ブリティッシュインターナショナルスクール・プーケット | IGCSE→IBのほかスポーツ系の進路も目指せる多文化な環境が魅力

2024-03-072024-03-22

アットホームで多文化な環境が魅力

ブリティッシュインターナショナルスクール・プーケット

IGCSEやIBDPで好成績を目指せる、プーケットを代表する本格的ブリティッシュスクール
英語ネイティブかつBISP勤務年数の長い教師を多く揃え、より家庭的な信頼関係が育まれる教育環境
地元学生比率は控えめ、日本人生徒も少数、まさにインターナショナルスクールらしい多文化コミュニティ

留学担当サトー

タイのボーディングスクール選びのコツをまとめた記事はこちら

British International School Phuket | 英国式ボーディングのパイオニア

「British International School Phuket – BISP（ブリティッシュインターナショナルスクール・プーケット）」は、英国式カリキュラムを主体に学び、大学進学準備ではフルIBDPにも取り組めるプーケットを代表するボーデイングスクールです。

タイの英国式ボーディングスクールのパイオニア

美しいリゾートアイランド、プーケットに1996年に設立されたBISPは、タイにおける英国式ボーディングスクールのパイオニアとしての地位を確立してきました。

2010年には、「国際教育のベスト・プロバイダー」としてタイ首相の名を冠するExport Awardを受賞。

同年に開かれた国際教育EXPOでは、充実した設備とカリキュラム開発を推進するスクールとして高く評価されています。

総面積44エーカーのBISPキャンパスは、プーケット東海岸のリゾートエリアからクルマで10分ほどの場所にあります。

南国の自然に囲まれたキャンパスは、ブリティッシュスクールらしい建築や庭園デザインが施され、まるで南国に英国名門校がそのまま移設されたような格式ある景観を誇ります。

プーケットの常夏な気候と観光やマリンスポーツを身近に楽しめる立地も相まって、比較的低年齢の子どもたちにとっても伸びやかに成長できる環境ではないでしょうか。

17年以上のキャリアがあるベテラン教師陣

また、教師陣は平均17年以上のキャリアがある良質な人材を揃えているのも特徴です。

彼らは、BISPでも平均7.4年の経験を積んでいるほか、その大半が母国以外の国でも講師として働いたキャリアを有しています。

British International School Phuket-BISP

CEO	Apiramon Ourairat
開校年	1996年
所在地	59 Moo 2, Thepkrasattri Road, Koh Kaew, 83100 Phuket
対象	2才～18才（2才児はLittle Ducks Pre Schoolが受け入れ）
生徒数	約1100名
年間授業料	（2023-2024）178万円～355万円
年間寮費	143万円～184万円
入学金	20万バーツ（約82万円）
申込期間	随時受付

British International School Phuket | 学べるカリキュラム

BISPは、Early Years～IGCSE試験に臨む11年生までは、おもに英国式カリキュラムに沿った教育を提供しています。

12～13年生は大半がフルIBに取り組みますが、国際バカロレアやIGCSEとは別に、最終4学年（Year 10～13）の教育課程を問題なく修了した生徒には、BISPの高校卒業資格（High School Diploma）が与えられます。

スポーツ系の進路も目指せる

さらに、12～13年生向けに、実技スポーツを中心としたカリキュラム「BTEC Sports」も提供。

正式名称、「BTEC International Level 3 in Sport」という拡張ディプロマを取得可能なコースで、将来スポーツ・フィットネス産業で専門知識やスキルを活かしたキャリア形成を目指すには注目の選択肢です。

Early Years（3才～5才）

Early Yearsでは、全体としてBISP勤務年数の長いネイティブ教師を揃え、質の高い就学前教育を提供しています。

また、Early Yearsの一般的傾向とは異なり、教師の男女比もバランスよく構成されているのが特徴です。

BISPは、屋外も幼児に重要な学習スペースとして位置付けており、美しい庭園に集まる生物とも密接な「壁のない教室」で友好的かつクリエイティブな感性を養っていきます。

Primary（1～6年生）

BISPのPrimaryは、英国出身のネイティブ教師をはじめ、米国、カナダ、南アフリカ、オセアニアなど多国籍な人材が揃い、グローバル教育に最適な多文化コミュニティを形成。

