慶応大学GSC | 医学・医療領域のスペシャリスト育成を目指す
「慶応義塾大学」医学部化学教室(横浜市)は、医学・医療領域における研究者・技術者・文筆家の育成を目的としたGSCプログラムに参加する15~18才の中高生50名を、2023年8月13日(日)まで募集しています。
新型コロナウイルスの世界的パンデミックにより、医学・医療領域では公衆衛生、ビッグデータ活用、国際協調などを含めた新たな学際的領域の重要性が認識されています。
本プログラムは「医学・医療への一歩 努力は天命さえも変える」をテーマに、医学・理工学系等の学会と協働して、基礎から最先端に至るまで幅広い学びがあるプログラムとして、2024年3月まで実施される長期的な内容です。
医学・医療への一歩 努力は天命さえも変える
主催 | 慶応義塾大学 |
受講期間 | 2023年3月まで |
対象 | 高校・各種学校等に在籍する15才~18才 |
定員 | 50名 |
参加 | 無料 |
応募締切 | 8月13日(日) |
慶応大学GSC | 対象者や学べる内容について
本プログラムの対象となるのは、高校や各種学校などに在籍する15〜18才。
応募対象
1年を通じて継続的に参加することのできる人なら、全国から応募可能です。
高校教諭の推薦を受けた人や自己推薦による応募者から、小論文と面接を経て一次選抜者50名を選抜。なお、2021年度の1次選抜者は40名でしたが、今年は50名に増員されました。
その後、15名を二次選抜し、選ばれた人は個人研究の実施あるいは各種オリンピック、サイエンスライターへ挑戦します。
1次選抜者が学べること
1次選抜者として選ばれると、
- 生命科学全般に関する基礎講義・講演
- 実験の基礎を身に付ける実習
- 英語論文抄読会
- プレゼンテーション指導
- シミュレーションラボ体験(日本で最も歴史のある医療体験施設での実習)
などの実務を学ぶことができます。
2次選抜者が学べること
さらに、2次選抜者に選ばれると、慶應義塾大学医・薬・理工学部等の研究室にて、最先端科学研究や各種オリンピックに参加するための演習などを受けることができます。
なお、2次選抜された人は、以下の3つのチームにわかれて活動を行います。
- 個人研究の遂行による国際学会での発表や英語論文発表(12名)
- 各種オリンピックへの応募(3名)
- サイエンスライターとしての記事発表
2024年秋には、スウェーデン「カロリンスカ医科大学」やイスラエルなどでの海外研究研修が予定されています。
慶応大学GSC | 応募方法について
参加にあたっては、所定の応募用紙を事務局にメールなどで送る必要があります。
応募用紙には、個人情報のほかに以下の4つの項目について記載します。
①希望コース
- 研究グループ(希望する研究分野は何か)
- オリンピックグループ(希望するオリンピックの種類は何か)
- サイエンスライター
②英語能力を示す資格など
TOEICもしくはTOEFLなどのスコアと、実施年月日。
③その他特記すべき事項
高校での研究やこれまでの受賞実績など。分野は不問です。
④小論文
「高齢化社会における医学・医療の役割」について600~800字で書くこと。
昨年、このプログラムに参加した受講生の中には、JSTグローバルサイエンスキャンパス(GSC)令和4年度全国受講生研究発表会において、審査委員長特別賞、受講生投票賞を受賞した人もいたそうです。
今年度グローバルサイエンスプログラムを開催している大学で、現在も募集を行っているのは慶應大学のみです。
詳細は「慶応義塾大学医学部化学教室慶応義塾大学医学部化学教室」公式サイトから確認を。