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ChatGPTで変わる学校広報|AIを“効率化”ではなく“共育化”する使い方

学校広報の現場では、いま「AIをどう使えばいいのか?」という声が急速に増えています。ただ、私たちが大切にしたいのは、単なる作業効率化ではありません。
ChatGPTの活用は、“広報=教育を社会と共に育てる場”に変えていく大きなチャンスです。

ここでは、学校広報の実務におけるChatGPTの活かし方と、その根底にある「共育」の考え方をお伝えします。

グローバルエデュは、親子で“納得できる進路選択”を応援する教育メディアです。2025年より海外進学ラボを新設し、Q&Aライブラリや進路相談、イベントを通じて、海外進学を目指す中高生と保護者をサポートしています。

Contents

学校広報に起きている変化

これまでの学校広報は「伝える」「宣伝する」ことが中心でした。
しかし、AIの時代に入ると、学校のメッセージや理念を“人の言葉で”どう表現するかが問われるようになりました。

AIの登場によって、誰でも簡単にニュースリリースやSNS投稿を作れるようになりましたが、同時に「どの学校も似たような発信」になりやすいという課題も見えてきています。

本当に求められているのは、“速く作る”ことではなく、“深く伝える”こと。ChatGPTは、そのための“共創パートナー”として活かすことができます。

ChatGPTをどう使うか — “効率化”の先にある「共育化」

ChatGPTの活用方法には、2つの方向性があります。

A. 作業の効率化

  • ニュース原稿の下書き作成
  • SNS投稿やお便り文の文案づくり
  • 学校紹介文の翻訳や英文化

これはすぐに実感できる便利な使い方。でも、ここで止まってしまうと“自動化”でしかないんです。

B. 共育化(共に育てるAI活用)

ChatGPTを「共育のパートナー」として使うと、広報が教育活動の一部になります。

たとえば——

  • 生徒の活動レポートをAIに要約してもらい、
     「伝わりやすい構成とは?」を生徒と一緒に考える。
  • 教職員が学校理念をChatGPTに説明しながら、
     言葉にしにくい価値観を可視化する。
  • PTAや地域の人とAIを使って「学校紹介文」を共同編集する。

AIが「考えるきっかけ」をつくり、
人が「意味を深めていく」——
それが共育化の第一歩です。

広報を“共育の場”に変える3つの視点

視点内容
① 対話を中心にAIに一方的に書かせるのではなく、問いかけながら言葉を磨く。
② 意図を言語化する「なぜこの学校が存在するのか?」をAIに説明できるようにする。
③ 人とAIの役割を分けるAI=整理と構造、人=感情と物語。役割を明確にして共創する。

これらを意識することで、AIの文章が“人間味のある言葉”に変わっていきます。

現場で使えるChatGPTプロンプト例

💬 学校理念を生徒にも伝わるように書き直してください。

例:「私たちは多様な個性を尊重する教育を行っています」→「一人ひとりが自分らしく輝ける学校です」

💬 生徒の活動レポートを、地域の方にも伝わるように要約してください。

💬 教職員全体に向けて、教育理念を再確認するための質問リストを作ってください。

こうした“問いを投げるプロンプト”を積み重ねることで、AIとの対話そのものが教育的な意味を持つようになります。

Globaleduの提案 — AIを教育の文脈で活かす

Globaleduでは、学校広報・教育関係者の方々と一緒に、AI時代の発信・理念づくりを考える「AI×学校広報」プロジェクトを進めています。

  • 教職員向けAIリテラシー講座
  • 広報担当者のためのChatGPT実践研修
  • 学校理念の言語化・ストーリーブランディング

AIを「発信のツール」ではなく「学びのパートナー」として位置づけ、教育の力を社会へ発信するための伴走を行っています。

まとめ:AIとともに、“伝える”から“育てる”へ

AI時代の学校広報は、「速さ」ではなく「意味」を問う時代です。ChatGPTを通じて生まれる“対話”は、教育そのものを深める新しい形の学びにもなり得ます。

教育を伝える力が、教育を育てる力になる。その最前線に、AIと人との共育があるのです。

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教育機関の方へ|AI×教育の次のステップへ

グローバルエデュでは、AI時代の学校広報・教育ブランディング・リテラシー研修など、教育現場を支援する「共創プログラム」を展開しています。

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