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海外大学を目指す高校生を応援
今回紹介するサマーキャンプは、ハーバード大学1年生の楠正宏さんが代表を務める「留学フェローシップ」(神戸市)が主催するもの。
「留学フェローシップ」は、世界で活躍したいと考える高校生を応援するために、2014年に現役留学生と高校教員が結成したNPO法人です。
楠さん自身も、高校時代に海外大学留学生から海外大学の入試制度についてアドバイスを受けたことが、ハーバード大学へのトビラを開く強力な後押しになったそう。
これから海外大学進学を目指す高校生にも、同じ志を持つ仲間を見つけて切磋琢磨しながら将来を切り開いてほしい、と願っています。
魅力的なエッセイを書いてみよう
NPO法人「留学フェローシップ」は、2014年8月6日(水)〜10日(日)にかけて、高校生を対象とした「サマーキャンプ」を京都で開催します。
このサマーキャンプでは、海外大学留学生(日本人大学生)によるマンツーマンのカウンセリングを中心に、自己分析・自己発見のきっかけ、批判的思考力を特訓する場を提供。
また、海外受験の願書に必須となる、出願者の哲学を述べる「Personal Essay」を書くことを通して、自身の魅力を表現する能力を育むことを目標としています。
対象となるのは、海外進学を目指す高校2、3年生50名。大学生最大25名と教員数名が高校生をサポートする予定。
応募資格は、下記のとおり。
- 14年5月の時点で日本・海外の高等学校、高等専門学校、インターナショナルスクールに在籍していること
- 在籍校を15年、16年に卒業する見込みである
- 期間中の活動はもちろん、事前活動・事後活動に責任を持って取り組めること
- 出願書類作成に必要な最低限の英語力を備えていること(明確な点数基準はなし)
留学に関する知識量は問われません。また、使用言語は英語と日本語となりますが、英語で学ぶ留学を目指す人を応援するプログラムなので、英語力は最低限で問題ないとのこと。
プログラムは、下記のような内容となります。
- ワークショップ…ワークシートや大学生との対話などを通じて自己分析を行い、自身の強みや魅力を表現するための練習に取り組みます
- Personal Essay指導…海外大学入試において合否の鍵を握ると言われるエッセイ。参加者が書いたエッセイを担当の大学生と議論し確認することで、出願に向けての最初のエッセイを完成させます
- フリーインタラクション…同じく海外を目指す仲間や実際に海外で生活している大学生と交流。この場での会話や議論から生まれるアイデアがその後の課外活動やエッセイにいい影響を及ぼし、モチベーションもよりアップするはず
- ゲストスピーカー講演…世界の第一線で活躍している人たちと、グローバルに通用する人材の重要性やこれから世界で活躍するために必要とされる能力について考え、夢を持つきっかけを提供します
プログラムは自己分析やでエッセイ執筆が中心となりますが、大学生にSATやTOEFLについて相談することは可能。

「留学フェローシップ」のサマーキャンプページに掲載されているスケジュール。
選考基準は、下記のとおり。
- 自身の経験と価値観に基づいた動機で海外大学進学を強く志望していること
- 自分の関心のある事柄について向上心を持って主体的に取り組んでいること
- よりよい社会を創るために、自分の周りに目を向け、何が必要で自分がどのように貢献できるか考え行動していること
- 自分の個性を見つけることができること、そしてそれを表現するポテンシャルがあること
応募方法は、留学フェローシップの「サマーキャンプ」のページ上から氏名や進学希望大学などを登録したうえ、必要書類をダウンロードし必要事項を記載して、メールで応募。
締切は、6月29日(日)。合格者発表は、7月14日(日)にメールにて通知があるそうです。
一歩先を行く先輩たちの実体験から得られたアドバイスは、海外大学を目指す高校生たちが一歩を踏み出す大きな勇気となりそうです。
【サマーキャンプ2014】
- 主催:NPO法人留学フェローシップ
- 日程:2014年8月6日(水)〜10日(日)
- 対象:高校2、3年生
- 募集人数:50名
- 場所:立命館大学衣笠キャンパス「西園寺記念館」(京都市北区衣笠氷室町9)
- 参加費:1万5000円(宿泊費、食費。一部食費や現地までの交通費は個人負担)
- 応募締切:6月29日(日)