森垣穂香さん(兵庫県、高校3年生)「社会問題と教育」を軸に、未来のためにティーンには何ができるのかを考え、活動を行っている
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高校生が地元の魅力を発掘する「高校生百貨店」
私は、この夏「高校生百貨店 大阪祭 -天下の台所-」というプログラムに参加しました。
関西の高校生がバイヤーとなり、地元の魅力溢れる商品をリサーチし、さらに、生産者に取材を行い、その「想い」や「背景」を届ける販売会を、2022年8月11日(木)〜15日(月)に「近鉄百貨店あべのハルカス本店」(大阪市)で、8月23日(火)〜24日(水)は「天神橋筋商店街」(大阪市)にて行いました。
販売会では、2025年の「大阪万博」を見据えて、大阪の魅力を世界中の人へ届けることを目標に、高校生ならではのアイデアと接客で、地域と商品の魅力を伝えました。
参加しやすさも魅力のプログラム
この高校生百貨店は、私自身、これまで社会活動や課外活動を行ってきたこともあり、東北で高校生が地元の魅力を伝えている「高校生百貨店」というプログラムがあることを知っていました。
プログラム募集の告知は、2022年4月10日〜30日にSNSなどを通して呼びかけがあり、募集期間中にzoomにてオリエンテーションも開催されました。
オリエンテーションでは、具体的な活動内容などを知ることができ、一緒に活動を行う大人や大学生とも話すことができたので、「高校生百貨店」全体のイメージを掴み、実際に活動期間が始まるときもスムーズに参加することができました。
大阪の魅力的な商品をまずはリサーチ
5月から7月は、隔週であべのハルカスにて集まり、販売会の準備をはじめました。
大阪にある魅力的な商品をリサーチし、その後、生産者さんのもとへ足を運びインタビューを行うことで、生産者の「想い」や「背景」を知ったうえで、商品の魅力を伝えることを大切にしながら活動をしました。
みんなで意見を出し合い、販売会では夏らしく浴衣を着て行うなど、高校生が主体的に動いていました。販売会では、教えてもらった接客のコツを活かし、幅広い層のお客様に寄り添いながら、生産者の「想い」を届けることを大切に販売を行いました。
また、販売の仕方を近鉄百貨店の販売員から実際に習い、生産者からのヒヤリングを通して百貨店の「コンセプト」や「空間づくり」を行うことで、アントレプレナーシップを学び、社会で生きる知識を得ることができました。
知識や思いだけでは買ってもらえない!
高校生百貨店で学んだことは、一番は販売することの大変さです。また、改めて百貨店店員の素晴らしさを学びました。
バイヤーとして、商品の魅力はよく理解していて、ぜひ買ってもらいたいという思いは強くあるのですが、実際にお客様にそれを買ってもらうのは、知識や想いだけでは不可能でした。
実際に購入してもらうには、お客様と会話のキャッチボールを繰り返しながら、お客様を理解することが大切だったように感じます。
お客様が何が欲しいのか、高校生百貨店に寄ってくれた理由は何なのか、値段はどれくらいを想定されているのかなどを考えながら、接客を行うのはとても難しかったですが、いい勉強になりました。
地元の人たちとつながることで、たくさんの学びがありました
高校生百貨店では、大阪の魅力的な商品をたくさん知ることができ、取材などに伺う際にその土地の歴史なども学ぶことができました。
これからはその経験を活かして、関西に観光で来た人に隠れた大阪の名品を紹介していきたいと考えています。
また、生産者のからは強い大阪愛の話を伺い、大阪の魅力についてもっと知りたいと思ったので、まずは私が大阪の観光を楽しんでSNSなどで発信できたらな、と考えています。
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