グローバルエデュでは、海外ボーディングスクールへの編入サポートを行っています。
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海外ボーディングに編入するのに最適なタイミングが知りたい!
こちらの記事で、おすすめの時期(小5と中3)とその理由を説明していますので一読ください
エプソムカレッジ・マレーシア | 英国伝統校のマレーシアキャンパス
「エプソム・カレッジ・イン・マレーシア Epsom College in Malaysia」(ECiM)は、約160年の歴史を有する英国校のマレーシア分校として3才~19才を対象に英国式教育を提供する共学ボーディングスクールです。
創設者のトニー・フェルナンデス氏は、エプソムの教育哲学をアジア圏の生徒と共有するビジョンを掲げ、2014年にクアラルンプール国際空港に近い約20万平方メートルのエリアに正式分校となるエプソムカレッジ・イン・マレーシアを開校しました。
その広大な敷地内には、ハイテク機能が備わった学習施設や寄宿舎、さまざまな種目をローテーションで取り組める充実したスポーツ施設などが揃い、通常のボーディングスクールでは味わえないスケール感のキャンパスが整備されています。
英国人を主体とする教職員には、教育への情熱に溢れた献身的な人材が揃い、3才~19才の通学生または寄宿生(原則7年生以上)が探究心とチャレンジ精神を高めながら他者への共感を大切にできるコミュニティを形成しています。
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Epsom College in Malaysia – ECiM
校長 | Matthew Brown |
開校年 | 2014年 |
所在地 | Persiaran Kolej, 71760 Bandar Enstek Negeri Sembilan Darul Khusus Malaysia |
対象 | 3才~19才(寄宿生は5年生~可能) |
生徒総数 | 約350名 |
費用(2023-2024) | 授業料 年間RM83,805~RM103,440、寮費 年間RM55,440、入学金 RM20,000+入学申請料 RM1,000、デポジットRM25,000~RM30,000、ビザ申請費用 RM2,500+ビザ更新費用 RM1,000 |
申込期限 | 随時受付 |
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エプソムカレッジ・マレーシア | 初等教育から高校卒業までの学びの進め方
エプソム・カレッジの教育システムは、3才~11才(6年生)が通うプレップ・スクール(初等教育部)と7年生~13年生が該当するシニア・スクール(中等教育部)に大きくわかれています。
年齢における学習ステップ
エプソムでのカリキュラムは、下記のような英国式カリキュラムでのステップを踏んでいきます。
- Early Years…3才~4才
- キーステージ1…1~2年生
- キーステージ2…3~6年生
- シニア・スクール(中等教育部)
シニア・スクールに進むと、誰もが通学生と寄宿生を選択できますが、全体としてはハウスに入寮する生徒が多数を占めるようです。
プレップ・スクールは基本的に通学スタイルですが、5年生と6年生のみ相談後にボーディング生として受け入れてもらえる可能性があります
シニア・スクールには、プレップ・スクールからの内部進学のほか、マレーシアや他のアジア圏の学校から編入するケースも少なくありません。
故郷と離れた地で初めてボーディング生となる多くの生徒たちが、円滑にコミュニティに溶け込めるよう学校全体で最大限のサポートを提供します。
エプソムカレッジ・マレーシア | プレップ・スクール(初等教育)
プレップスクールでは、下記の英国式カリキュラムでのステップで学んでいきます。
- Early Years…3才~4才
- キーステージ1…1~2年生
- キーステージ2…3~6年生
カリキュラムについて
英国のナショナルプログラムに沿って、以下のような幅広い科目を学習。シニア・スクールにステップアップするための包括的な基礎力を養成します。
- 数学
- 科学
- テクノロジー
- コンピューティング
- アート&デザイン
- 体育
- 音楽
- 中国語(ヨーロッパ言語を履修するオプションもあり)
英語サポートプログラム「EAL」
英語が公用語ではない地域出身の生徒に対しては、少人数制のEAL(English as an Additional Language)プログラムを提供して、正規授業に順応可能な英語力を集中的に養います。
エプソムカレッジ・マレーシア | シニアスクール(中等教育)
シニアスクールでは、英国式カリキュラムキーステージ3〜シックスフォームまでのステップを用意しています。
キーステージ3(7~9年生)
10年生からスタートする、英国式カリキュラムIGCSEのための学習過程に備え、安定した基礎力を形成するとともに生徒ひとり一人の興味関心や強みを引き出していくステップです。
9年生の1月にはオリエンテーションが開かれ、生徒たちは十分な関連情報を収集してIGCSE科目を適切に選択できます。
キーステージ4(10~11年生)
