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夏の自由研究2024 | 課題発見力や表現力も磨かれる!小学生探究型コンテスト6選

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夏の自由研究コンテスト | じっくり考えて作品にまとめてみよう

毎年夏休みには、小学生の子どもたちの自由研究を応援する、さまざまなコンテストが開催されています。

昨今の小学生向けコンテストは、環境問題について考えたり、未来に役立つモノを具現化して描くなど、課題発見力や伝える力などが必要とされる、探究型となっています。

この記事では、みなさんがプログラムに参加することで、自由研究がより充実したものになるように、まとめて紹介・比較していきますね!

①JAXA 宇宙の日・作文絵画コンテスト

「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」と「日本宇宙少年団」が主催する、小中学生を対象とした作文と絵画のコンテスト。

②WFP エッセイコンテスト

NPO法人国連WFP協会が主催している、チャリティーエッセイコンテスト。対象は、4年生〜大人まで。

世界ではおよそ11人にひとりが飢餓に苦しんでいて、世界の5人にひとりの子どもが栄養不足となっている

③花王 国際こども環境絵画コンテスト

花王が、6才〜15才までの子どもたちを対象に実施している絵画コンテスト。

④パナソニック 環境絵画コンクール

パナソニックが、小学生を対象に子どものころから環境について考える習慣を身につけてもらいたいという思いで、2006年から実施しているコンテスト。

⑤HONDA 子どもアイディアコンテスト

「HONDA」が主催している、小学生を対象とした、未来に“あったらいいな”と思うモノのアイデアを考えて、絵に描いて応募します。

⑥筑波大学「科学の芽」賞

ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎さんの功績を称え、自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたことをまとめた作品を募集。

夏の自由研究コンテスト6選

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コンテスト宇宙の日・作文絵画コンテストWFPエッセイコンテスト国際こども環境絵画コンテスト環境絵画コンクール子どもアイディアコンテスト朝永振一郎記念「科学の芽」賞
主催宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本宇宙少年団NPO法人国連WFP協会花王パナソニックホンダ筑波大学
対象小学生、中学生小学4年生〜大人6才〜15才
(2024年8月末時点)
小学生小学生小学3年生〜高校生
締め切り2024年9月12日(木)2024年9月4日(水)2024年9月4日(水)2024年9月7日(土)当日消印有効2024年9月9日(月)当日消印有効2024年9月17日(火)当日消印有効
テーマきみの考える宇宙ロボット! – 宇宙に連れて行くきみの相棒 –大切さを考えよう、わたしたちのごはんサステナブルな環境をみんなでつくろう!きれいな空気・水と生きもの未来自然現象の不思議を発見し、観察・実験して考えたことをまとめる
文字量・サイズ作文は400字詰め原稿用紙2〜5枚以内、絵画はA2サイズ(420×594ミリ)以下の用紙日本語で200字〜800字以内八つ切(271×392ミリ)~最大で四つ切(392×542ミリ)四つ切サイズ(540×380ミリ)規定のリーフレットに描く
(Web応募なら画用紙やタブレット端末に描くのも可)
レポート用紙A4判、片面10枚以内
ポイントグランプリ賞を受賞すると、入賞者と保護者各1名が種子島宇宙センター(予定)で開催される体験ツアーに招待1作品につき、給食2日分(60円)が協力企業より国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられる9割以上の作品が海外からの応募となる、グローバルな絵画コンテストジアイーノや加湿空気清浄機(パナソニック製品)などの賞品のほか、応募者全員に参加賞のプレゼントもあり受賞者の子どもたちには、お互いのアイデアや夢を共有し、友情を育む「国際交流会」も提供優秀者を対象に、12月21日(土)に、筑波大学で表彰式・発表会が行われる予定

夏の自由研究コンテスト | それぞれの内容をチェック!

