マレーシア教育移住

【マレーシア】インター選びの重要ポイント…どの国際評価団体の認定を受けているかチェック

さまざまな国に準じたインターがある

わが家が当時小学2年生と年中児の息子ふたりとマレーシアに教育移住したのは、2011年11月のこと。

移住するうえでもっとも悩ましかったのが、学校選び。希望していたのはインターナショナルスクールです。

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ひと口にインターナショナルスクールといっても、マレーシアには100校近くのインターがあります。

英国式のほか、アメリカ式やオーストラリア式、カナダ式の学校があり、それぞれが自国の教育方針を取り入れたカリキュラムを実施しています。

そのため、たとえば新学期はアメリカ系なら8月、英国系は1月にスタートするなど異なり、教材なども各国の教育要項に沿っているためさまざまです。

国際評価団体による認定をチェック

インターを選ぶ際に重要となるのが、どの国際評価団体に認定されているかという点。

認定を受けていることで、卒業と同時に大学進学につながる資格を得ることができます。

実際、KLには国際評価団体とは無関係の「ローカルインター」と呼ばれる学校もあり、たくさんのマレーシアの生徒が通っていますが、月謝は1000リンギット(約2万5000円)からと格安。

でも、英語ネイティブの先生が少なかったり、休み時間は英語を話していなかったり…と、ローカル色が強いのが特徴です。

インターナショナルスクールの国際評価団体はいくつかありますが、文部科学省が「日本の大学の入学資格」があると認めているのが、以下の3つの評価団体。

  • WASC…Western Association of Schools and Colleges(米国西部地域私立学校大学協会)
  • CIS…Council of International Schools(インターナショナルスクール会議)
  • ACSI…Association of Christian Schools International(キリスト教学校国際協会)

「国際バカロレア」について

そのほかにも、国際的に通用する「国際バカロレア International Baccalaureate」(IB)の卒業資格「ディプロマ」(DP)が取得できる学校もあります。

こちらは、約140カ国の3000校の学校で採用されている、よりグローバルな資格。

DPを得ることで、米ハーバードなどの有名大学を含めた120ヵ国以上1800もの大学への受験資格が得られます。

英語のほか、フランス語、スペイン語のいずれかの言語が教授言語となっていて、IBカリキュラムに沿って単位を取得します。

18年度からは日本語での単位取得が実現する見通しが立ったそうなので、これから注目の資格になりそうですね。

【関連記事】国際バカロレア/日本語DPについても

豪洲系インターを選んだ理由

息子たちが通っているのは、「オーストラリアン・インターナショナル・スクール・マレーシア Australian International School Malaysia」(AISM)。

2000年に設立された、マレーシアで唯一のオーストラリア系のインターで、ジュニアからシニアまで12学年の子供たちを受け入れています。

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CISの認定校で、豪・ニューサウスウェールズ州の教育指導要領に沿った授業を行っていることから、オーストラリアの高校卒業資格も得ることができます。