10年生からは10~12科目のIGCSE科目を履修。6科目は必修とされますが、残りの科目はそれぞれの生徒の適性やビジョンに合わせて選択履修します。
IGCSE必修科目
- 英語(第1言語または第2言語として)
- 数学
- 生物学
- 化学
- 物理(各生徒の事情に合わせて、サイエンスを1~2科目履修にアレンジする可能性もあります。)
- マレー語(マレーシア人生徒に限り必須)
IGCSEオプション科目
- アート
- コンピュータサイエンス
- デザイン & テクノロジー
- 地理
- 歴史
- 音楽
- 体育
- 演劇
- ビジネススタディ
- 中国語(ネイティブまたは非ネイティブ)
シックス・フォーム(12~13年生)
ECiMのシックス・フォームでは、志望大学進学に向けて英国式カリキュラムAレベルの3科目を選択履修。
Aレベル科目には拡張プログラムであるEPQが組み込まれ、生徒は特に関心のあるトピックを主体的に研究し、最終的には論文や作品を完成させます。
また、生徒ひとり一人に割り当てられる専任チューターが、目標達成に向けた学習状況や成績を継続的に観察し、個人面談などを通じて親身なサポートを提供しています。
履修可能Aレベル科目
- アート&デザイン
- 生物
- 化学
- 物理
- 数学&数学(上級)
- コンピュータサイエンス
- ビジネス
- 地理
- 歴史
- 政治
- 経済学
- 心理学
- デザインテクノロジー
- ドラマ
- 音楽
- 体育
- 英文学
- フランス語
- スペイン語
- 中国語
シックス・フォームは、12年生の9月か1月に生徒の受け入れ時期を設定。
なかでも、1月スタートの生徒は、対応科目が限定された18ヵ月プログラムに従って、大学入学に必要な知識やスキルの開発を目指します。
ただし、この18ヵ月プログラムに参加するには、IGCSEまたはSPM(マレーシアの公的試験)において所定の成績要件を満たす必要があります。
エプソムカレッジ・マレーシア | 学校生活について
エプソム・カレッジ・イン・マレーシアは、イギリスの教育モデルに従い、9月入学の3学期制を採用。
アカデミックイヤー(学期構成)
3学期は6月末に終了し、7月~8月末にかけて2ヵ月間の長期夏季休暇も設定されています。
通学生向けのバスサービス
通学生は、9ヵ所の周辺エリアと学校を結ぶ無料送迎バスサービスを利用可能です。
ハウス(寄宿舎)
親しみを込めて「ハウス」と呼ばれる寄宿舎では、生徒のスケジュール管理やトラブル時の対応まで監督責任者を中心にハウススタッフ一同が連携してサポート。
学校活動時は、幅広い年齢の通学生も各ハウスに所属し、ハウス対抗イベント等を交えて年齢差を超えた絆と思いやりの精神を相互形成していきます。
また、教職員の9割以上が家族とともに敷地内に居住することで、第2の家族に囲まれて過ごすようなエプソム特有のキャンパス空間が創出されています。
キャンパスでの食事
生徒・教職員が共用する校内ダイニングでは、肉料理や魚料理、ベジタリアンのニーズも満たしたメニューに加え、新鮮なサラダバーやフレッシュフルーツなどを幅広く提供(ビュッフェ形式)。
寄宿生には朝・昼・夕の3食とともに、軽食(スナック)も1日3回分用意されています。
シニア・スクールの学校生活
シニア・スクールは週6日登校、プレップ・スクールは平日登校に加えて土曜はオプションで各種アクティビティに参加できるスケジュールが組まれています。送迎スクールバスは、日曜以外は連日利用可能です。
通学生・寄宿制ともに8時10分に各ハウスに集まり、友人やチューターを交えて対話する時間が設けられています。
平日は、昼食まで5コマ授業が続き、午後に2コマ授業を受けたあとはスポーツ、音楽、演劇などのアクティビティに取り組みます。
通学生は、17時30分を目途に下校。寄宿生は夕食後の時間を利用して、翌日の授業のために準備を進めるか、楽しく有意義なイベントに参加する機会も多くなります。
土曜日は、8時50分に全員集合し、午前は授業3コマ、午後はスポーツなどのアクティビティに時間が割かれます。
日曜日はキャンパス内に留まって過ごす寄宿生も多く、平日と変わらずハウススタッフが親身なケアやサポートを提供できる体制を保っています。
また、週末は担当スタッフが小旅行や課外活動をアレンジする場合もあり、事前許可があればよりフレキシブルに行動することも可能です。
エプソムカレッジ・マレーシア | 生徒の特徴と成績
生徒の国籍構成
Epsom College in Malaysiaの生徒数約350名は、23の国籍から構成され、その中で日本人は約20名を占めています。
地元マレーシアの生徒と外国人留学生の比率は、ほぼ1:1と均衡がとれた状態です。
IGCSEの成績
2022年のIGCSE資格試験の結果として
- A*評価の比率が47%
- A/A*評価を7科目以上で取得した生徒の割合は55%
A-Levelの成績
2022年のA-Level資格試験の結果として
- AまたはA*評価の割合が63%
- A*評価の割合が36%
- 3科目以上でA*評価を取得した生徒の割合が21%
以上が、準備期間がコロナ禍と重複した学年が達成した試験結果です。
進路について
また、上記のようなAレベル試験の成果を残した生徒たちは、ケンブリッジ大学、University College London(UCL)、インペリアル・カレッジ・ロンドン、香港大学など世界のトップ大学(とくにイギリス圏)からオファーを得ることに成功しています。