上記で紹介した小論文コンテストの詳細をひとつずつ紹介していきます。

応募するコンテストを検討する際に参考にしてください。

①JAXA 宇宙の日・作文絵画コンテスト

「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」と「日本宇宙少年団」が主催する、小中学生を対象とした作文と絵画のコンテスト。

グランプリ賞を受賞すると、入賞者と保護者各1名が種子島宇宙センター(予定)で開催される体験ツアーに招待されます。

こんな作品を書いて(描いて)みよう

「宇宙の日」は、日本でも宇宙の普及活動を行うことを目的に、毛利衛さんがスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った9月12日が選定されました。

宇宙について、小学生・中学生としての自分なりの視点を持ち、どのような発見があったかをまとめて表現してみましょう。2024年の作品テーマは、「きみの考える宇宙ロボット!」。

宇宙の探査活動には、人間を支えてくれるロボット技術が必要不可欠。自分が宇宙に旅立つとき、どのような宇宙ロボットを相棒にしたいか、1人1人のユニークなアイデア・発想力が期待されています。

受賞作品からみえてくる傾向と対策

どの作品も、宇宙について興味を持ち、テーマについてよく考え、調べたうえでの、イメージを膨らませた作品となっています。

その年のテーマについて、図書館やインターネットなど使ってよく調べ、まわりの大人にもいろいろ質問しながら作品についてのイメージを得るようにしてみるといいでしょう。

応募に際してのアドバイス

応募方法は、全国52の最寄りの科学館に送付しますが、絵画のみの受け付けている科学館もあるので注意。作文のタイトルは自由に決められます。絵画作品の画材は自由です。

応募科学館での「最優秀賞」者のなかから、さらに選定されるグランプリ賞を受賞すると、入賞者と保護者各1名が種子島宇宙センター(予定)で開催される体験ツアーに招待されます。

その他、主催者賞や特別賞の受賞者には、副賞の宇宙グッズや特産品などを贈呈。

絵画の部・小学生部門のみ、APRSAF-30ポスターコンテストに日本代表として出展する3作品も選定します。

②WFP エッセイコンテスト

NPO法人国連WFP協会が主催している、チャリティーエッセイコンテストで、対象は小学4年生〜大人まで。

小学生部門(4〜6年生)、中学生・高校生部門・18歳以上部門の3部門で作品を募集します。

こんな作品を書いてみよう

本コンテストの応募作品は、1作品につき、給食2日分(60円)が協力企業(日清食品、三菱商事)より国連WFPに寄付され、学校給食支援に役立てられます。

2023年は1万9052作品の応募があり、3万8104人の子どもたちに給食を届けることができたそうです。

あなたの作品も、飢餓に直面する子どもたちにおいしい給食を届けるような思いを込めて書いてみましょう。

受賞作品からみえてくる傾向と対策

世界の10人にひとりが飢餓に苦しんでいる状況なのだそうです。

それらの状況にいる人たちと自分の状況がどのように違うのか、当たり前に口にしている食事がいかに特別なものなのかについて想像しながら、テーマに沿って書いてみましょう。

応募に際してのアドバイス

応募できるのは、ひとり1作品のみです。

エッセイは日本語で200字〜800字以内で書き、ダウンロードした応募票に必要事項を記入のうえ作品に添付し、郵送かオンラインで応募します。

審査の結果、最優秀賞、部門賞、審査員特別賞など各賞の受賞者には、賞品と賞状が進呈されます。

③花王 国際こども環境絵画コンテスト

花王が、世界の6才〜15才までの子どもたちを対象に実施している絵画コンテスト。

こんな作品を描いてみよう

身近な生活のエコと地球の環境について考え、それらを守りながら未来へと渡していくために何ができるのか、自由な発想で絵画として表現してみましょう。

受賞作品からみえてくる傾向と対策

審査では、「地球環境改善への願いや発想が感じられるか」「世界の環境問題を考えるうえで新鮮な視点を与えてくれるか」「子どもらしい発想や視点を感じさせるか」「国や地域らしさが反映されているか」という点が重視されます(デジタル作画や素材を貼り付けた作品は不可)。

受賞作品は、難しいテーマながらも、自分なりの視点や発想を大切にしながら、伸び伸びと地球や環境について表現されています。

応募に際してのアドバイス

本コンテストは、2023年度は、世界中から1万5916点(国内798点、海外1万5118点)の作品応募があるなど、じつに9割以上が海外からの応募作品が占める、グローバルなコンテストです。

