お台場に続く、東京都・新英語村がオープン
「東京都教育委員会」は、2022年度中に東京・多摩地区に英語村の開業を予定していますが、その施設を整備・運営する事業者を、2021年6月3日(木)まで募集しています。
運営期間は5年以上10年以下、事業者に選ばれると、開業までに要した施設改修経費を2億6100万円を上限に、事業施設賃料は100パーセント補助されます。
今後の予定は、下記のようになっています。
- 5月17日および18日…募集要項等説明及び事業施設現地見学の実施
- 5月24日〜6月3日(木)…応募希望表明書の受付
- 8月2日〜12日…提案書の受付
- 10月…事業予定者の決定
- 2022年度中に開業
東京都は、多摩地域に先駆けて、2018年にお台場に「TOKYO GLOBAL GATAWAY(TGG)」(江東区青海)という体験型英語学習施設に開設。TGGの施設やプログラムの企画・運営は、公募により選ばれた「株式会社TOKYO GLOBAL GATAWAY」が手掛けています。
立川「GREEN SPRINGS」に開設決定
多摩地域の英語村でも、実際にTGGを利用した子どもたちや教員の声を十分に評価・検討したうえでその大枠を決定。多摩エリアが選ばれたのは、アンケートから多摩地域の小中学校からの利用が極端に少ないという実態が明らかになったなのだそう。
そのため、多摩・英語村は、小学生・中学生に焦点を絞ったプログラムを提供し、成人を含めた高校生以上は、引き続き青海のTGGが受け入れ先として機能する予定です。
さらに、アンケート結果から、英語村での移動時間や利用料金を気にする声が目立ったことから、施設は多摩エリアの交通・商業の要である立川駅から徒歩8分程度の商業施設「GREEN SPRINGS」を指定。学年単位での利用を想定しており、約200名が同時に学べ、利用料金はTGGと同水準もしくはより割安な設定となるよう検討されています。
多摩地区は、多くの公園や史跡のほか、キャンプやアスレチックスポットも点在する恵まれています。新英語村でも、歴史や地理を学び、英語で地元の観光資源などを発信するアクティビティを提供するなど、特色を活かしたプログラムやTGGでは実現困難な企画を進めていくと考えられます。
さらに、新英語村では一層のデジタルテクノロジー活用を推進し、TGGや協力団体と交流しながらのオンライン学習、施設内の空間演出や教材に民間事業者ならではのVR技術の活用など、最先端の英語教育施設となることが期待されています。
詳細は、「東京都教育委員会」公式サイトで確認を。
【「多摩地域英語村」運営事業者募集】
- 開業予定:2022年度中
- 所在地:東京都立川市緑町3-1「GREEN SPRINGS」E1棟及びW2棟
- 対象:小学生、中学生
- 応募希望表明書の受付期間:5月24日〜6月3日(木)
- 事業者決定:10月