
- 2022年2月〜8月…研究第1段階(複数分野の研究者のもとで 基礎知識を修得し、分野と実社会の繋がりや分野同士のつながりを学ぶ。週2回程度)
- 2022年8月 第2週…キャンプ(高校生それぞれが得た分野の視点を共有・融合し、将来目指したい水のビジョンを作り上げる)
- 2022年8月〜2023年2月…研究第2段階(思い描く世界に近づくために辿るべき道筋を逆算し、決めたテーマに沿った研究活動をスタート)
- 2023年2月下旬…成果発表(サステナブル・ブランド国際会議2023内セッションで 研究成果を発表)
プログラムの開催にあたっては、住んでいる地域や経済的な状況によって参加する可能性が狭まることのないよう、以下のようなサポートがあるそうです。
- 異分野・異地域の高校生が出会い、安心して議論できる場の提供
- プログラム参加にかかわる交通費の援助(研究費と合わせ約10万円)
- 研究資金・研究室との連携など、研究活動に取り組める場の提供
- 都市部だけでなく、全国各地方の研究室に提携を依頼
- 参加費は無料
エントリーした後、登録したメールアドレスに課題フォームが送られるので、その課題を提出することで応募完了となります。
高校生が大学の研究室での高度な研究から実践から見聞を広げ、未来の進路を大きく切り拓くチャンスとなるはず。
参加を希望する人は、「IHRP」公式サイトからエントリーを。
【全国高校生異分野融合型研究プログラム】
- 主催:NPO法人IHRP
- 開催期間:2022年2月下旬〜2023年2月下旬
- 場所:オンラインおよび提携先の研究室、キャンプ地は東京近辺を予定
- 対象: 日本国内在住の高校生、高専生、またはそれに相当する人(2021年12月時点で中学3年〜高校2年生、高専3年生に相当する人)
- 募集人数:15〜20名程度
- 参加:無料(研究費約10万円の支援あり)
- 締切:エントリー/2022年1月23日(日)、課題提出/1月25日