表現の多様性に溢れ、子供たちの意思が素直に投影された絵画が多く寄せられており、過去の作品をじっくり鑑賞してみましょう。

花王Kirei大賞をはじめとする各賞の副賞には、画材セットや作品レプリカ等が用意されています。

④パナソニック 環境絵画コンクール

本コンクールは、子どものころから環境について考える習慣を身につけてもらいたいという思いで、2006年から実施されており、今年で19回目の開催となります。

こんな作品を描いてみよう

これからも空気や水をきれいにするために自分たちにできることや、生きものが元気にくらす様子などを自由に描いて、絵に込めた思い(メッセージ)と共に送ります。

受賞作品からみえてくる傾向と対策

自身の経験をもとに、環境について感じたこと・考えたことを絵画として反映した作品が選ばれています。なかでも、多様な生き物を生き生きと描けている受賞作品が目立ちます。

それぞれの環境に対する思い(メッセージ)も、絵画表現を補う評価ポイントとなっています。

応募に際してのアドバイス

使用する画材は自由ですが、ポスターではないため作品内に直接メッセージを書き込むのは禁止です。

コンテストに入賞すると、ジアイーノや加湿空気清浄機(パナソニック製品)などの賞品のほか、応募者全員に参加賞のプレゼントもあります。

⑤HONDA 子どもアイディアコンテスト

小学生(1人でもグループでもOK)を対象としたアイデアコンテストで、未来に“あったらいいな”と思うモノのアイデアを考えて、絵に描いて応募します。

こんな作品を描いてみよう

一次HONDA社内審査を通過した人は、最終審査に向けて作った立体作品をみんなの前で発表します。

最終審査では、作品のアイデアや完成までのできごと、工夫したところなどを話すので、最終審査も踏まえた上で作品を描いてみるといいでしょう。

受賞作品からみえてくる傾向と対策

どの作品も、絵画から立体作品になるプロセスでさらにアイデアが整理され、作品への思いしっかり伝えられています。

受賞作品には、人に対する思いや、世の中をよくしたいという思いが込められたアイデアが表現されています。

未来にあったら

  • 楽しいものって何だろう
  • 町や地域がより良くなるものは何だろう
  • 困っている人が助かるものは何だろう

こうした3つのポイントを起点に、あなただけのアイデアをじっくり探究してみましょう。

応募に際してのアドバイス

このコンテストでは、応募点数に制限はありません。

純粋な絵画ではなく、あくまでアイデアが審査対象なので、絵の得意不得意はあまり気にせずチャレンジできるでしょう。

合計14組の受賞者には、1万円~10万円のJTBナイスギフトが贈られます。さらに、海外の同世代とお互いのアイデアや夢を共有し、友情を育む「国際交流会」が提供されます。

2022年度は日本から7名、タイから5名が参加。計12名の子どもたちが1泊2日のプログラムを体験しました。

⑥筑波大学「科学の芽」賞

「科学の芽」コンクールでは、この1年間で新しく発見したことを科学的な視点でまとめた作品を募集し、選考が行われます。

こんな作品を描いてみよう

小学生部門での審査の観点となるのは、下記の3点。

  • テーマの独創性…日常的な自然や現象の中から独創的な問題をみつけ出しているか
  • 探究力…問題を解決するための観察 ・ 実験 ・ 調査を的確に根気よく行っているか。目的を達成させるための実験観察方法を工夫しているか
  • 表現・活用…自分なりに結果をまとめ、 それをわかりやすく人に伝えるものになっているか。研究成果を活かしたり、 創造したりしているか

受賞作品からみえてくる傾向と対策

どの作品も、日常のひとコマやもともと興味のあったテーマから、科学的な問題を設定しており、その問題を解決に導くための観察や実験、そのためのスケジュールもしっかり練られています。

結果、客観的な数値などから、独自性を盛り込んだ説得力のある結論や考察がまとめられています。

応募に際してのアドバイス

科学の芽という発表の場に向けて、それまであいまいだった不思議なこと・発見したことを、科学的な視点と思考で考え、それを人に伝えるためにまとめる醍醐味を経験できます。

もちろん、結論に至るまではかなり思考を重ねたり、つぎつぎと生まれる仮説を証明するための実験に取り組んだりする必要があるので、時間をかけて取り組みましょう。

研究のまとめ方に疑問がある場合は、公式サイトに掲載されているサポート動画を視聴すると参考になるでしょう

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