テイクアクション部中学・高校

【中高生レポ01】「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」ラオス海外研修(藤戸美妃さん、関西学院千里国際高等部2年生)

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JICAが毎年夏休み期間に募集している「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」。エッセイを書くことで世界に目を向けるきっかけとなることから、毎年多数の応募がある定番の人気コンテストですよね。優秀者には、海外研修が贈られることも魅力となっているこのコンテストですが、今回は2016年に高校生部門で優秀賞を受賞した藤戸美妃さんが、ラオスで得られたさまざまな体験をレポートにまとめてくれました。


藤戸美妃さん(大阪・関西学院千里国際高等部2年生)

  • 主催:独立行政法人国際協力機構(JICA)
  • プログラム名:「ラオス海外研修」(「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」優秀賞の副賞として)
  • 参加期間:2017年7月23日(日)〜28日(金)
  • 対象:「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞受賞者の計8名
  • 場所:ラオス

コンテストで受賞し、ラオス研修へ

私は、2016年の夏にタンザニアに医療ボランティアに行った経験を活かして、「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」に応募しました。そこで優秀賞を受賞することができ、副賞として、2017年7月23日(日)〜28日(金)の6日間、「ラオス海外研修」に派遣していただきました(中学生の副賞は、同日程での「モンゴル研修」でした)。

【関連記事】「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2016」募集

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研修の派遣国は毎年異なるのですが、「ラオス」という国名を聞いた時、正直私は世界地図のどこに位置しているのかさえも曖昧で、どんな場所か想像もできませんでした。ですが、今振り返ると、この国にこのプログラムを通じて渡航できて本当に良かったという気持ちでいっぱいです。

今回は私が参加したラオスでの研修を題材に、そこで体験できたことについて書かせていただきます。

JICA研修プログラムの5つのポイント

プログラムの大まかな日程として、まず東京で1日事前研修を行い、その次の日から飛行機でラオスに向かいました。現地でのスケジュールはJICAがすでに決めてくださっていて、暇な時はほとんどないくらい常に貴重な経験ばかりを提供してくださいました。

JICA ラオス事務所。
JICA ラオス事務所。

私はこのプログラムと、他の発展途上国でのプログラムには異なる点が大きく5つあると感じました。

1.ラオスの要所への訪問

研修中には、「JICAラオス事務所」で実際にラオスの発展のためにお仕事をされている方からのお話や、在ラオス日本国大使館で日ラオス関係の重要な架け橋を担っている職員のお話、また現地での初等教育における算数学習改善プロジェクトを推進している教育省(日本でいう文部科学省)の方々からもお話を聞くことができました。

教育省にて。
教育省にて。

そして日本ではあまり知られていませんが、ベトナム戦時中にラオスに落とされた不発弾を処理する「UXO Lao(Lao National Unexploded Ordnance Programme)」という団体も訪問し、実際にリアルな不発弾の爆破現場を見ることができました。

爆発させた不発弾(UXO Lao)。
爆発させた不発弾(UXO Lao)。ラオスの3割を超える国土に不発弾が埋まっているそうです。

国際協力において第一線で活躍されている人々の話やラオスの現状を見られたことは、私にとって国際協力をより身近に感じられるきっかけとなりました。

このような、普段は立ち入れないような国の要所に訪問ができたのは、JICAや日本の政府が企画している研修だからこそだと思います。

2.現地の人になった気分

現地の人々との交流を通して学んだラオスの文化や歴史、生活、国民性などは、これまで私が参加してきたどの海外プログラムよりも、間違いなく本格的な体験でした。

例えば現地の家庭に訪問して「バーシー」という歓迎の儀式をしていただいたり、僧侶の托鉢を目の前で見て、国民の僧侶を敬う心を肌で感じたりした経験は、とても新鮮でした。

バーシーの様子(家庭訪問)。
バーシーの様子(家庭訪問)。
僧侶の托鉢の様子。
僧侶の托鉢の様子。

ラオス北部に位置する古都「ルアンパバン」の子どもセンターにボランティア活動をしに行った時は、現地の子ども達と簡単なラオス語を用いてコミュニケーションをしていくうちに、彼らの素朴さや日本への関心に驚かされました。

子どもセンターにて日本文化紹介。
子どもセンターにて日本文化紹介。
子供センターにて記念撮影。
子供センターにて記念撮影。

また、現地の伝統的な衣装である「シン」を着たり、民族パフォーマンスを見たり、ラオスで有名な草木染めを体験したり、1週間という短い期間で得たとは思えないくらい現地の人々と触れ合い、ラオスについて知る機会は多かったです。

草木染め体験。
草木染め体験。

3.安全性の確保

海外に行くとなると心配が大きいのは安全面ですが、このJICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストの研修生に選ばれると、日本からの同伴者はもちろん、現地の通訳ガイドや旅行会社の方々、また青年海外協力隊や大使館の職員などの現地スタッフも常に一緒にいてくださいます。

その点においても、安全性の確保はかなり整っていると感じる海外研修でした。

4.周囲から受ける刺激

最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞受賞者が参加可能なのですが、今回参加した8人の参加者は、皆方法は違えど「国際貢献したい」という志を持った仲間達でした。

研修の最後にはJICA事務所で報告会を行ったのですが、皆の考え方や行動力に圧倒され、とても刺激的でした。

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また、すぐ近くに青年海外協力隊やJICA、大使館の職員がいらっしゃり、将来国際貢献したいと考えている私にとっては自分の憧れのような人と身近に話せる場が整っていて、嬉しかったです。

5.費用面

費用も海外に行く際の壁ですが、この研修は受賞の副賞として連れて行ってくださるので、自分の買いたいお土産代金以外全てJICAが負担してくださり、費用の心配は一切必要ありませんでした。

未来の糧となるコンテストに挑戦を

次回の海外研修がどの国になり、どのようなプログラムになるかはまだわかりませんが、以上のように国際協力の要所に訪問でき、現地の人になった気分で旅を楽しめ、かつ安全性・費用面の心配もいらず、意識の高い仲間とともに過ごせる研修は本当に数少ないと思います。

将来国際協力の場で活躍したい人や、このような海外研修に興味がある人は、ぜひJICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテストに応募するべきだと思います。

エッセイを書くことで、自分の国際協力についての意見を文章化することは、研修生に選ばれた際の事前学習にもなると思いますし、選ばれなくても将来の自分の糧になることは間違いないと思います。

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