国際組織の実務が学べる「総合グローバル学部」
いまやグローバル人材の育成が命題となっている日本の大学ですが、「上智大学」にも2014年4月に「総合グローバル学部」が新設されます。
「総合グローバル学部」は上智大学で9番目となる新学部で、総合グローバル学科を設置し、1学部1学科体制となります。
募集人員は、1学年220名。一般入試は、英語、国語、地理世界史。
同大学には「外国語学部」とすべての授業が英語で行われる「国際教養学部」がありますが、総合グローバル学部では国際組織の実務の視点を取り入れていることが大きな特徴なのだそう。
目標としているのは、国際政治経済、グローバル市民社会、国際開発協力などに通じ、地域に根ざした生活者の視点を生かすことができる「国際的公共知識人」として、国際ビジネス、国際機関、国際協力の場で活躍できる人材の育成。
「国際関係論」と「地域研究」の両分野を並行して学ぶカリキュラムは日本初となり、グローバルとローカルの双方向視点を養うことができるそう。
具体的には、国際関係論系の「国際政治論」、「市民社会・国際協力論」、地域研究系の「アジア研究」、「中東・アフリカ研究」の4領域から構成。
国際関係論系からひとつ、地域研究系からひとの領域を選択し、主専攻・副専攻として学びます。
教員は、国際機関やNGOの現場で実務経験を有するメンバーや、海外で学位取得、勤務経験を有し、英語及び現地語に堪能な教員で構成。
英語による授業は、20科目程度になる予定。
選択科目の「自主研究」では、フィールドワークやインターンシップを設定できるので、海外での実践的な学びも用意されています。
オープンキャンパスは、四谷キャンパスで8月1日(木)〜3日(土)、大阪サテライトキャンパスで7月21日(日)に予定。
学部説明会、体験授業、個別相談コーナーが設けられます。
27ヵ国125校の交換留学協定大学のある上智大学ならではの、名実共にグローバルな学部が誕生することをぜひとも期待したいところです。
【上智大学 総合グローバル学部】
- 住所:四谷キャンパス(東京都千代田区紀尾井町7番1号)
- 学長:滝澤正
- 開設:「総合グローバル学部 総合グローバル学科」2014年4月(予定)
- 定員:220名(収容定員880名)
- 取得学位:学士(国際関係論、地域研究)
- 入試方法:公募推薦入試、一般入試、帰国生入試、カトリック高等学校特別入学試験、外国人入学試験
- 学費:未定