イギリス 中高生英語キャンプ 2025年秋・2026年冬・春
- 11~17才対象、年間を通じて1週間単位で参加可能
- 1週間の参加費用は£1100~(約22万円~)
- ブリティッシュカウンシルが認める上位2%のクオリティ、英国伝統の語学学校が手掛ける最短1週間の英語キャンプ
- 教科横断的なプロジェクト型学習を通じて、非認知能力と実践的英語力を同時に養成
- 英語レッスン×アクティビティ×ロンドンへのスタディツアーが融合したプログラム
グローバルエデュは、親子で“納得できる進路選択”を応援する教育メディアです。2025年より海外進学ラボを新設し、Q&Aライブラリや進路相談、イベントを通じて、海外進学を目指す中高生と保護者をサポートしています。
Contents
イギリス 英語キャンプ 2025-2026 | 小中高生を対象としたプログラム
イギリスに複数の教育拠点を構える語学学校「Bell」は、小中高生(11~17才)を対象とした英語キャンプを秋・冬・春に開催しています。
2025年秋・冬・2026年春のキャンプ情報
- 2025年秋プログラム:10月12日(日)~11月1日(土)
- 2026年冬プログラム:2026年1月4日(日)~2月14日(土)
- 2026年春プログラム:2026年春開催予定(詳細日程は2025年秋発表)
Bellは、戦争中の体験をもとに国際協力や国際理解への道を志したケンブリッジ大学卒業生のFrank Bellによって設立。
それ以来、約70年にわたり小中高生、大学進学準備、社会人教育、教員養成など幅広い学習ニーズに応える高品質な英語教育を実践し、権威ある英語学校として国際的な評価を確立してきました。
ロンドンから1時間の「St Albansキャンパス」で開催
各シーズンのプログラムが実施されるのは、ロンドン・ヒースロー空港から1時間弱の距離にある「BELL St Albans」というランゲージセンターです。
もとは修道女が生活する場所として使用されていたという、St Albansキャンパス。現在は、建物の2階が学生寮として使われている
美しく安全なキャンパス環境で、充実した設備を備えた歴史あるヴィクトリア朝建築の校舎が特徴です。
イギリス 中高生英語キャンプ 2025年秋・2026年冬・春
主催 | Bell English(イギリス・ロンドン) |
日程 | 2025年秋プログラム:10月12日(日)~11月1日(土) 2026年冬プログラム:2026年1月4日(日)~2月14日(土) 2026年春プログラム:2026年春開催予定(詳細日程は2025年秋発表) |
開催地 | Bell St Albans(Shenley Ln London Colney St Albans, AL2 1AF) |
対象 | 11才~17才 |
定員 | 最大168名 |
英語要件 | 全レベル対応 |
滞在方法 | 寮滞在(ルームシェアが基本) |
参加費 | £1,100- 1,115/週に加えて、登録費として£95が必要。別途、航空会社の未成年サービス(往復)を利用する場合は£120(必要な場合)、お小遣いが£150~200/週 |
※ ほかにも、個人で加入する海外旅行保険 、ETA取得費(£16)も必要です。
2025年秋プログラム(10月12日~11月1日)
基本情報
- 開催期間: 2025年10月12日(日)~11月1日(土)
- 参加方法: 毎週日曜日スタート可能
- 参加期間: 1~3週間(選択可能)
- 対象年齢: 11歳~17歳
- 開催地: BELL St Albans
- 参加費用: 週£1,100(約22万円)
秋の特別スタディツアー
- テムズ川クルーズ: ロンドンの歴史と名所を川から体験