KL郊外にある「AISM」のキャンパスは3万平米の広さがあり、湖のほとりにあるため自然もいっぱい。

30ヵ国550名以上の生徒が在籍していますが、セキュリティもキビシイので安心感もあります。

見学のときに校庭の向こうに広がる湖を見て、「息子たちをここで学ばせたい」と強く思った学校でした。

「AISM」に入学するまで

AISMに入学するきっかけは、思いがけないタイミングで訪れました。

11年8月、学校見学に訪れた際、学校のスタッフから「午後から入学試験受けてみない?」との提案が。

あまりに急な展開でビックリしましたが、息子たちの英語力を見て大丈夫だと思ってくれたのだと理解。

すぐにホテルに戻り、パスポートや証明写真など必要書類を揃えて学校へ。

当時5才の次男はインタビューのみでしたが、 7才の長男は、筆記試験に加え、会話力、読み書き、読解力など約2時間の試験。

試験が終わると30分ほど会議があり、その後校長が控え部屋に入ってきて「Welcome to our school !」と言ってくれました。

これまでガンバってきた努力が報われた瞬間…鳥肌が立つ思いでした。

ELSも必要なしということで、助かりました(笑)。

息子たちが制服をはじめて着た日のことは、一生忘れることはないでしょう。

新学期がスタートする1月にあわせて入学

息子たちの学校生活は、新学期に合わせて2012年1月末にスタート。

こちらの生活に慣れるために、11年11月にマレーシアに移住しました。

AISMは、オーストラリアの学期制度に準じた4学期制*。

*1学期が1月末〜4月上旬、2学期が4月下旬〜6月下旬、3学期が7月中旬〜9月上旬、4学期が10月上旬〜12月中旬となります。

長男は3年生に、次男はキンダーガーテン(年長クラス)に転入しました。

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長男のクラスは20人の生徒が在籍していて、そのうち7人がアジア系の生徒。

やはりオーストラリア人が多いですが、インド、南アフリカ、スウェーデンなどいろいろな国からの生徒がいます。

3才から英語を学んできた長男は問題なく授業についていくことができたので、授業も最初から英語のサポートなしで受けています。

ELSを受ける場合でも、最初は多少不安もあると思いますが、すぐに慣れてしまうとのこと。

ただし、小学生で面接時に極端に英語が理解できないと入学は許可されないようなので、事前の準備は大切です。

学校の送迎やランチについて

授業は、月〜金の8時50分~15時10分まで。

学校への通学は、スクールバスを利用するか親が送迎することに。

わが家では私が送迎していますが、ある程度慣れるとドライブスルーのように子供を落としていくことができるので、それほど手間ではありません。

ランチは、次男がおにぎりが大好きなのでお弁当をつくって持たせています。

学校内にはカフェテリアがあり、アイスクリームやピザ、ドーナツなどを自由に買うことも可能。

でも、サンドイッチなどは、マヨネーズが違えば味も変わるようで、息子たちはカフェテリアの食べ物はあまり好きではないみたい。

放課後、カフェテリアはお腹をすかせた子供たちでいっぱい!

ただし、学校では食べ過ぎないよう、そしておカネを使い過ぎないよう自己管理をおぼえなくてはなりません。

子供たちが主体的に取り組める環境

宿題は、月曜日に1週間ぶんが出されます。

それを各自で配分し、金曜日の提出日までに仕上げて提出します。

いまのところ息子たちは自分で調整することができないので、私が配分してやらせていますが…

子供のころから自立させ、個性を大切にし伸び伸び教育する環境は、息子たちに合っているよう。

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運動会も、日本のような入念に練習を重ねた晴れの舞台…というのとはちょっと違います。

スポーツを楽しむ日!という感じで、先生や生徒そしてその家族も、みんなで盛り上がるイベントとなります。

習いごとにも積極的に挑戦

AISMでは、放課後に実施される「アフタースクール・アクティビティ」も大きな魅力。

月〜木の放課後15時20分~16時20分は、さまざまなアクティビティを実施しています。

有料と無料のアクティビティがありますが、さまざまな習いごとに安価に挑戦することができます。月曜日は水泳(半年で約1万1250円)、火曜日はサッカー、水曜日は工作デザイン(半年で約1000円)、木曜日は空手(半年で約3250円)といった具合。

校外での習いごとは送迎が必須なので、親も振り回されてタイヘンですが、学校のアクティビティは安全かつ迎えの時間も遅くなるのがラクですね。

ほかにも、少し割高となりますが、先生に家まで来てもらう家庭教師という選択肢もあります。

コーチが家のプールに来てくれて、水泳のレッスンを受けている子供も。

わが家が暮らす集合住宅にもプールがあるので、泳ぐ能力も格段にあがったのもマーレシアに来てうれしかったポイント。

息子たちも、この6ヵ月でずいぶん泳ぎが上手になりました!

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日本では英語の出費が大きく、習いごとをさせる余裕がありませんでしたが、 マレーシアでは習いごとも積極的に楽しめます。

ピアノやバイオリンなどをはじめるのにも、絶好のチャンスですね。

文と写真/北栄佳美

★本記事は、姉妹サイト「旅キッズ」の短期連載「Life in マレーシア」第5回目として、12年8月4日に掲載したコラムを再掲載したものです。

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