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なぜIBでは準備が重要なのか
わが子には、未来を生き抜くためにも、全人教育を核とした探究型カリキュラム「国際バカロレア」を学ばせたい…と考えているファミリーは少なくないはず。
今回は、そんなファミリーにぜひ検討してもらいたいサマープログラムを紹介します。
国をあげて導入が進められている「国際バカロレア」(IB)ですが、グローバルリーダーに不可欠な問題設定能力やクリティカルな思考力を身につけることができれば、日本のみならず海外大学への進路を大きく広げる可能性にもなりますよね。
ここ数年、IBの大学入学資格「ディプロマ・プログラム」(DP)が学べる高校が増加し、国内でも上位校が選出されている「スーパーグローバル大学」を中心に、IBを学んだ優秀な生徒を獲得するための入試制度が続々と創設されています。
このように、DPで優秀な成績を収めることは、子どもたちが目指すべき重要な到達点のひとつとなっていますが、そのためにいかに準備すべきかはいまだ周知不足なのが現状です。
「正解ありきの教育」をベースに、自分の考えを表現する場も少ない日本の子どもたちにとって、ひと足飛びにDPで高評価を得ることは容易ではありません。
そのため、DPの前段階である中等教育プログラム「MYP」(中1〜高1が対象)や初等教育プログラム「PYP」(3才〜小6が対象)に基づいた、しっかりとした基礎を育んでおくことがとても重要なのです。
小学生のためのグローバルキャンプ
今回紹介するのは、IBのエッセンスを凝縮し、未来を切り開くための学びがたっぷり詰まった「小学1年生からの軽井沢グローバルキャンプ2016」。
2016年8月1日(月)〜6日(土)の5泊6日間で、小学1年生から6年生までが寝食を共にしながら、さまざまな学びに挑戦します。
主催するのは、「ローレンシャンインターナショナルスクール」(名古屋市)。

幼児から高校生までが通う、創立40周年を迎える全人教育に定評のある老舗スクール。
ネイティブ講師とのマンツーマン英会話レッスンのほか、リベラルアーツやITなどをグループで学びプレゼンやディスカッション能力を身につける「グローバルプログラム」(小中高生対象)を開講。
さらに、現在「国際バカロレア」PYP認定候補校に申請準備中でもある同校では、小学生以上を対象とした「国際バカロレア準拠プログラム」も開講しています。
ローレンシャンでは、 開校当初から年2回の宿泊型プログラムを開催していますが、すでに80回もの国内外キャンプをひとりのケガ・病人も出さず実施してきた実績があります。
ここ数年は、屋久島や種子島宇宙センター、そして海外(NY・国連・NASAヒューストン)を舞台に「世界に通用する人材を育成する」ためのグローバルキャンプを実施しています。
夏の軽井沢でベストな学びを
夏の軽井沢は、ご存知のとおり、緑がまぶしい木々の木漏れ陽に爽やかな風が心地いい、すばらしいシーズンですよね。
そんな軽井沢で、国際バカロレア認定研修に参加した講師をはじめ、グローバルキャンプを知り尽くしたアメリカ人講師、コンセプチュアル・アート担当のフランス人講師、大学でリベラルアーツを教える現役アーティスト、プログラミングや人工知能に精通した現役IT技術者など、約10名のスタッフが子どもたちを迎えます。
※使用言語は英語と日本語どちらでも可。英語で話しかければ英語で返すそうです
軽井沢までは、東京・名古屋から専任スタッフが責任を持って子どもたちを先導してくれるので安心ですね(現地集合・解散も可能)。
滞在先は、広大な敷地内に会議場や宿泊施設が点在する「軽井沢プリンスホテル ウェスト」。
軽井沢には8つのプリンス系リゾートがありますが、ウェストはサマープログラムにも最適な機能的な設備が整っています。
![[キャプション]「軽井沢プリンス ウエスト」のコテージ(95平米)。開放感のある広いリビングと4つのツインルームを有しており、子ども8名と講師が寝食をともにする。](https://globaledu.jp/wp-content/uploads/2016/06/54eee2c56c8a6ff7f66933f55e5848cc.jpg)
[キャプション]「軽井沢プリンス ウエスト」のコテージ(95平米)。開放感のある広いリビングと4つのツインルームを有しており、子ども8名と講師が寝食をともにする。
未来への種まきとなる6日間
このような大人もうらやましくなる夏の軽井沢で、子どもたちはなにを学ぶのか?
