英検3級レベルからIELTS7.0を達成し、オランダのアムステルダム大学へ進学したにんじゃさん。ずっと日本の学校で学びながら、高校3年間でスコアを7.0まで引き上げました。
高校のIBコースでの勉強と並行しながら、どうモチベーションを維持し、英語力を伸ばしていったのか。その軌跡を紹介します。
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挑戦のきっかけ
にんじゃさんがIELTSを受験したのは、高校での必修要件がきっかけでした。当初は英検3級レベルで、リーディングには苦手意識があったといいます。
にんじゃさん英語ができそうな人が受ける試験だと思っていました。実際、会場に行くとそういう人ばかりで、最初は少し怖かったです
それでも、高校の授業の一環として避けて通れなかったIELTSに向き合うことを決意。「リーディングが難しそうでやりたくなかった」という正直な気持ちを抱えつつも、地道に勉強を始めました。
学習法と工夫
勉強法は独学が中心。学校や部活が忙しいなか、週2〜3日、1〜3時間ほどの学習時間を確保し、外部講座としてベルリッツのIELTS講座も受講しました。
使用教材は『IELTS必須英単語4400』。「洋書を読むことを習慣にして、リーディングに慣れるようにしました」と話します。
部活や学校行事で思うように勉強時間が取れない時期も多く、モチベーションを保つのが大変だったそうです。



ほとんどの日本人が受けない試験に挑戦しているだけでも偉い、と思うようにしていました。それで気持ちを立て直していました
3年間のIETLSスコアの推移
| 受験回数 | Overall | Listening | Reading | Writing | Speaking |
|---|---|---|---|---|---|
| 初回 | 4.5 | 4.0 | 4.0 | 4.5 | 6.0 |
| 最終 | 7.0 | 8.5 | 6.5 | 6.0 | 7.5 |
成果と気づき
何度も受験する中で、ListeningとSpeakingが特に伸びました。



肩の力を抜いても自然に聞き取れるようになったとき、“あ、英語が入ってくる”って実感しました
英語を勉強する中で、ただのテスト対策に留まらず、「数字(点数)で見えるからこそ、自分の苦手が明確に分かった」と振り返ります。
一方で、周囲の支援は少なく、学習環境には課題も感じていました。
「指導できる先生が少ないし、費用も大きな負担。無料や低価格のオンライン講座やIELTSお茶会のような場があると良いと思います。」
結果とこれから受験する人へのメッセージ
高校3年の秋、最終スコアはOverall 7.0を達成。
Listening 8.5・Speaking 7.5という高スコアを記録し、アムステルダム大学 社会学部への進学を実現しました。



IELTSの勉強は大変ですが、みんな苦労しています。心配しすぎずに勉強を続けてください。IELTSで培われる英語力は本当に役立ちます!
💡 まとめメモ
- 学習期間:2年間(独学+外部講座)
- 得意技能:Listening/Speaking
- 苦手技能:Reading
- 克服法:洋書を読む・リラックスしてリスニングに臨む
- IELTSで得た力:粘り強さ・情報収集力・国際的な視野
- 印象に残った言葉:「ほとんどの日本人が受けない試験に挑戦しているだけでも偉い」
📍にんじゃさんの学びは、「自分を信じて続けることが、結果につながる」ということを教えてくれます。英語力の成長だけでなく、試験を通して培われた“自己肯定感と継続力”が印象的でした。






粘り強く続けることで“世界基準の力”は育つ!