- ロンドン自然史博物館:世界最高峰の自然科学コレクション見学
- ロンドン塔: 1000年の英国史を物語る要塞見学
秋のプロジェクト学習テーマ
第1週: I Love London(ロンドンを愛する)
テムズ川を通してロンドンの多文化性を探究。異なるコミュニティがどのように融合して活気ある文化的景観を形成しているかを学びます。
第2週: A Wonderful World(素晴らしい世界)
自然界の多様性と環境保全の重要性を理解。ロンドン自然史博物館見学と連動して、持続可能な未来を考えます。
第3週: Spooky Festivals(不気味な祭り)
ロンドン塔の幽霊伝説を探りながら、異文化の死者を敬う伝統や歴史と伝説の関係性を学びます。
1日のタイムテーブル(予定)
- 8時~8時45分…朝食
- 8時45分~9時…Morning Meeting
- 9時~10時30分…Language Lesson
- 10時30分~11時…休憩
- 11時~12時30分…Language Lesson
- 12時30分~13時30分…昼食
- 13時30分~15時…選択制アクティビティ
- 15時~15時30分…休憩
- 15時30分~17時…選択制アクティビティ/金曜は発表会
- 17時~18時…House Time
- 18時~19時30分…夕食&自由時間
- 19時30分~21時…日替わりのイブニングアクティビティ
- 21時~21時30分…House Meeting
土曜日にはスタディツアーを実施 各週の土曜日には、丸1日を利用した日帰り旅行(スタディツアー)を実施。 St Albansセンターの場合は、プロジェクトテーマと関連したロンドンの名所を巡ります。 2週間で合計3回の日帰り旅行が設定されており、ロンドン、エディンバラ、 ウィンザー、オックスフォード、ケンブリッジなどを訪問します。
2026年冬プログラム(1月4日~2月14日)
基本情報
- 開催期間: 2026年1月4日(日)~2月14日(土)
- 参加方法: 毎週日曜日スタート可能
- 参加期間: 1~6週間(選択可能)
- 対象年齢: 11歳~17歳
- 開催地: BELL St Albans
- 参加費用: 週£1,155~(約23万円~)
冬限定の特別体験
- ハリー・ポッタースタジオツアー: 魔法界の撮影セットとコスチューム見学
- エディンバラ3日間トリップ: スコットランドの古城と旧市街探索
- ウィンザー城見学: 現在も使用される世界最古の居住城見学
- シェイクスピア生誕地訪問: ストラトフォード・アポン・エイボンでの文学体験
秋と冬のキャンプ費用に含まれるサービス
- 全寮制宿泊・全食事
- 空港からの無料送迎(10:00-17:00)
- 無料Wi-Fi・ランドリーサービス
- 包括的な旅行保険(英国内)
- 資格を持つスタッフによる24時間サポート
- 教材費・アクティビティ参加費
- 全てのスタディツアー費用
宿泊する学生寮は、男子と女子でブロックがわかれ、各エリアに配置されるハウスペアレントを中心に万全のサポート体制を整備。消灯時間は22時30分~23時ですが、時間帯に関わらず、スタッフの付き添い・監督なしに学校敷地外に出ることはできません。
食事は、スタディツアーを含めて1日3食の提供。
2026年春プログラム(Spring Explorer)
基本情報
- 開催期間: 2026年春開催予定(詳細日程は2025年秋発表)
- 参加期間: 1~5週間予定
- 対象年齢: 11歳~17歳
- 開催地: BELL St Albans
- 参加費用: 詳細料金は2025年秋発表予定
春プログラムの特徴(予定)
- ケンブリッジ大学関連施設見学: 世界最高峰の学府を体験
