東北初の公立IBスクール誕生か
「宮城県」は、「県立仙台二華(にか)中学校・高等学校」(仙台市)に「国際バカロレア」DPコースを導入し、2021年度に開始する方針を示しています。
「県立仙台二華中学校・高等学校」は県立中高一貫校で、1904年に「宮城県第二女子高等学校」として創立。2010年度に共学化と校名を改称、2014年には「スーパーグローバルハイスクール」に指定されています。
二華高校でも、高2から2年間学ぶ「ディプロマプログラム」(DP、高校卒業プログラム)を導入し、多くのカリキュラムを日本語で受講できるデュアルプログラムも検討される見込みです。
なお、東北エリアの一条校では、「仙台育英学園高校」(仙台市)が2016年度より日本語プログラムを提供していますが、公立校では初の導入となります。
今回の背景には、宮城県・村井嘉浩知事の「国際的視野を広める体験活動の充実を図るとともに、県立高校の国際バカロレア認定取得を進めるなど、世界に羽ばたくグローバルな人材を育成する」という教育分野での方針があり、IBの申請費用などが2018年度予算を通過してから具体的に動き始める見通しです。
【宮城県立仙台二華高等学校「国際バカロレアコース」】
- 所在地:宮城県仙台市若林区連坊1-14-1
- 導入時期:2021年度予定