金沢大学GSC | 3年間にわたる研究サポートが受けられるプログラム
「国立金沢大学」(金沢市)は、大学レベルの高度な学びや実践に取り組める人材養成プログラム「金沢大学グローバルサイエンスキャンパス」に参加する、高校1、2年生40名を、2023年6月30日(金)まで募集しています。

「金沢大学グローバルサイエンスキャンパス」は、金沢大学を実施機関、北陸先端科学技術大学院大学および石川県立大学を連携機関とする教育プログラム。
対象について
「特定の分野に飛び抜けた興味や共感を持つ高校生・高専生」を受け入れ、研究室での課題研究や現代の科学者・技術者にとって必要な素養を学ぶ講義、海外研修などを行います。
原則として、対象は申込時に高等学校または高等専門学校の1、2年生ですが、とくに優れた意欲と能力を備えていれば中学生でも受け入れ可能とのこと(要相談)。
参加費用や条件
参加費は無料。土・日に金沢大学で開催される講義や実習に、オンラインまたは登学して参加できることが条件です。
また、他のグローバルサイエンスキャンパスに参加予定の人は、応募できません。
募集エリア
おもな募集エリアは、石川県・富山県・福井県・新潟県・長野県・岐阜県・神奈川県(横浜市)の6県1市。
応募条件を満たしていれば、全国どこからでも応募できます。
金沢大学グローバルサイエンスキャンパス2023
主催 | 金沢大学 |
受講期間 | 第1ステージ/2023年8月〜11月、第2ステージ/2024年1月〜11月、第3ステージ/2025年1月〜11月 |
対象 | 高校または高専1、2年生(中等教育学校4、5年生) |
参加費 | 無料 |
応募締切 | 6月30日(金) |

金沢大学GSC | 4つの教育ステージで構成
金沢大学GSC(グローバルサイエンスキャンパス)プログラムは、体験ステージと3つの段階の教育ステージで構成されています。
まずは、体験ステージ(オンラインで月1回)で、大学での講義を体験。ここで第1ステージからスタートするプログラムへと応募。
対象はおもに高校1年生で、KUGS⾼⼤接続プログラム等の受講や、研究所ツアーや研究者による講演に参加することができる。
一次選抜を通過した40名は、月2回程度、土曜か日曜の10~16時に金沢大学で行われる講義に参加。
- 総合科目
- 着想科目
- 言語科目
の3つの科目を受講し、研究テーマを具体的な研究課題・計画へ展開。⼀次選抜時に提案した研究テーマの具体化に向けた活動を行う。
第1ステージから選抜された15名が、月2回程度、土曜か日曜に実施される講座に参加する。
自らの研究計画に沿って研究を行い、その結果から結論を導き出していく。
金沢大学、北陸先端科学技術大学院大学または石川県立大学のいずれかの研究室に配属され、学会での発表や科学コンテストへの参加にも挑戦する。
第2ステージの受講生のなかから2〜3名が第3ステージへと進み、これまでの研究発表と面談を基に選抜されたメンバーが、引き続き連携大学の研究室に配属され、第2ステージでの研究をさらに深める。
最終的な成果をまとめ、英語での論文投稿や国際学会での発表にも挑戦。なお、高校1年生で応募した場合、第3ステージでは高校3年生になっている。
第1ステージを修了すると、2021年から始まった大学入学共通テスト受験を必要としない「金沢大学KUGS特別入試」の出願資格を得ることができます。
金沢大学GSC | 応募方法について
応募には以下の4つの書類が必要です。
- 個人調書
- 研究活動経験書
- 体験ステージ参加・聴講レポート
- 研究提案書
提出方法は、WEBの応募フォーム、郵送、FAXから選択することができます。
第1~3ステージの参加者には、遠方からの通学の場合、一部交通費に補助が出るようです。探究したい分野のある人は、ぜひチャレンジしてみては。