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「海外の大学で学んでみたい」ーー世界からの仲間たちと切磋琢磨し、学問を追究するなかで、ひと回りもふた回りも成長するーーそんな未来の自分の姿を思い描いている中高生が増えています。国によって受験事情や留学に必要となるコストなど、大学を選ぶ基準は異なっているため、最適な進路を見つけることは簡単ではありませんが、この受験ガイドを通じて、どの学校に通っていても・どこに住んでいても「海外大学を目指せる可能性は自分のなかにある」と、気づいてくださいね!
- 第1回…アメリカ編
- 第2回…カナダ編
- 第3回…イギリス・オーストラリア編
- 第4回…シンガポール・香港編
- 第5回…ヨーロッパ編
- 第6回…中東編
アメリカに留学する魅力とは?
高校3年生の時点では、まだまだ学びたい学問が定まっていない人もいると思います。そんな、じっくり自分と向き合って、自らの適性を探りたい人には、アメリカの「リベラルアーツ・カレッジ」がおすすめです。
1000〜2000名程度と小規模な私立大学における少人数制教育の環境下で、人文科学や自然科学、社会科学など、文系・理系問わず興味のある学問を履修できるため、自分の興味のある学問や進路を探すのにピッタリの環境です。また、ふたつの分野を同時に学び「ダブルディグリー」(ふたつの学位)を取得できる大学もあるので、頑張り次第で幅広い学びを修めることもできます。
<おもなリベラルアーツ・カレッジ>
- アマースト大学 Amherst College (マサチューセッツ州)
- ボウディン大学 Bowdoin College (メイン州)
- カールトン・カレッジ Carleton College(ミネソタ州)
- クレアモント・マッケナ大学 Claremont Mckenna College(カリフォルニア州)
- ハヴァフォード大学 Haverford College (ペンシルベニア州)
- ミドルブリー大学 Middlebury College (バーモント州)
- スワースモア大学 Swarthmore College (ペンシルベニア州)
- ウェズリアン大学 Wesleyan University (コネチカット州)
- ウィリアムズ大学 Williams College (マサチューセッツ州)
リベラルアーツ・カレッジ以外にも、みなさんにもおなじみの「プリンストン大学」(ニュージャージー州)や「ハーバード大学」(マサチューセッツ州)、「シカゴ大学」(イリノイ州)、「イェール大学」(コネチカット州)、「コロンビア大学」(ニューヨーク州)など大学院を有する名門私立総合大学や、 「カリフォルニア大学群」や「ペンシルバニア州立大学」、「ミシガン州立大学」などの州立総合大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、カリフォルニア工科大学、ジョージア工科大学といった工科大学もとても有名で、アメリカには非常に多様で幅広い学びの選択肢があります。
そして、他国とくらべると、大学での専攻科目を変更したり、他大学に編入することも容易であるなど、「学生が何を学びたいか」に柔軟に対応するシステムが構築されているのも、アメリカの大学を選ぶうえでの大きな魅力となっています。
アメリカでは何を学ぶ?
アメリカに限ったことではありませんが、将来やりたい研究や職業が決まっているのなら、どの大学が発祥であるのか、ノーベル賞の受賞者を多く輩出している分野かなど、最先端の研究やトップレベルの学生が集まる環境が整っている国を選ぶといいでしょう。
アメリカの場合だと多くの学問が有名ですが、コンピュータサイエンスやITといったジャンルを学びたい人もいるかもしれません。カリフォルニア州サンフランシスコには「Twitter」「Airbnb」や「Uber」などのIT企業が多く、毎年スタートアップ企業もかなりの数生まれています。
この周辺には、多くの創業者を輩出している「スタンフォード大学」や、ノーベル賞受賞者も数多く輩出している「カリフォルニア工科大学」、「カリフォルニア大学バークレー校」などがあり、コンピュータサイエンスやITに直結したり、共同研究する学問が発達しています。また、インターン生としてこのような企業で働くことができる立地にも注目ですね。
どんな受験勉強が必要?
