
わたしが使える海外大学奨学金ってあるのかな?



昨今、海外大学進学の奨学金制度は充実してきています。早めに情報収集し、しっかり準備しましょう
海外大学進学に立ちはだかる「多額な留学コスト」を乗り越えるための、奨学金制度を紹介していきます!
JASSO海外留学奨学金 | 世界の大学を選べる奨学金
「独立行政法人日本学生支援機構」(JASSO)は、「2023年度海外留学支援制度(学部学位取得型)」への応募書類を、2022年9月5日(月)~10月6日(木)の期間で受け付けています(事前登録は~10月6日13時まで)。


この奨学金の魅力は、学士が取得できる大学(学部)であれば、英語圏のみならず世界中の大学から進学先を選ぶことができること。
さらに、家庭の所得制限は2000万円と幅広い学生が応募でき、エリアにもよりますが年額最大390万円を4年間支給されるなど、手厚い内容も魅力です。
JASSO海外留学支援制度(学部学位取得型)のポイント
- 英語圏のみならず、世界各国・地域の大学を進学先として選べる
- 採用人数は2022年度選抜実績で78名(それ以前は45名)と多い
- 年額最大390万円を4年間支給
- 家庭の年間所得金額は2000万円以下
支援期間は原則4年間(学部入学前に留学生全員が大学入学準備コースを修了する必要がある大学へ留学する場合は、当該コースの年数も含めて支援)。
学部・修士一貫課程については、学士の学位取得にかかる期間のみ支援するそうです。
対象となるのは、2023年度(2023年4月1日〜24年3月31日に開始される留学)に海外大学に留学予定の高校3年生に該当する人、卒業3年以内の人など。
2017年度は33名、18年度〜22年度は各45名が採用されましたが、23年度は78名が採用されました。


主催 | 独立行政法人日本学生支援機構 |
対象 | 2022年度に高校などを卒業・修了する人、応募締切日までに高校などを卒業後3年以内の人 |
支援人数 | 78名(2022年度は45名採用) |
事前登録期間 | 2022年9月6日(月)~10月6日(木)13時 |
応募期間 | 9月5日(月)~10月12日(金)13時 |
JASSO海外留学奨学金 | 2023年度は毎年78名を採用
対象となるのは、日本国籍を有する人または日本への永住が許可されている人(特別永住者を含む)で、日本の高校等を2022年度に卒業し、高校等から推薦状を取得できる人など。
また、下記のような条件もあります(詳しくは募集要項で確認を)。
- 応募締切日から過去2年以内に受検した語学試験のスコアが、英語ではTOEFL iBT80点またはIELTS 6.0以上
- 高校での全履修科目の評定平均値が5段階で3.7以上に相当すること
- 国際バカロレア、アビトゥア、バカロレア、GCE Aレベルの資格を応募締切時において取得後3年以内の人(または支援期間開始までに取得する人)
- 家庭の所得が原則2000万円以下であることなど
英語以外であれば、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)B2レベル以上である必要があります。


月々の支給金額は、留学先により異なります。
- 11万8000円…サンフランシスコ、シンガポール、ジッダ、ジュネーブ、ニューヨーク、パリ、モスクワ、ロサンゼルス、ロンドンなど
- 8万8000円…北米、欧州、中近東(一部都市を除く)
- 7万4000円…クアラルンプール、サンクトペテルブルク、シドニー、ジャカルタ、ソウル、バンコク、プラハ、ブダペスト、マニラ、メルボルン、ヤンゴンなど
- 5万9000円…カイロ、ケープタウン、サンパウロ、上海、台北、ナイロビ、北京、メキシコシティなど
さらに、上記の奨学金とは別に授業料は1万ドル相当までは実費額を支給し、1万ドル相当を超える場合は250万円を上限に追加支援される可能性もあるそうです(他の奨学金等との併給可能)。
応募方法は、日本学生支援機構のオンラインシステムから事前登録を済ませ、応募書類、調査書・推薦書・語学テストの証明書・卒業見込証明書などを応募期間中に提出。
書面審査(1次審査)の結果は、2023年1月上旬にオンラインシステム上にて通知され、通過した人は1月21日(土)または22日(日)のいずれかにオンラインで実施される面接に進みます。
採否は、3月上旬に通知される予定です。