- ロンドン文化施設巡り: 大英博物館、テート・モダンなどの名所訪問
- 復活祭(イースター)文化体験: 英国伝統行事への参加
- 春の自然体験: 美しい英国の春を満喫するアウトドア活動
なぜBELLが選ばれるのか
70年の教育実績
- 1955年設立、国際教育のパイオニア
- ブリティッシュカウンシル認定上位2%の品質
- ケンブリッジ大学卒業生Frank Bell氏の国際理解理念を継承
独自の教育メソッド
- プロジェクト型学習: 生徒が主体的に学ぶテーマ選択式授業
- 21世紀スキル育成: 批判的思考、創造性、協働性、文化的理解力を重視
- 個別ポートフォリオ: 学習成果を可視化して持ち帰り可能
国際的な学習環境
- 世界70カ国以上からの参加者
- 少人数制クラス(最大14名)
- スタッフ対生徒比率 1:6の手厚いサポート
- 英語レベル別クラス編成(初心者~上級者まで対応)
歴史あるキャンパス環境
- ロンドンから1時間の好立地
- 設備充実の伝統的英国校舎
- 安全で落ち着いた学習環境
- 24時間体制の生徒ケア
日本人スタッフによる安心サポート
BELL・吉田エゲット歩未さん
長崎県の高校で4年間英語教諭として勤務後、2019年よりイギリス・ケンブリッジに移住。現在はBELLでアジア圏担当として、日本の生徒・保護者をサポートしています。
教育者としての経験
日本での英語教諭4年間(担任・部活指導も担当) – イギリス特別支援学校での勤務経験 – 現地の教育文化に精通し、英国人パートナーとの生活で現地事情も熟知
「共感」を大切にしたサポート
「相手の気持ちを考え思いやった言動をすること、心を通わせることを大切にしています」 実際に困難に直面した中学2年生を、現地スタッフと連携してサポート。初日は涙していた生徒が、2週間後には世界各国の友達と笑顔で過ごす姿を見守りました。
保護者へのメッセージ
「時差がある遠い海外へお子様を送り出すことは、保護者にとって勇気が必要。お問い合わせにはスピーディーかつ丁寧に対応し、安心していただけるよう心がけています」
BELLスタッフ・吉田エゲット歩未さんインタビュー(クリックすると開きます)
日本での先生時代について教えてください
大学を卒業後、長崎県の高校にて英語教諭として4年間勤務しました。
うち3年間は高校2年生の担任をし、生徒指導をはじめ、幼いころから夢だった英語教育に没頭する傍ら、部活動の引率等で土日も忙しく過ごしました。
生徒とのかかわりは毎日楽しくて仕方がなくて、とてもやりがいを感じていました。一緒に働いた同僚の先生たちも素敵な先輩方に恵まれ、振り返っても素晴らしい数年間を過ごさせていただいたと思っています。
教員をやめて海外で働こうと思ったきっかけは?
大学生のときに1年間休学し、ニュージーランドでワーキングホリデーを経験したんですよね。ファーストフードのお寿司屋さんで働いて生活資金を貯め、ニュージーランド中を旅をしたり、最後は小学校でボランティアをしたり。
そのときに出会った(出会ってしまった)イギリス人パートナーとの6年間の遠距離恋愛を経て、結婚を機に2019年からイギリス・ケンブリッジ近郊での生活を始めました。
タイミング的には、まだまだ教員として長崎で頑張りたいと思っていた時期だったので、半分しぶしぶといった感じで(笑)。
渡航してしばらくするとコロナ禍となり、世界中が一時停止したような不安な空気となり、新しい環境に慣れるのにも苦戦しました。渡英して最初の2年ぐらいは、ずっと泣いていましたね。
現在はイギリスに来てから5年が経ちましたので、ケンブリッジでの生活にも慣れ不自由なく過ごしていますが、渡英が人生の大きな転換期になったのは間違いないです。
なぜBELLを選んだのですか?