アメリカの大学入試は、日本のようなセンター試験に代表される筆記試験一発勝負ではありません。
大学側が求める書類を提出する出願形式で、これらの書類が総合的に評価され、合否が決まります(大学によっては面接もあります)。
アメリカの大学は4年制が多く、新学期は9月にスタートします。
アメリカには4000を超える大学があるため、大学の難易度などによって、準備する書類や「TOEFL iBT®」や「IELTS®」、大学進学適性試験の「SAT®」や「ACT®」などの必要スコアも変わってきます。
- 最難関大学(ハーバード、スタンフォード、イェールなど)…TOEFL iBT®/100〜110点以上、SAT®/95%以上
- トップ大学(アマースト、ウェズリアン、UCLAなど)……TOEFL iBT®/100点以上、SAT®/85〜90%以上
トップ大学以上を目指す場合には、高校3年の1学期くらいまでにスコアをそろえる必要があり、夏から秋にかけて出願に必要な書類の準備が終わっていることが望ましいです。その他の大学でも、TOEFL®やIELTS®のスコア要件がある大学がほとんどですので、早い時期から英語の準備をしましょう。早すぎて困ることはありません。
出願方式は、個別に大学のサイトから出願する大学と、共通願書「Common Application」システムや州立大学システムで複数大学に出願できるものがあります。最近では、オンラインから出願する方式が主流となっています。
4年間に必要となる学費は?
アメリカの大学は、公立・私立ともに世界でもっとも学費が高いことで知られています。
最難関大学であれば、年間6万ドル程度の学費(生活費含まず)が必要となってきます(履修する科目数や住むエリア、生活スタイルにより異なる)。
ただし、アメリカの大学、とくに私立大学は奨学金が充実しており、さまざまな奨学金があり、留学生や日本人でも狙えるものがあります。
また、企業や財団が奨学金を出してくれるものや、リベラルアーツ大学進学に特化した奨学金も多数存在します。
GLCの卒業生の場合、全額自費でアメリカの大学に通っている人は毎年数パーセントほどで、何かしらの奨学金を取得しています。
奨学金を逃してしまった場合でも、まずは国内大学に進学してからアメリカの大学への編入を狙ったり、浪人することで再度奨学金のチャンスを掴める可能性もあります。
また、コミュニティカレッジに進学し、3年次に4年制大学を目指すルートも費用を抑えることができます。
<アメリカ留学Q&A>
Q. 国内大学を志望していましたが、高校3年生になってから「やっぱりアメリカの大学に行きたい」という気持ちが抑えられません。高校では陸上部を頑張ってやってきましたが、英語も日本の大学に向けた受験勉強しかしておらず、何から始めていいのかわからず、焦っています。
A. GLCでは、英語力と学力、学校の勉強以外でやってきた活動をもとに進路相談に乗っています。総合評価される項目がそろっていれば、4年制大学への直接出願をサポートしますし、英語力が不足していても英語力向上に時間を割くことができるのであれば、TOEFL®対策やSAT®対策と出願のサポート、完全に足りなければ、コミュニティカレッジへの出願、もしくは語学学校経由でコミュニティカレッジ、3年次に4年制大学への編入を提案します。このルートから、「UCLA」や「UCバークレー」「ワシントン大学」などのトップ大学への編入実績も豊富です。
まずはご相談ください。現状を正しく把握し、これからできることを冷静に判断して、希望に向かって舵を切ってもらえたらと思います。
自身の英語学習や留学経験を活かし、英語学習カウンセラーとして1万件以上のカウンセリングを担当。現在は、「Global Learning Center」(GLC)で海外大や国内国際系大学受験のための出願指導を行っています。サポートした国は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、香港、中国、韓国、ドイツ、オランダ、フランス、アラブ首長国連邦など。
<海外大学につながる、GLCでの学び>
GLCでは、TOEFLやSAT対策だけではなく、物事の考え方や伝え方、Logical ThinkingやCritical Thinkingも学べるため、大学に進学してからも授業で発言したりレポートを作成するのにも役立ちます。また、エッセイ対策で行う自己分析や自己探究は、学問の履修の際にはもちろん、インターン、就職活動の際にも生きています。
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