高3生は見逃せない奨学金制度
「独立行政法人日本学生支援機構」(JASSO)は、2017年度末に高校等を卒業する人を対象とした「2018年度海外留学支援制度(学部学位取得型)」奨学生を、2017年9月27日(水)~11月15日(水)まで募集します(別途事前登録期間が設けられているので留意)。
この留学支援制度は2017年度から開始されたもので、2017年度は55名からの応募があり33名が採用されました。
倍率は1.6倍なので、要件を満たしていればかなり採用される可能性が高い制度ですね!
応募対象や必要要件など
対象となるのは、日本国籍を有する人または日本への永住が許可されている人(特別永住者を含む)で、日本の高校等を2017年4月1日〜2018年3月31日の間に卒業し、高校等から推薦状を取得できる人。
また、応募締め切り日から過去2年以内に受験した語学試験のスコアが、英語ではTOEFL iBT72点またはIELTS 5.5以上であること。
さらに、留学期間終了後には、将来的に大学や研究機関等において日本の国際競争力の強化や国際社会への知的貢献に資する教育研究を行う意思を有すること、自身が留学で得た経験や成果を将来にわたって日本社会に還元し、国や社会に貢献することなどが、応募要件に盛り込まれています(要件はすべて満たす必要があります)。
年間最大390万円を支給
対象となる留学計画は、2018年度(2018年4月1日〜2019年3月31日)に開始される留学で、学士の学位取得が可能な分野(芸術の実技分野を除く)で、学位取得が可能な大学が所在する諸外国(地域)への留学。
留学先は、留学生自身が選び、2018年度中に入学許可を得て、授業を開始する必要があります。
支援期間は4年間で、支援内容は奨学金および授業料となり、奨学金月額は、11万8000円(サンフランシスコ、シンガポール、ロンドンなど)〜5万9000円(上海、台北など)で、派遣地域により異なります。
授業料では、年額1万米ドル相当までは実費額を支給し、1万米ドル相当を超える場合は250万円を上限に追加支給されるそうです。
応募方法は、まずは「日本学生支援機構」サイトにおいて事前登録を済ませたうえで、必要書類を作成してオンラインと郵送で提出を。
書面審査は11月中旬~18年1月中旬、面接審査は18年2月7日(水)、8日(木)のいずれかの日で東京で行われる予定。採否通知は、2月末にオンライン上で通知される予定です。
日本の大学とも併願できるので、2017年度卒業予定の高3生はまずは申し込んでおきたいですね。
【2018年度海外留学支援制度(学部学位取得型)】
- 主催:独立行政法人日本学生支援機構
- 対象:日本国籍を有する人または日本への永住が許可されている人(特別永住者を含む)、日本の高校等を2017年4月1日から2018年3月31日の間に卒業する人で、高校等から推薦状を取得できる人
- 支援予定人数:未定(2017年度は33名)
- 支援開始時期:2018年4月1日〜2019年3月31日
- 支援額:月額11万8000円(サンフランシスコ、シンガポール、ロンドンなど)〜5万9000円(上海、台北など)、授業料は年額上限250万円 ※支給額は平成30年度予算の成立による
- 支援期間:原則4年間
- 事前登録期間:2017年9月19日(火)~11月13日(月)12時
- 応募期間:9月27日(水)~11月15日(水)17時