学生の女子率を13→20パーセント超に
「東京工業大学」(東京・目黒区)は、2024年4月入学の学士課程入試から、総合型選抜および学校推薦型選抜において女性を対象とした「女子枠」を設けます。
2023年4月入学者では、一般選抜で930名、総合型・学校推薦型選抜で98名を募集。2024年4月入学では、一般選抜で886名、総合型・学校推薦型(一般枠)84名。総合型・学校推薦型(女子枠)で58名を募集。さらに、2025年4月入学者では、一般選抜801名、総合型・学校推薦型(一般枠)84名、総合型・学校推薦型(女子枠)143名を予定しています。
なお、女子枠では、出願書類など新たな評価軸を追加。学院(一般的な大学の「学部」に相当)ごとに人数や選抜方法が異なり、また一般枠との併願が可能です。
あらゆる学生が充実するための施策も実施
本国内の理工系高等教育機関で学ぶ女子学生の割合は世界的に見て低く、東工大においても学士課程の女子学生比率は13パーセントと低い状態。そこで、総合型選抜および学校推薦型選抜に「女子枠」を設けることにより、一般選抜などでの合格者も合わせて、すべての学院で女子学生比率が20パーセントを超えることを見込んでいます。
これは、東京工業大学が推進するダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の取り組みの一環であり、入試改革のほかにも、あらゆる学生が充実した大学生活を過ごすための施策を同時に行い、多様な個性を持つ人々が対話し教育・研究の現場で新たな考えや発想を生みだすことで、自律的に男女比の偏りが改善していくことを目指していくそうです。
今後変更になる可能性がありますので、かならず「募集要項」にて確認を。詳細は、「東京工業大学」公式サイトにてご確認ください。
【東工大 総合型・学校推薦型(女子枠)】
- 導入時期:2024年4月入学の学士課程入試から
- 募集人数:2024年4月入学で58名、2025年4月入学で143名