SFC未来構想キャンプ | 2025年のスケジュールや定員について
「慶応義塾大学総合政策学部・環境情報学部」(神奈川県・藤沢市)は、8月に湘南藤沢キャンパス、京都府、鳥取県の3会場で開催する「SFC未来構想キャンプ2025」に参加する高校1、2年生を、2025年5月29日~6月12日にかけて募集する予定です。

この「未来構想キャンプ」は、SFCが標榜するさまざまな問題へワークショップに参加しながらアプローチし、多様な知識や知恵をぶつけ合い、未来につながる「実行力」について体験的に考えるための場となっています。
3会場での日程
昨年同様、湘南藤沢キャンパスと鳥取県の会場に加えて、2025年度は新たに京都市を含めたトータル3会場での開催。
湘南藤沢キャンパスでは、1泊2日のワークショップと、コンテンツの異なる3つの日帰りワークショップが開かれ、京都会場と鳥取会場では宿泊ワークショップのみが実施されます。
- 湘南藤沢キャンパス…1泊2日/8月4日(月)~5日(火)、1Day/8月5日(火)9時~17時30分
- 京都府…1泊2日/8月4日(月)~5日(火)
- 鳥取県…2泊3日/8月3日(日)~5日(火)
の3つの会場で対面で開催します。
参加対象と定員について
対象は高校1、2年生。鳥取会場のみ、高等専門学校の学生の応募も可能です。
- 湘南藤沢キャンパス…1泊2日/20名程度、日帰りWS01/10~15名程度、日帰りWS02/20名程度、日帰りWS03/16名程度
- 京都府…20名程度
- 鳥取県…20名程度

SFC未来構想キャンプ2025
主催 | 慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部 |
日程 | 慶應大学湘南藤沢キャンパス/宿泊型8月4日(月)~8月5日(火)、1Day/8月5日(火)9時~17時30分、京都府/8月4日(月)~5日(火)、鳥取県/8月3日(日)~5日(火) |
会場 | SFCキャンパス、京都/慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス、京都/京都市役所本庁舎ほか、鳥取/米子市ほか |
対象 | 高校1年生、2年生(鳥取会場のみ高専生可) |
定員 | SFC宿泊型/20名程度、1Day/50名程度、京都府/20名、鳥取県/20名 |
参加費 | SFC宿泊型/約7000円、1Day/3000円、京都府/約1万7000円、鳥取県/約2万円 ※宿泊型は、宿泊費、食費、旅行保険料を含む(現地までの交通費は含まれません) |
応募締切(予定) | 6月12日(木)正午 |
SFC未来構想キャンプ | 6つのワークショップを開催
今回開催されるワークショップは、全部で6種類。全て扱うテーマが異なっており、自分の興味に合わせて応募が可能です。
ただし、応募できるのはひとつのワークショップのみで、それぞれのワークショップで出されている選考課題(5/29以降公開)によって選抜された人のみが参加できます。
それでは、各プログラムの概要を見ていきましょう。
慶應大学SFCでのワークショプ
まずは、慶應大学湘南藤沢キャンパスで行われるプログラムから。
遠方からの参加も歓迎しており、有料ですがSFC側で前泊施設も用意するようです。
宿泊型8月4日(月)~5日(火)
WS04:工作ワークショップ~みつける、みたてる、つくる、そして風景をつくる~
いつも安くて便利な既製品を買ってくる生活に慣れてしまい、ものや空間の豊かな可能性を忘れていませんか?
このワークショップでは、キャンパスを歩き回っていろいろなものを拾い集め、それらを用いて屋外で使う椅子やテーブルなどの家具を工作し、SFCに新しい風景を生み出せるよう挑戦します。
キャンパス(βヴィレッジ)での宿泊を伴う2日間のワークショップです。
日帰り/8月5日(火)
WS01:高校生の為の起業・経営ワークショップ~スタートアップで未来を構想する~
営利·非営利を問わず起業して活動している高校生や、未来志向で前のめりな高校生向けにデザインされたワークショップ。
SFC経営分野の教員や、SFC現役起業家である学生を招き、事業創造や未来構想、食領域のケース討議も含めて幅広くメンタリングやディスカッションを重ねられる機会が充実しています。
WS02:多言語教育ワークショップ~多言語で俳句を詠む~
世界で最も短い詩とされ、その人気もグローバルな広がりを見せている俳句を多言語で詠み、複数の言語間の越境によって新たな文学的可能性を見出すワークショップ。
言葉とアイデンティティ、異文化コミュニケーション、言葉の翻訳可能・不可能性といったテーマについて積極的且つ柔軟に考えを深めます。
WS03:戦略的意思決定ワークショップ~冷戦下の世界を舞台に戦略を描く~
主に外交・安全保障や戦略に関心のある高校生を対象として、基礎的な知識を学びながら、東西冷戦時代における国家間競争を題材とする戦略ボードゲーム『トワイライト・ストラグル』を使用し、国家レベルの意思決定を疑似体験できるワークショップ。
戦略的思考や状況判断の難しさを体感しながら、SFCで展開されている地域・戦略・技術分野における、実践的かつ学際的な学びの一端に触れる機会が得られます。
未来構想キャンプin京都
場づくり・まちづくりワークショップ in京都~公共施設・公共空間のひらき方~(協力:京都市)
多様な人びとが暮らし行き交う「京都の真ん中」に集い、グループでのフィールドワークとディスカッションを通じて、公共施設・公共空間の新しい可能性を考える1泊2日のワークショップ。
京都らしさ、魅力溢れるまちの個性を理解しながら、自由かつ大胆な発想で、世代や立場を問わず多くの人にひらかれる時空間の創造を目指します。

未来構想キャンプin米子(鳥取)
Augmented Town ワークショップ~XRとロボティクスで人、暮らし、地域医療の未来をひらく~(共催:鳥取県、WebDINO Japan、協力:米子市)
XR やロボティクスといった最新技術を駆使した新しい街のプラットフォームを、鳥取県内の特定地域をモデルケースに構築する2泊3日のワークショップ。
2025年度のテーマは、「人、暮らし、そして地域医療の未来」、キーワードは「拡張(augmentation)」です。
対象地域の暮らしや医療現場が抱える問題をリサーチし、従来の良さを残しながら「いま」にふさわしいさまざまな技術を導入することで、地域と住民にとって新たな価値と存在感を拡張させる仕掛けをデザインします。
SFC未来構想キャンプ | 参加には課題の提出が必須
それぞれワークショップに応募するには、求められる形式での課題提出が必須です。
5月29日(木)に応募課題が公開されますが、提出期限まで2週間程度しかないためいち早く内容をチェックして課題に取り掛かりましょう。
例年、各WSで扱うテーマに直結する課題が出題されており、応募者が普段から対象テーマに強い興味関心や課題意識を抱いているかどうかが問われそうです。
公式ページからは、WS別の応募フォームに進むことができます。
提出方法
課題公開と併せて応募要領も掲載されるため、その指示内容を守って提出しましょう。
選考方法について
応募は先着順ではなく、課題による選考によって受講者が決まります。