カリキュラムでは英語と数学を最重要科目としたうえで、理科、歴史、地理、コンピュータスキルなどを担任の先生とともに学びます。

いっぽう、音楽、アート、演劇、体育、語学（タイ語や中国語）など、専門の先生が担当するクラスも一定数を占めています。

Middle School（7～9年生）

Middle Schoolでは、英国式カリキュラムの一部に東南アジアやBISPの教育事情を反映させたモデルが採用されています。

IGCSEの前段階となる3年間のカリキュラムは、以下のような科目で構成されています。ただし、サイエンスは9年生からIGCSE対策（生物・化学・物理）がスタートします。

英語
数学
サイエンス
外国語（中国語、フランス語、スペイン語の選択制）
体育
歴史
地理
アート
IT
デザインテクノロジー
演劇
音楽
タイ研究

Upper School（10～11年生）

Upper Schoolでは、英国式カリキュラムに基づいてIGCSE試験に対応した教科を履修。

生徒は必修科目となるEnglish、Mathematics、Sciencesを学ぶほか、以下の科目を必要に応じて選んで11年生時の資格試験を目指します。

Modern Languages（中国語・フランス語・スペイン語）
Art & Design
Business Studies
Drama
Computer Science
Design Technology
Geography
History
Music
Physical Education
Global Perspectives

Senior School（12～13年生）

BISPの国際バカロレアDPでは、提供される科目の多くがHigher LevelとStandard Levelの双方に対応中です。

また、長年の国際バカロレア教育ノウハウに基づき、具体的な科目選択の組み合わせを的確に提示してもらえるのも心強いでしょう。

履修対象科目は、6つのグループごとに以下のような選択肢が揃っています。

Group 1…English A -Language and Literature、Thai A -Language and Literature、Russian A Literature、Self-Taught A Literature（SLのみ）
Group 2…English B（HLのみ）、French B、Spanish B、Mandarin B、Spanish Ab Initio（SLのみ）、French Ab Initio（SLのみ）、Mandarin Ab Initio（SLのみ）
Group 3…Business Management、Economics、Psychology、History、Geography
Group 4…Environmental Systems & Societies、Design Technology、Biology、Chemistry、Physics
Group 5…Maths（Analysis）、Maths（Application）
Group 6…Theatre、Visual Arts、Music

British International School Phuket | 学業成績と生徒の進路

IGCSEとIBDPのスコア

学業成績（2023年度）では、IGCSEのA*～A評価割合は40パーセント、IBDPスコア平均は33点を記録。

2023年以前のIBスコアに関しても、BISPは世界平均スコアを毎年3点前後上回る好成績を維持してきました。

また、2023年度のIBクラスは、80パーセントがフルIBに取り組んでいましたが、年によってはほぼ全員がフルIBを選んだ事例も見られます。

大学進学実績

直近5年間（2019年～2023年）の大学進学実績をまとめると、英国と米国がBISP卒業生の進学先の大半を占める状況です。

他には、ローカル色を反映してタイの大学への進学事例が目立つほか、オーストラリアとオランダも各10校以上が進学先に名を連ねています。

British International School Phuket | 学校生活について

アカデミックスケジュール

年間スケジュールは、8月スタートの3学期制を採用。次年度に続く長期休暇は、6月下旬より2ヵ月弱設定されています。

Term 1…2024年8月19日～12月13日（中休み期間：10月12日～21日）
Term 2…2025年1月6日～4月4日（中休み期間：2月15日～24日）
Term 3…2025年4月21日～6月20日

ボーディングについて

学生寮は、授業がある校舎まで徒歩数分の好アクセスに恵まれ、プールやテニスコートなど充実した設備も日常的に利用できます。

留学担当サトー

緑豊かなキャンパス敷地内に設けられた寄宿舎には、4年生以上であれば入寮が可能です

キャンパス全体で顔認証システムを採用するほか、各ボーディングハウスも総じてカードキー認証を備え、年間を通じて高水準なセキュリティを保持しています。

キャンパス常駐の看護師も日時を問わず生徒の健康をバックアップし、近隣のバンコク・プーケット病院と提携することで高次元の医療サポート体制も整えています。

生徒の特徴

BISPには59ヵ国から集う1100名の生徒が在籍し、計120名がボーディング生として学んでいます。また、在校生の半数以上を留学生が占めているのも特色です。

より詳細が判明している第13学年（2024年度）のケースを見ると、62名中タイ国籍の地元学生が20パーセント、その他欧米や東南アジアなど多様な出身国の留学生が揃っています。

