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The Junior Academy 2025-26 | 世界の13~17才と課題解決に取り組む10週間の無料STEMプログラム 7/2〆

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Contents

The Junior Academy | 世界中の優秀な中高生が集う

「The Junior Academy」は、世界中の優秀な中高生、STEM専門家や産業界のリーダーより構成されるオンライン主体のコミュニティです。

フレキシブルなオンラインプラットフォームにより、地理的要因やタイムゾーンに関わらず、高度なSTEMリソースへのアクセス、個々の発想やデザインを共有したプロジェクト活動を提供しています。

The Junior Academyでは、13才~17才を対象とする10週間のSTEMセッションを毎年秋と春に行ない、2025年7月1日23時59分(EDT)までは、2025年秋セメスターの参加者を募集しています(日本時間では2025年7月2日(水)12時59分まで)。

エデュオくん

2026年の春セメスターについては、11月~翌年1月に応募期間が設けられる予定です。

The New York Academy of Sciencesが主催

このアカデミーを運営する「The New York Academy of Sciences」は、博学者Samuel L. Mitchillが1817年に初会合を開いた「自然史ライシアム(Lyceum)」がルーツにあり、200年を超える活動の歴史をつないできた由緒ある非営利組織。

メンバーシップを拡大する長い過程では、米国大統領トーマス・ジェファーソンや発明家トーマス・エジソンらも会員に名を連ね、今日では世界100ヵ国以上、会員2万名を超えるグローバルコミュニティが形成されています。

多様なメンバーが世界規模の課題に挑戦

多様なメンバーのアイデアや科学・テクノロジーの専門的知見を結集し、近年のAIの進歩や気候変動が絡む諸問題をはじめとした世界規模の課題に挑み続けています。

The Junior Academy 2025-26(Virtual Program)

主催The New York Academy of Sciences
日程2025秋セッション/2025年9月~11月 2026春セッション/2026年1月~4月
場所オンライン(Launchpadプラットフォーム)
対象13才~17才(秋セッションに参加する場合は、2025年9月1日時点で13才以上かつ2026年4月30日時点で18才未満)
参加無料
応募期限2025年秋セメスター登録:2025年7月2日(水)12時59分(日本時間)

The Junior Academy | 10週間のセッションを年2回開催

The Junior Academyでは、毎年13才~17才を対象とするメンバーを全世界より募集。

選出された生徒は、アカデミー独自のオンラインプラットフォーム「Launchpad」を通じて、多国籍の学生やSTEM専門家らと共同で、国連の持続可能な開発目標にフォーカスしたプロジェクトベースの課題解決に取り組みます。

春と秋に実施されるセッション

このオンラインプログラムは、秋セッションを9月~11月にかけて、春セッションを1月~4月にかけての年2回ペースで実施(いずれも10週間)。

プログラムの流れ

プロジェクト開始に先立ち、リソースライブラリが共有され、参加者はどのイノベーションチャレンジに参加するかリサーチできるようになります。

その後、新たなプロジェクトを立ち上げるか、既存プロジェクトに参加するかいずれかの希望に応じて、2~6名の国際チームを結成。

アカデミーに属するSTEMプロフェッショナルのサポートを得ながら、産業界をリードする企業に関わるプロジェクト(Innovation Challenges)に約10週間チーム単位で取り組みます(1週間あたり3~4時間のチーム活動)。

プロジェクト進行中の各ステップにも締切日が設けられており、秋セメスターの場合は11月末に最終の解決策プレゼンを提出。

エデュオくん

秋または春セメスターで、提出期限に沿ってチャレンジをやり遂げた参加者には、全員に修了証とThe New York Academy of Sciencesのヤング・メンバーシップ資格が与えられます

過去のチャレンジもチェック

参加メンバーは、過去には以下のようなイノベーションチャレンジに取り組みました。

  • Ethical AI(Fall 2024)…AIの利点を最大化し、そのデメリットやリスクを最小化するため、AIを取り巻く倫理的問題等に対処するシステム構築や新技術の導入は可能か
  • Wearables(Spring 2024)…防災および生活習慣病などの非感染性疾患に関する問題に対処するためのウェアラブルデバイスの活用法、あるいはどのようなウェアラブルデバイスを開発すべきか
  • Cybersecurity(Spring 2023)…コンピュータやネットワークの脆弱性に対処し、個人や企業、さらには政府全体をサイバー犯罪から守るために、効果的なサイバーセキュリティの解決策を発案できるか
  • Internet of Things (IoT) Smart Homes(Spring 2022)…持続可能なエネルギーを活用し、住人の健康に寄与する適切なフィードバック機能も備えたスマートホームを設計できるか

優秀なチームを評価

解決策プレゼンがとくに高く評価されたチームは、賞品授与に加え「Virtual Student Symposium」(オンライン)にてプレゼン発表する機会もあります。

このように、学界や産業界で活躍するメンターや意欲ある同世代と関わり合うなかで、参加者はリーダーシップやコラボレーション力の向上とともに、STEMおよび調査研究の経験値を高められるでしょう。

メンバーの国籍比率

学生メンバーは世界各地に分布していますが、国籍比率は運営団体が結成されたアメリカがもっとも多く約850名、続いてインドとエジプト出身のメンバーが目立ち、日本からは現状24名がアカデミーメンバーに所属しています。

The Junior Academy | 応募資格や応募方法について

応募資格

秋セメスター2025の応募資格者は13才~17才(2025年9月1日時点で13才以上、かつ2026年4日30日時点で18才未満であること)。

ほかにも、プロジェクト活動にすべて英語で参加できる十分な英語力、STEM分野に強い興味関心があること、グローバルチームにおける協調精神などが求められます。

英語力の習熟度も、複数のショートエッセイなどを通じて選考時に評価されるようです。

すでにLaunchpadベースのメンバーに参加済みであれば、再申請する必要はありません。

応募方法

参加希望者は、SurveyMonkeyApplyアカウントを作成してから英語の応募フォームを記入(アカウント保有者は直接ログイン)。

応募者のバックグラウンド情報を記入するほか、親または保護者によるサイン付き同意書の提出も必須です。

エッセイについて

応募プロセスでは、いくつかの質問に対して500語以内でエッセイを記述するよう求められます。

要点がまとまっていれば、むりに500語近く埋める必要はなく、とくに以下のような点を明確に記述することが推奨されています。

  • 応募者のユニークな点は何か、学校生活や課外活動でその特徴を発揮したことはあるか
  • 過去に困難な状況に直面したとき、具体的にどのように克服しようとトライしたか
  • チームプレーヤーとしての適性やスキルを示すこと
  • 学校生活やプライベートとどのように両立できるか
エデュオくん

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選考結果の通知について

毎年、数千名規模の応募が世界中から寄せられており、秋セメスターの選考結果は8月末までに本人宛に通知されます。

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