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【広島叡智学園中学校・高校】2019年開校の公立全寮制IB校の名称が決定、最新情報をまとめ

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英語名は「広島グローバルアカデミー」

「広島県」が、瀬戸内海に浮かぶ大崎上島(おおさきかみじま)に2019年に開校を予定している、全寮制のグローバルリーダー育成中高一貫校の校名が、「広島叡智学園」(Hiroshima Global Academy)に決定しました。

広島叡智4

校名は205件の公募から決定したもので、正式名称は「広島県立広島叡智学園中学校・高等学校」。英語名は「Hiroshima Global Academy」〔HiGA、ハイガ)となるそうです。

定員は当初より各学年10名減を予定

この広島叡智学園は、中学の定員が120名(1学年40名)、高校が180名(1学年60名、うち留学生は20名)となる予定で、日本人の生徒は広島県全域から募集(定員は計画当初より各学年で10名減)。

広島県では、「学びの変革」を先導的に実践する学校として位置づけており、「社会の持続的な平和と発展に向け、地域や世界のより善い未来を創造できるリーダー」を育成することを目的とするほか、下記のような特徴があります。

  • 実践的な英語学習
  • 国際バカロレア・ディプロマプログラム(予定)
  • プロジェクト学習
  • 全寮制での学習・生活
  • 世界中から集まった生徒や教員による多様性あふれる学習環境

国際バカロレアのDP導入も検討されていることから、卒業時には高校の卒業資格とIB資格が取得できる予定です。

恵まれた環境でエリートを育成

カリキュラムのグランドデザイン案を見てみると、高3では9割程度の授業が英語で行われるほかで、中学2年生で2週間、高校1年生で3週間の海外研修が予定されており、現地で課題解決プロジェクトを実践していく予定です。

広島県の資料より。

広島県の資料より。

学校の施設は、教室棟、図書メディア棟、理科・技術棟、体育館棟、寮ハウス棟などを段階的に整備していく予定。

【関連記事】広島グローバルリーダー育成校の施設が発表

下記の動画で施設をわかりやすく紹介しています。

国際バカロレア認定校を目指しているだけあり、国際バカロレア機構が定める規定に沿った少人数制の探究型学習にも対応できるフレキシブルな環境が用意され、寮でもバディ制度を導入するなど生活環境も万全に整えられる予定です。

教室棟のラーニングラウンジ。

教室棟のラーニングラウンジ。

なお、学生寮は日本人8名、留学生2名で1ユニットとし、ユニット担当のハウスマスターと連携して安全な生活をサポート、英語による実践的なコミュニケーションの中でさまざまな活動をしていくそうです。

学生寮の部屋。

学生寮の部屋。

このようにとても恵まれた環境ではありますが、高校の学費は入学金が5500円、授業料は月額9900円と広島県内の県立高校と同額となるそうです(ただし、海外研修や国際バカロレアの費用は別途必要)。

この先鋭的なスクールは未来のエリートのためのものですが、広島のみならず、日本の公教育全体を刺激し、すべての子どもたちが未来でよりよく生きるための教育を推進する牽引役となってくれることを願いたいですね。


【広島県立広島叡智学園中学校・高等学校】

  • 開校:2019年4月1日
  • 住所:広島県豊田郡大崎上島町大串
  • 設置形態:併設型中高一貫教育校(全日制課程普通科)
  • 生徒数:中学校/1学年40名、高校/1学年60名(うち外国人留学生20名)
  • 卒業資格:日本の高校の卒業資格、国際バカロレアDP

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