単位も取得できるので4年間で卒業も可能
「横浜市立大学」は、米国「バレンシア・カレッジ」(フロリダ州オーランド市)と提携して、2014年度より「ディズニー・バレンシア国際カレッジプログラム」を実施します。
実施期間は、2014年8月~2015年1月の5ヵ月間。
「国際総合科学部」の学生を対象としており、バレンシア・カレッジの科目を履修しながら同市にある「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(WDW)での就業体験(実習)を行います。
派遣中の成果をもとに4単位を上限として学内で認定する予定で、派遣後学生は休学することなく修学でき、単位の取得状況によっては4年間で卒業することも可能に。
学生の負担は100万円程度を見込んでおり、そのうちプログラム費として30万円くらい、航空代金と生活費で70万円ほど。実習には手当が出ますが、相殺してこのくらいの負担となるそう。
学生はWDWの実習生専用寮で他国からの実習生と共同で生活し、寮内にある教室でウォルト・ディズニー・カンパニーとバレンシア・カレッジによる授業を週約8時間受講。さらに、WDWで週37時間ほど(時期により異なる)実習を行います。
プログラムは、以下のようなものを予定。
- ビジネス・マネジメント(バレンシア・カレッジ講義科目)…カスタマーサービス、従業員の管理・監督・指導、組織内および対顧客との対人スキルについて学ぶ
- アカデミック・トレーニング・オンライン(バレンシア・カレッジ講義科目)…フォーチュン100社を中心としたグローバル企業のケーススタディを用い、米国ビジネス文化・歴史や他国との比較などについて研究する
- ディズニー・カレッジ(ウォルト・ディズニー・カンパニー提供科目)…ウォルト・ディズニー・カンパニーの講師による講義科目。ホスピタリティマネジメントや自己キャリア開発戦略、創造と革新など9つのテーマからひとつを選択
- アカデミックトレーニング実習…WDWにて週約5日間の就業体験を行う。学生の希望や面接を通し、職種(ロール)に配属される
選考は、学内の書類・面接を経たのち、バレンシア・カレッジ担当者による電話面接、ウォルト・ディズニー・カンパニー担当者が来日しての面接により、4月内には決定する予定。
定員はとくになく、最終的にはウォルト・ディズニー・カンパニーの判断により派遣人数が決定します。
同学では、これまで夏季休業期間を利用して1ヵ月程度の海外就業体験プログラムに学生を派遣してきましたが、本プログラム実施でグローバルな視野をもつ人材の育成をさらに強化する予定。
なお、バレンシア・カレッジとの提携によるディズニー国際カレッジプログラムは、「梅光学院大学」(山口県下関市)や「北九州市立大学」(福岡県)でも実施しています。
【ディズニー・バレンシア国際カレッジプログラム】
- 実施期間:2014年8月~2015年1月(約5ヵ月)
- 対象学部:国際総合科学部
- 定員:とくになし(ウォルト・ディズニー・カンパニー担当者が面接のうえ判断して決定)
- 費用:学生の負担は100万円前後