【国公立大学2021】総合型（旧AO）＋学校推薦型入試が増加、総合型は前年より28.7％の募集増

2021-02-122023-03-09

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総合型＋学校推薦型は3年連続全体の2割を超える

「文部科学省」は、「2021年度（令和3年度）国公立大学入学者選抜の概要」を、2021年1月29日（金）に公表しました。

これは、国公立大学の入学者選抜について、毎年度各大学が7月末までに公表した入学者選抜要項等をもとに概要を取りまとめた調査結果で、母数となるのは下記の2021年度入学者選抜実施大学・学部数。

国公立全体…174大学/607学部（2020年度は173大学/604学部）
国立…82大学400学部（2020年度は82大学401学部）
公立…92大学207学部（2020年度は91大学203学部）

今回の調査では、「総合型（旧AO入試）＋学校推薦型」の募集人員は、国公立大合計で 21.6パーセントと3年連続で20パーセントを超え、過去最高となっています。

なお、総合型・学校推薦型という名称は、2021年度より旧AO入試・推薦入試から変更されたもので、下記のように定義されています。

総合型（旧AO入試）…詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法
学校推薦型選抜（旧推薦入試）…出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料として評価・判定する入試方法

2021年度に総合型・推薦型を導入した大学まとめ

さらに、国立大・公立大ともに共通しているのは、総合型選抜の募集人員の増加で、前年より+28.7パーセントの募集人員増となりました。

＜総合型選抜実施大学・学部数＞

国公立全体…99大学（全体の56.9%）324学部（53.4%）　←2020年度は95大学（54.9%）285学部（47.2%）
国立…63大学（76.8%）250学部（62.5%）　←2020年度は59大学（72.0%）222学部（55.4%）
公立…36大学（39.1%）74学部（35.7%）　←2020年度は36大学（39.6%）63学部（31.0%）

＜学校推薦型選抜実施大学・学部数＞

国公立全体…167大学（96.0%）478学部（78.7%）　←2020年度は165大学（95.4%）480学部（79.5%）
国立…76大学（92.7%）　279学部（69.8%）　←2020年度は76大学（92.7%）　287学部（71.6%）
公立…91大学（98.9%）　199学部（96.1%） ←2020年度は89大学（97.8%）　193学部（95.1%）

上記以外にも、共通テストを課す動きも目立っており、国公立大の総合型・推薦型の両方で増加。

国立の推薦型では、共通テストを課す学部数が免除する学部数を初めて超え、「共通テスト免除の推薦型」「後期日程」の実施学部が、「総合型」「共通テストを課す推薦型」に移行する流れがあります。また、国立では一般選抜の割合が下がっており、一般選抜の前期日程の募集人員の割合が高まっています。公立も、前期日程・中期日程の割合が高まり、後期日程の割合は低くなっています。

下記のリストで、2021年度から総合型・推薦型を導入した大学・学部をまとめました。

＜総合型選抜（旧AO入試）＞

国立