トップ大とアート大が連携した人材育成事業
テクノロジー、アート・デザインなど、全方位的にこれからのビジネスを学んでみたい20〜30代の社会人のみなさん、2022年度は東工大と京大が芸術系大学と連携した、創造的な人材の育成を目指すプログラムが無料で受けられるチャンスです。
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「文部科学省」は、令和3年度「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」に東京工業大学、京都大学の事業を選定したことを、2022年10月1日に発表しました。
この事業は、社会人の創造性を育成するため、大学等において創造的な発想をビジネス等につなぐ教育プログラムの開発や拠点の形成を行い、日本の国際競争力の向上や生産性の向上に資する「組織」と「人」の変革を進めることを目的に文科省が募集し、下記の条件でプログラムを募集。
- 他大学や産業界など、高度な専門家らと連携し、プログラムを開発すること
- 機械やAIでは代替できない、創造性・感性・デザイン性・企画力などの能力を高められる体系的で高度な教育プログラムであること
- 国内外のアート系大学との連携による教育手法を活用すること
選考の結果、下記のふたつのプログラムが選ばれました。
「Technology Creatives Program(通称テックリ)」
- 事業責任大学:東京工業大学
- 提携先:多摩美術大学、一橋大学、ピー・アンド・イー・ディレクションズ、ソニーデザインコンサルティング
- 期間: 2022年9月中旬〜23年3月中旬までの6ヵ月間(案)
- 定員:20名
- 募集期間:7月〜8月の2ヵ月間(東京工業大学のウェブサイトで随時情報開示)
- 参加:無料
エンジニアとデザイナーが価値創造スキルを身に着け、先端技術を活用して社会共創の機会をつかむプログラムの開発と拠点の形成を目的としたプログラム。テクノロジー、アート・デザイン、ビジネスの全方位指導体制を通じて価値創造人材に必要な能力育成とネットワーク構築を図ります。
「HISTORY MAKERS」
- 事業責任大学:京都大学
- 提携先:京都工芸繊維大学、京都市立芸術大学、ヤマハ発動機、ソニーグループ、野村総合研究所、資生堂、IHI、京都商工会議所、京都経済同友会、京都工業会、京都信用金庫、京都市、京都府など
- 期間: 2022年9月中旬〜23年3月中旬までの7ヵ月間(案)
- 定員:20〜30名
- 募集期間:7月〜8月の2ヵ月間
- 参加:無料
歴史を作ることができるイノベーターを養成。アイデア発想や未来の空想ではなく、過去に目を向け、社会の変化を読み解き、新しい時代を表現することで、社会を動かすイノベーションを生み出すことを目指すプログラム。
新たな創造性を育む5つの科目と受講者自らが抱える課題に落とし込む2つのワークショップを提供する。アーティストやデザイナーとの対話を通して、知識の涵養とデザイン実践の両輪を徹底的に実施するカリキュラム。
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両プログラムは2022年に開講が予定されており、社会人が対象で、20〜30名の少人数の定員で原則無料で提供される予定。
美術系の大学と連携して作られたプログラムであることが大きな特長となっており、仮説から考える従来の発想法とは一線を画す「アート思考」を基軸として、新たな人材を育てることが期待されています。
文科省「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」サイト
【大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業】
- 主催:文部科学省
- 事業期間:5年間(2022年度〜)
- 予算額:初年度/最大各4800万円(計9700万円)
- 応募件数:8件
- 選定:東京工業大学/Technology Creatives Program(通称テックリ)、京都大学/HISTORY MAKERS
- 応募締切:参加意思表明は2021年5月7日まで