【大阪市】2019年開校の公設民営国際バカロレア中高一貫校の運営先は「大阪YMCA」に決定
「大阪市教育委員会」は、2019年4月に開校を予定している公設民営中高一貫教育校「大阪市立第131中学校及び大阪市立第21高等学校(仮称、2017年度中に名称決定)」の指定管理法人を、「学校法人大阪YMCA」(大阪市)に決定したことを、2017年5月9日(月)に公表しました。
指定管理法人の募集は2017年3月に行なわれ、応募があった4法人から3回の選定会議を経て「大阪YMCA」に委託先が決定しました(委託期間は2019〜2029年までの10年間を予定)。
この併設型中高一貫教育校は、2018年4月に大阪市住之江区に「南港南中学校区小中一貫教育校」(仮)が開校するのに伴い、同年3月末に廃校予定の「南港緑小学校」と「南港渚小学校」の校地を活用し開校。
生徒数は、中学校240名(各学年2クラス、80名)、高校480名(各学年4クラス、160名)となる予定。
この中高一貫教育校は、大阪市のグローバル教育を牽引していく学校として位置づけられており、高校は「グローバル探究科」(仮)のみとなり、グローバルコミュニケーションコース、グローバルサイエンスコース、国際バカロレア認定コースの3つのコースが設置される予定です。
YMCAの強みを活かした教育に期待
大阪YMCAが委託先として選ばれた理由として、国際バカロレア認定校であるインターナショナルスクール「大阪YMCA国際専門学校 国際高等課程 国際学科」(大阪市)の運営など学校教育のノウハウを有していること、YMCAが持つ世界的ネットワークを利用した外国人教員の採用や民間人材の登用が可能であること。
さらに、国際理解教育と外国語教育に重点を置いた教育課程の編成が提案されていること、生きた英語力を身に付けるためのプログラムや海外関連法人との連携による交流活動が期待できることなどをあげています。
公設民営学校ならではの柔軟な教員の雇用形態や運営形態、そしてYMCAならではの強みを活かした教育により、大阪市に新しい時代の学びの場が誕生することに期待したいですね。
【大阪市公設民営化中高一貫教育校】
- 開校:2019年4月予定
- 住所:東学舎/大阪市住之江区南港中2-7-18(現・大阪市立南港緑小学校)、西学舎/大阪市住之江区南港中3-7-13(現・大阪市立南港渚小学校)
- クラス数:中学校6クラス、高校12クラス
- 生徒数:中学校240名(各学年2クラス、80名)、高校480名(各学年4クラス、160名)
- 指定期間:2019年4月〜2029年3月(10年間)