日本人生徒も在籍していますが、約5パーセントとシェアは控えめです。

部活などのアクティビティ

BISPキャンパスは多目的な設備が充実しており、3才以上の生徒たちに幅広い課外活動の選択肢を提供することが可能です。

BISPのアクティビティ（一部抜粋）

水泳、バスケットボール、タッチラグビー、ロッククライミング、ゴルフ、クロスカントリー、アルティメットフリスビー、ダンススクール、ボードゲーム、サイエンスクラブ、STEMクラブ、哲学＆時事クラブ、アンサンブル＆オーケストラ、VEXロボティクス、環境保全グループ、IELTSサポート

アクティビティによっては、その道の専門家やプロコーチを招き、それぞれのスキル向上だけでなく新たな意欲や探究心を引き出せるチャンスが広がっています。

フィールドトリップの目的地は、ローカルのナショナルパークからタイ北部やシンガポールまで、生徒たちが新鮮且つチャレンジングな体験と向き合えるよう計画されています。

ブリティッシュインターナショナルスクール・プーケット | 学費や奨学金など

2023～2024年度の学費やボーディング費用は、以下のとおりです。

年間費用（1バーツ＝4.1円）	学費	Weekly Boarding	Full Boarding
Nursery （3才～4才）	THB434,700 （約178万円）
Reception （4才～5才）	THB434,700 （約178万円）
Year 1	THB660,400 （約270万円）
Year 2
Year 3
Year 4	THB665,600 （約273万円）	THB349,000 （約143万円）	THB417,000 （約171万円）
Year 5	THB667,700 （約274万円）
Year 6	THB676,000 （約277万円）
Year 7	THB861,100 （約353万円）	THB403,000 （約165万円）	THB448,000 （約184万円）
Year 8	THB861,100 （約353万円）
Year 9	THB865,300 （約355万円）
Year 10	THB865,300 （約355万円）
Year 11	THB845,500 （約347万円）
Year 12	THB865,300 （約355万円）
Year 13	THB845,500 （約347万円）

上記の学費には、昼食と休憩中のスナック、楽器及びグループレッスン、必修のフィールドトリップが含まれています。

追加費用としては、交通費THB87,900、インテンシブ英語コース（対象者のみ）THB100,000、特別スポーツアクティビティ、スポーツトリップ、音楽個別レッスン、IGCSEおよびIBテスト費用などが必要です

きょうだい割引

きょうだい割引もあり、2人目の子どもが在籍する場合に5パーセント、3人目の場合は20パーセント、4人目以降は30パーセントの授業料ディスカウントが適用されます。

ただし、スカラシップ生に選ばれた場合はきょうだい割引の対象になりません。

2〜3才児を対象としたプログラム

BISPは、2～3才児を対象としたPre-Nurseryの保育セッション「Little Ducks Pre School」も提供。

ニーズに合わせて、午前のみと昼過ぎまでのスケジュールを選べます（月～金曜）。

2023-2024年間費用（昼食・スナック代込み）	Morning Only （8時～12時）	Full Day （8時～14時）
週3	THB159,100 （約65万円）	THB238,700 （約98万円）
週4	THB200,200 （約82万円）	THB301,000 （約123万円）
週5	THB233,400 （約96万円）	THB350,000 （約144万円）

奨学金制度

BISPは3種類のスカラシップ制度を採用し、とくに優れた学力や能力を有した学生に対して授業料を優遇しています。

2024～2025年度に入学する場合は、いずれのスカラシップも2024年5月1日が申請締切日です。

Academic Scholarship…留学生はDr Arthit Scholarshipが対象となり、IBDPレベルの学習において有望な学力や英語力を有した生徒が対象。
Sports Scholarship（留学生のみ）…水泳、テニス、ゴルフ、サッカー、エアリアルダンスにおいて際立ったパフォーマンスを発揮する生徒が対象。選出された場合、授業料（寮費も含む可能性あり）の全額または部分免除が適用されます
Art Scholarship…IGCSEがA*/Aレベルにあり、提出ポートフォリオが高く評価された生徒が対象。選出された生徒は授業料（寮費も含む可能性あり）が部分免除となり、IB Visual Artsコースで優れた成果を示すことが期待されます