英検はライティングが3割準1級合格講座4週間 10/12〆

英検 | 2024年度より1〜3級で試験時間・リーディング・ライティングがリニューアル(準1はスピーキングも)

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英検2024 | 2024年度第1回目検定からリニューアル

「日本英語検定協会」は、2024年度から英検の問題形式を一部リニューアルします。

英検には1級〜5級まで7つの級がありますが、リニューアルされるのは以下の5つの級。

  • 1級
  • 準1級
  • 2級
  • 準2級
  • 3級

出題のリニューアルが行われるのは、2024年第1回検定からで、試験時間、ReadingとWritingの出題形式に変更があり、準1級のみSpeakingにも変更点があります。

リニューアルの内容

スクロールできます
一次試験二次試験
筆記試験ListeningSpeaking
ReadingWriting試験時間
1級語彙問題•長文問題の設問数を一部削減
(試驗時間調整のため)
英作文問題の出題を1題から2題に増加

既存の「意見論述」の出題に加え「要約問題」を出題
変更なし(100分)変更なし変更なし
準1級変更なし
(90分)
受験者自身の意見を問う質問(No.4)に話題導入文を追加
2級変更なし(85分)変更なし
準2級英作文問題の出題を1題から2題に増加

既存の「意見論述」の出題に加え「Eメール問題」を出題
時間延長
(75→80分)
変更なし
3級変更なし時間延長
(50→65分)
変更なし

英検概要

主催公益財団法人日本英語検定協会
会場本会場/全国約230都市400会場・海外4都市、準会場/約2万会場
検定料1級/1万1700円、準1級/9700円、2級/8300円、準2級7800円、3級/6300円、4級/4400円、5級/3800円 ※正規検定料から一律100円値引きキャンペーン中の価格(2023年度のみ)

英検2024 | 思考力・判断力・表現力が問われる内容に変更

英検は、これまで学習指導要領に表された英語能力観を踏まえて出題し、英語の知識や技能が習得できているかを試験によって点数化していました。

現在の学習指導要領では、外国語を学ぶときに、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングを統合した言語活動を充実するように示されています。

そのため、求められる英語能力は知識や技能だけではなく、場面や状況に応じたコミュニケーションに必要な思考力・判断力・表現力も身に付けることが目指されています。

今回のリニューアルによって、1級~3級の試験内容は、新しい英語能力観を反映した出題や問題構成になる予定です。

英検2024 | リニューアルされる内容は?

では、2024年度英検のリニューアルポイントを見ていきましょう。

  1. 試験時間
  2. ライティング
  3. リーディング
  4. スピーキング

①試験時間

試験時間について変更があるのは、準2級・3級。

  • 準2級…75分→80分時間が延長
  • 3級…50分→65分に時間延長

試験時間が延長される理由は、問題数の増加があるためでしょう。また時間が延長されたことで、受験者は長く考える事ができるため、思考力が測られることでしょう。

②ライティング

ライティングは、1級~3級の5つの級で英作文が1題から2題出題に増えます。

1級・準1級・2級

既存の「意見論述」に加え、「要約」問題が出題されます。

要約のための語数はつぎのとおり。

  • 1級…90~110語で要約
  • 準1級…60~70語で要約
  • 2級…45~55語で要約

要約の場合、自分の言葉でまとめなくてはならないので、英語でわかりやすく伝えるための言い換え表現や英文構造のパターンも知っておく必要があります。

準2級・3級

既存の「意見論述」に加え、「Eメール」問題が出題されます。

外国人の友達からEメールで質問を受け取ったときの返信内容を英文で書くといった流れの問題となり、下記のような語数でまとめます。

  • 準2級…40~50語
  • 3級…15~25語

準2級では、Eメールの文中下線部分の特徴を問うふたつの質問を盛り込み、返信を考える。

3級では、Eメールの文中にあるふたつの質問に対して、返答を自由に考えて文章化する。

回答内容の自由度が高いため、ライティングの技能だけではなく、さまざまな場面や状況に応じた判断力も問われそうです。

③リーディング

リーディングは、1級~準2級で試験時間調整のために問題が減ります。

削減されるのは、語彙問題や長文問題の設問。

ライティングの設問で、要約や返信の英作文を書くためのリーディングも問われるため、ライティングパートでより統合された英語力が図られることになりそうです。

④スピーキング

今回、スピーキングがリニューアルされるのは準1級のみ。

受験者に意見を問う質問(No.4)の際、面接官から口頭で出題される内容が複雑化します。

これまでの出題では、受検者自身の意見を問う質問でしたが、「話題導入文」が追加され、質問文が長くなります。

これによって懸念されるのは、

  • 意見として言いたいことを話題導入文で先に言われてしまう
  • 質問が長くなることで、質問の意図を理解することが難しくなる

という点。

2024年度に英検を受験予定の人は、リニューアルを踏まえた準備と対策が必要となそうですね。

英検協会 | 英検問題形式の一部リニューアルのお知らせ(PDF

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