留学生支援に手厚い大学は?
大学では、海外留学で語学を強化したり単位を取得したい…と考えている中高生も多いはず。
そこで気になるのが、海外留学がしやすい環境を用意している大学はドコなのか…ということ。
「日本学生支援機構」の調査*によると、2012度に海外に派遣した留学生が多い大学ベスト3は、1位が早稲田大学(1612人)、2位が関西外国語大学(1413人)、3位が立命館大学(1398人)。
*14年4月22日発表の「平成24年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」より。日本国内の大学等と諸外国の大学等との学生交流に関する協定等に基づき、12年度に海外の大学等で留学を開始した日本人学生及び該当協定等について調査
総数は4万3009人(11年度は3万6656人)で、男女比では男子学生が1万5068名、女子学生が2万7941名。
国別ではアメリカへの留学が1万355人ともっとも多く、期間とエリアでみると「1ヵ月未満アジア地域に滞在」したケースが9791人と最多でした。
1位の早稲田大学には、約300校を超える海外協定校があり、1年の「交換留学プログラム」から派遣先大学の学位も取得できる「ダブルディグリープログラム」までそろっています。
2位の関西外国語大学は、51ヵ国・地域の342大学と提携。約700人の留学生の受け入れをしており、年間2300人を超える国際交流を展開しています(13年度)。
3位の立命館大学は、世界60ヵ国・地域、400を越える大学などと協定を締結し、交換留学をはじめとした学生や教員の交流、研究交流を進めています。
先日の「受け入れ海外留学生の多い大学」調査では、1位が早稲田大学(3899人)、2位日本経済大学(3385人)、3位東京大学(2839人)という結果でした(13年度調査)。
留学生を送り出し、受け入れる環境整備が大学の国際化における課題のひとつですが、事例が多い大学を選ぶことで留学生の選択肢も広がるのではないでしょうか。
協定等に基づく日本人学生派遣数の多い大学20
- 早稲田大学★…1612人
- 関西外国語大学…1413人
- 立命館大学★…1398人
- 関西学院大学…776人
- 慶應義塾大学★…704人
- 明治大学★…699人
- 法政大学…668人
- 同志社大学★…620人
- 立教大学…600人
- 東海大学…594人
- 日本大学…544人
- 上智大学…538人
- 名古屋外国語大学…524人
- 千葉大学…523人
- 広島大学…475人
- 国際基督教大学…447人
- 亜細亜大学…445人
- 北海道大学…443人
- 城西国際大学…422人
- 東洋大学…395人
★は、国際拠点にふさわしい「グローバル30」として選ばれた大学