【学ぶKL02】交通の便が悪く、治安も不安な状況を鑑みると、近所のプレスクールがいいかも?

学ぶKL

KLの生活事情は…?

前回に続き、4歳の息子とのスクール選びについて綴ります。

【学ぶKL01】4歳息子とマレーシアでスクール探し<その1>

KLに引っ越した時点では、日系の幼稚園に心を決めていた私たち。

上履き、巾着袋、おはしセットなどの必需品もそろえ、お弁当生活に備えて『園児がよろこぶお弁当』の本も購入(シンガポールでは毎日、立派な和食の給食が出ていたのです〜)。

すぐにでも編入を、と思っていたところ… いくつかの壁にぶつかりました。

KL郊外の住宅地モントキアラ 

KL郊外の住宅地モントキアラ

 ①もろもろの手続きが遅い

まずは「KL日本人会」に入会しなくてはいけないのですが、そのためには小切手の使える銀行口座が必要。

しかし、口座開設になぜか何週間もかかる…。自宅のインターネット開通にも2週間かかり、なかなか事情を調べることができない。

 ②交通の便が悪い

わが家は「モントキアラ(Mont’Kiara)」というKL郊外の住宅地に住んでいます。

ペトロナス・ツインタワーなどがあるKL中心部まで車で20分ほどの距離。外国人家族が多く住むエリアで治安もいいのですが、電車やバスなど公共の交通機関がありません。

ここから2つの日系幼稚園はどちらも遠く、スクールバスで30〜40分以上かかります。

息子は今までも片道30分のスクールバスで通園していましたが、マレーシアの交通事情はちょっと不安。

信号無視、接触事故、ひどい渋滞は日常茶飯事だし、何かあってお迎えに行かねば!というときに、さっと安全なタクシーをつかまえて駆けつけることが案外むずかしいのです。

息子は現在、近所の幼稚園にキックボードで通園中。

息子は現在、近所の幼稚園にキックボードで通園中。

③治安もやや心配

マレーシアは東南アジアでは比較的治安が良いという点も、親子留学や教育移住、定年後の移住地として人気がある理由のひとつでしょう。

KLに住み始めて3ヵ月半経ちましたが、とくに危険な目にあったことはありません。

ただ、夜道を母子だけで歩くのは危険だと聞くし、繁華街ではスリや強盗に気をつけなければなりません。交通事故が多く、外国人の子どもの誘拐事件も少なくないといいます。

日本より安全なシンガポールから引っ越してきたこともあり、最初のうちは特に治安面に神経を尖らせていました。

幼稚園をどうしようか、と迷っていた時期、世の中ではイスラム過激派テロ組織ISに関連したニュースが多くなり、日本人人質殺害事件が起きてしまいました。

「これから日本人は標的になる」という背筋の凍るメッセージが発信されたこともあり、まだ小さな息子は、いつでも迎えに行ける場所にいてほしいと思うようになりました。

マレーシアの宗教

国教はイスラム教ですが、信仰の自由を認めています。多民族国家を反映して、国民の61%がイスラム教、20%が仏教、9%がキリスト教、6%がヒンズー教、1%が儒教・道教を信仰しています(その他=3%)。

イスラム法によって統治される「イスラム国家」ではなく、国王を元首とする立憲君主制・議会制民主主義の国。
(2015年1月現在の外務省データより)

KLで一番古いモスク「マスジッド・ジャメ」の回廊。1909年にイギリス人建築家が建設。 北インドのムガール様式に影響を受けたイスラム寺院。

KLで一番古いモスク「マスジッド・ジャメ」の回廊。1909年にイギリス人建築家が建設。北インドのムガール様式に影響を受けたイスラム寺院。

一般のムスリム(イスラム教徒)の方々とテロ組織ISはまったくの別物ですが、最近ではISの影響を受けて参加を企てたり、関わりが疑われるマレーシア人が逮捕されるというニュースも増えてきました。

余計な不安や誤解を抱かないためにも、マレーシアに住むからには国教のイスラムについての知識を養ったほうがよさそうです。

徒歩圏内の英語のプレスクールに方向転換

というわけで、 息子のスクール選びは歩いて通えるインターナショナルな幼稚園に方向転換しました。

母語優先でしたが、4歳半になったコマタを観察すれば、日本語でのおしゃべりは一丁前。ひらがな・カタカナもひと通り読み書きができる(書く方はまだまだ怪しいが)。

外でさまざまな人種の先生やお友達とたくさん触れ合って、家では親と日本語で生活することで、違いを理解しながら吸収できる時期にきているのかも、と思うようになりました。

近くの幼稚園ならたいていランチが出るので、お弁当作らなくていいし…! という大きな声では言えない理由もあったりして。

さてさて、モントキアラには、どんなスクールがあるのかな?

次回へ続く。

コマコさんの「学ぶマレーシア」記事一覧▶▷

服部 駒子
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。
 

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