このキャンプでは、子どもたちはさまざまなアクティビティに挑戦。もしうまくいかないことがあれば、その理由を考え、小さな改善を重ねていくことで、子どもたち自身にさまざまな気づきを促すしくみが随所に設けられています。
つまり、日本の小学校では学ぶことができない、子どもの可能性を引き出し、価値観の転換すら促してしまうプログラムとして設計されているのです。
たとえば、昨年夏の「立命館アジア太平洋大学」(大分県別府市)でキャンプを実施したときのこと。
子どもたちがふたりでペアとなり、キャンパス内にいる留学生に英語で話しかけ、ちょっとしたお願いをしてみよう、というアクティビティに挑戦しました。
うまくいく子もいれば、うまくいかない子もいる。かならずしも成績がいい子がうまく行くわけではありません。
なんでお願いを聞いてもらえないの? 英語は伝わったけど、すっごく緊張したから顔が怒っているように見えたのかな? つぎは笑ったらいいのかな?
このような小さなチャレンジを積み重ねることで、失敗した理由や成功した理由をひとつひとつ考えてみる。そして、みんなでいろいろな考えを出し合うことで、少しずつやり方がわかってくる。
はじめは緊張していても、試行錯誤で繰り返しやってみることで、くるくると表情を変える子どもたち。パっと輝いたかと思えば、みるみるたくましい顔になっていく!
このキャンプでは、失敗してもいつもみんなが応援してくれる…そんな心強さも子どもたちの心を強く大きく成長させてくれます。
IBのエッセンスもたっぷり
もちろん、国際バカロレアのエッセンスもたっぷりと詰め込まれています。
たとえば、今回のキャンプでは、コテージ周辺で「ナイトツアー」を予定しています。
夜の森に出かけるとき、必要なモノはなに? 子どもたちに持ち物リストを作成させ、そのうち優先順位の高い3つのモノを持ってツアーに出かけます。
国際バカロレアでは「カナダの雪山で飛行機が不時着。5時間歩かないと人の住む街はないが、そんなとき何を持っていればいいか?」という課題が使われることがありますが、それをキャンプでは我がごととしてリアルに実践。
ペットボトルがいる、ロープがいる…など20個くらいリストにあがりますが、ディスカッションすることでより精度の高いリストが完成します。
遭難してしまえば、生きるか死ぬか。本当に必要なモノは、みんなの意見を尊重したからといって出てくるものではない。だから、みんなで話し合って決めることはとても大切。だけど、とっても難しい!
このように、真剣にディスカッションに取り組むことで、自分で考え、それを伝えることはとても重要なのだ、という意識が子どもたちの中に芽生えていきます。
最終日は自信にあふれた笑顔に
このキャンプでは、子どもによって学び方はさまざまだし、ゴール(目標)もそれぞれの子どもたちが自分で設定します。
周囲の大人たちは、子どもたちのひとりひとりをしっかりと見守り、必要があればサポートし、子どもの可能性を引き出すための発話を重ねていきます。
これまでキャンプに参加した子どもたちは、ひとり残らず最終日にはそれぞれ自信のある顔つきへと大きく変化していったそうです。
2学期がスタートすると、学校では自分の意見はどうすれば伝えることができるかな? と考えて発言するようになった子どもも少なくないそう。
小さな変化のようにも見えますが、「自分がどう考えどうしたいのか」を常に自覚して行動することは、未来に踏み出すための一歩を積み重ねていくことになります。
これって、学校で学ぶのはなかなか難しいのではないでしょうか。
このように、子どものこれからの学びと人生に大きな転機を与えてくれる可能性を秘めたサマーキャンプ。
気になる人は、6月26日(日)に「ローレンシャンスクール」(名古屋市)、7月3日(土)に「帝国ホテル」(東京)で行われる説明会に参加してみては?
説明会の申し込みや問い合わせは、「ローレンシャンインターナショナルスクール」公式サイトから受けつけています。
【小学1年生からの軽井沢グローバルキャンプ2016】
- 主催:ローレンシャンインターナショナルスクール
- 日程: 2016年8月1日(月)〜6日(土)
- 対象:小学1年生〜6年生
- 会場:「軽井沢プリンスホテル」コテージ
- 集合・解散場所:名古屋・東京・軽井沢のいずれか
- 参加費:23万円+交通費(自宅より軽井沢まで)
- 申込締切:7月3日(日)