エプソムカレッジ・マレーシア | 部活などのアクティビティ
エプソム・カレッジの課外活動(co-curricular programme)では、恵まれた設備環境を活かした多彩なスポーツやアクティビティを通じて、チームワークや決断力、タイムマネジメントの大切さなどを実践的に学習。
スポーツの選択肢は、ゴルフやテニス、水泳といったメジャー種目から、スカッシュやネットボールなど英国らしい種目まで揃い、ローテーション形式で日程が組まれています。
スポーツ分野以外にも、音楽、演劇、STEM、ビジネス・起業、ディベート、模擬国連など教室外で自分を表現して成長できるチャンスが満載です。
エプソムカレッジ・マレーシア | 学費や奨学金について
ボーディング生や通学生に適用されるプログラム費用(2023~2024年度)は以下のとおりです。
また、5年生と6年生がボーディングプログラムを希望する際は、学校側と個別相談する必要があります。
(1リンギット=31円)
学年 | 年間授業料 | 年間寮費 (ボーディング生のみ) | 返金可能な預入金 (1学期分の授業料相当) |
EYFS | ※2021-2022年度 RM51,905 (¥1,578,055) | RM17,302 (¥536,362) | |
1年生 | ※2021-2022年度 RM62,875 (¥1,949,125) | RM20,958 (¥649,698) | |
2年生 | ※2021-2022年度 RM70,860 (¥2,196,660) | RM23,620 (¥732,220) | |
3年生 | RM83,805 (¥2,597,955) | RM25,000 (¥775,000) | |
4年生 | |||
5年生 | |||
6年生 | |||
7年生 | RM95,850 (¥2,971,350) | RM55,440 (¥1,718,640) | RM25,000 (¥775,000) |
8年生 | |||
9年生 | |||
10年生 | RM101,230 (¥3,138,130) | RM30,000 (¥930,000) | |
11年生 | |||
12年生 | RM103,440 (¥3,206,640) | RM30,000 (¥930,000) | |
13年生 |
上記リストの料金には、1日当たり食事3回+軽食3回の費用(通学生は昼食+軽食2回)、教科書代(貸与)、スクールバスサービス(通学生)、ランドリーサービス(寄宿生)、週末のアクティビティ(寄宿生)、課外活動(CCA)費などが含まれます。
ただし、英語スキル補習のためEALを受講する場合は、学期ごとに追加費用(RM3,000)がかかります。
返金可能な預入金とは、基本的に入学時に1度支出するだけですが、学年が上がるにつれて差額が生じた際には追加徴収されるしくみです。
他に発生するコストとしては、入学申請料RM1,000、入学金RM20,000、学生ビザ申請費用RM2,500、ビザ更新費用RM1,000などがあります。
スカラシップ・学費支援制度
ECiMでは、複数のスカラシップや学費支援制度も用意されています(具体的基準は示されていませんが、家庭の経済状況を考慮した支援スキームもあるようです)。
公開されている奨学金制度としては、Performing Arts ScholarshipやTune Libra Scholarshipなどがあります。
Performing Arts Scholarshipは、優れた楽器演奏スキルを備え、他の生徒の模範となるような人物に適用される奨学金です。
Tune Libra Scholarshipは、AレベルまたはIGCSEカリキュラムを履修する生徒を支援する制度で、以下のように全額支給と一部支給の2パターンから選んで申請できます(通年受付)。
Seed Scholarship(全額支給)
適用対象:9月より2年制のA-Levelプログラムに在籍する生徒
Branch Scholars(一部支給)
適用対象:9月より2年制のA-LevelまたはIGCSEプログラムに在籍する生徒
エプソムカレッジ・マレーシア | 入学に必要な学力や英語力
ECiM入学に必要な公的スコアや英語力基準は明示されておらず、学校が実施する入学試験と面接によって入学の可否は決まります。
- 2年生以下…教員から課される年齢別タスクと面接
- 3年生~6年生…英語、言語的知能テスト、簡易数学テスト、面接
- 7年生~12年生…英語、数学、非言語的知能テスト、面接
英語力が不十分とみなされた新入生は、基準レベルに達するまで正規授業と併せてEALを継続受講するよう求められます。
そのため、入学審査時の英語力不足は、他の評価ポイント次第でカバーできる可能性もあるでしょう。
エプソムカレッジ・マレーシア | 出願のタイミングや注意点など
ECiMの学年度の始まりは9月ですが、学期(9月・1月・4月)ごとに新入生を受け入れているため、年間を通じて出願することが可能です。
ECiMでは、年に数回校内を見学できる開校日を設けていますが、個人的にキャンパスツアーを依頼することもできます。
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