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【Stanford e-Japan】米国を深く学んで理解する…5ヵ月間全英語高校生講座30名 12/31〆

米国の社会や文化を学んで日本も理解する

「Stanford e-Japan」は、スタンフォード大学の国際異文化教育プログラム「SPICE」が、2015年から日本の高校生を対象に、約5ヵ月間にわたり全英語で無料で実施している、相互文化理解のためのオンライン講座。

「Stanford e-Japan」は、現在は柳井正財団により支援されており、年2回、10月〜2月までの秋コース/8月〜12月、春コース/4〜8月が、それぞれ5ヵ月程度の期間で開講。

【関連リンク】柳井正財団「相互理解プログラム」

毎回30名ほどの高校生が選抜され、オンラインのバーチャルクラスを構築。土曜日の13時(日本時間)に10〜12回ほど、さまざまな分野の教授や専門家などによるライブ講義を受講。

アメリカの宗教、日米関係、第二次世界大戦、アメリカの教育、2つの国・文化比較、未来の日米関係などについて学び、クラスメイトとディスカッションや課題に取り組みます。

コースの終わりには、アメリカ社会に関する研究を1500ワードほどでまとめて提出。

修了者には、スタンフォード大学から修了証明書が授与されるほか、優秀な成績を修めた生徒は、スタンフォード大学に招待されてプレゼンをします(現在はコロナ禍なので中止)。

次回「2021年春コース」では、2020年11月15日(日)〜12月31日(木)の期間で受講生を募集。

対象となるのは、日本に在住している高校生。コース開始時に高校に在学している必要があります。

どんなプログラム? 1期生に訊きました

「Stanford e-Japan」とは、実際にはどのようなプログラムなのでしょうか。第1期生として参加した、現在大学生のまりっささんにお話を聞きました。

*     *     *

私が「Stanford e-Japan」第1期生として応募したのは、高校3年生のときで、2015年4月ごろです。きっかけは、高校の掲示板に「Stanford e-Japan」の案内が貼られていたから。受講期間は、2015年5月〜11月の半年程度でした。

Stanford e-Japanの魅力は、アメリカの有名大学の教授から米関係における歴史的トピック、シリコンバレーや起業家精神といった現代的トピックについての講義を受けられること、そして志高い日本全国の高校生と議論できること。

また、国際関係については、同じ事象でも言語や文化の違い、国や地域の歴史的背景によって捉えられ方は異なりますから、日本の外から日本を捉える視点について触れられることにも大きな価値を感じました。

◼️応募について

応募には、志望動機のエッセイ、先生2名からの推薦状、賞歴を証明する書類などが必要でした。

志望動機は、ニュージーランドでの1年間の留学で感じた異文化交流の大切さを中心に書き、推薦状は中学の先生に生徒会長として活躍した際のリーダーシップについて、高校の英語科の先生には英語力や普段の姿勢について書いてもらいました。

◼️授業について

授業の形式は、オンラインの反転授業。土曜日にオンライン授業があるので、それまでに課題の文章(Reading materials)を読んだり、レクチャーを聞いたりしておき、指定のオンライン掲示板(Discussion board)にコメントを書き、授業後にも、学んだことや疑問に思ったことなどについて書き込みます。

ライブ授業では、毎回さまざまな教授が登壇し、生徒たちは課題に沿ってディスカッションしたり、質問したりすることができます。教授によっては、少し講義をすることもありました。

1期生の受講生は、12名程度が参加していました。講義では、移民問題、第二次世界大戦、シリコンバレー、日米中関係など10以上の日米に関連するトピックが用意されており、日米関係だけでなく、アメリカに渡った日本人についても学んだので、大学でアメリカ留学した際に日系アメリカ人と交流を持つうえでも役に立ちました。

プログラムの最後には、1500ワードの論文を書きます。この評価が成績の半分を占めることになる大きなプロジェクトです。「文化が混合することへの危機意識」をテーマに書き、学校の英語科の先生に論理の破綻がないか校正してもらい、提出しました。

◼️受講して得られたもの

このコースを受講して得られたのは、「物事を多角的に捉える力」です。歴史的事実についてアメリカの視点で考えたり、日本の文化が海外でどのような影響を与えているかを考えたりするなかで、毎週新しい視点での気づきが得られました。

授業を受けたことで、想像以上に自分の世界が小さかったなと実感しましたし、現在課題に感じている日本の教育制度について考える際にも、さまざま国に訪れていろいろな人たちと話したり、多角的に問題を捉える姿勢につながっていると思っています。

そして、英語「で」学べる機会はとても貴重です。日本語で思考する際には思いもよらなかった考え方と出会えたり、英語を使わなくてはならない状況では英語での情報処理の経験も得られます。

さまざまなバックグラウンドのある仲間と議論できるので、迷っているならば挑戦しない選択はないでしょう。

応募の際には、アメリカや異文化交流に関して興味を持つ理由や意志を、自分の経験に基づいてぶつけることが合格への一番の近道かと思います。いつどこで、どのように国際関係について考えはじめたのか整理してみるといいかもしれません。

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プログラムや応募の詳細は、「Stanford e-Japan」公式サイトで確認を。


【Stanford e-Japan 2021年春コース】

  • 主催:スタンフォード大学 国際異文化教育プログラム「SPICE」
  • 受講期間:2021年4〜8月
  • 対象:日本在住の高校生
  • 応募期間:2020年11月15日(日)〜12月31日(木)

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