2022年3月より、ケンブリッジに本校をかまえる語学学校「Bell」で働いています。
最初は大人向けコースのあるケンブリッジ校で受付・アクティビティコーディネーターをしていたのですが、現在はセールス部門でアジア圏担当として勤務しています。
渡英後最初の仕事は、ケンブリッジにある特別支援学校でのサポートでした。日本で英語教諭として勤めていた経歴上、英語学習に関わる仕事がしてみたいと思っていたからです。
そんななか、現地で出会ったケンブリッジ在住歴が長い日本人の方に、「Bellはとてもいい学校。授業の質も施設もよく、英語を学ぶならこの学校が一番」とすすめられ、いつか働いてみたい!とちょくちょくホームページで求人がないか確認していました。
そこでたまたまアクティビティーコーディネーターの仕事に空きがあり、運よく採用されたのがBellでのスタートです。
それまでの教員としての経歴や学校現場での経験が評価され、採用にいたりました。
日本人は全くいない環境でのスタートでしたが、本当にあたたかなスタッフばかりで(校長先生にいたってはパートナーは日本人!)、充実した日々を送っています。
同僚にはイギリス人はもちろん、中国人・イタリア人・ポルトガル人・ポーランド人・ブラジル人・ハンガリー人・エジプト人・ウクライナ人・マルタ人などがいて、完全に英語環境ではありますが、多様性にあふれた素晴らしい職場で仕事をさせてもらっていることに喜びを感じています。
日本の教育と、海外の教育を比較して感じる大きな違いは何ですか?
学びに対する自主性・積極性に違いを感じます。
イギリス人の義姉夫婦の子育て(8才・7才の甥と姪)を見ていると、子ども自身に選択をさせる場面が本当に多いと感じます。
オレンジジュース・アップルジュースのどちらがいいか、その日に着る洋服は何がいいか(当時3才だった姪が自分でコーディネートしていたのが衝撃でした)といったところから、宿題に取り組むタイミング、中高生になると学校で自分が学ぶ科目や分野等進路選択まで、自分の意志で選びかつ自分の責任で物事を成し遂げる機会が多く、その力が幼いころから自然に身についていくのだと肌で感じる日々です。
BELLの特別支援学校では自閉症の子どもたちのクラスで勤務しましたが、どんなに些細なことでもかならず子どもたちに選択の機会を与えていたこと(たとえば、朝の会で流す音楽・飲み物を飲むコップの色・一緒に活動する大人を選ぶなど)は、義姉夫婦の子育てと共通していたと思います。
もちろん、日本でも実践しているご家庭や学校もあるかと思いますが、私が子どものころは大人が決めたことに従う場面が多かったので、イギリスでの生活では新鮮に感じています。
留学で子どもたちに身につけてほしい力は何ですか?
英語というツールをつかって他者と対話する力はもちろん、異なる歴史・文化・社会経済背景などをもつ人々と協働する力、そして集団生活をするにあたって自分自身で判断し責任をもって役割を果たす力を高めてほしいと思っています。
これは、大学時代にOECDの「コンピテンシーの定義と選択」DeSeCoプロジェクトに提示されたキーコンピテンシーについて学んだのですが、これに沿った内容として教壇に立っていたころにも常に生徒たちに説いていました。
学級目標は「学び合い・高め合い・支え合い」として常に教室に掲げて、「誰も置いていかないクラス、みんなが自分の役割を果たし、全員で取り組むクラスになろう」と英語の授業中やホームルーム中にも熱く語っていました。
「英語力」以外で、留学で育まれる力を教えてください
前述の内容と重複しますが、異質な他者とも協力して物事に取り組む力、自律的に活動する力を実際に育んでいる姿を日ごろから見せてもらっています。
ちなみに、BellのYoung Learners Courseではプロジェクト型学習を取り組んでいるので、これらの力も自然な形で身に着けてもらえると思います!
これまでのサポートで印象に残っているエピソードを教えてください
中学2年生で、昨年ケンブリッジのセンターにいらした生徒さんがとくに印象に残っています。
初めての海外渡航、初めて親元を離れての生活、英語力もまだまだこれから力をつけたい初心者でした。
他に日本人の生徒もほとんどおらず、到着初日は着いたとたんに不安になったのか、涙していました。
自分から話しかけに行く努力はしていたものの、なかなか会話につながらないもどかしさ、そして家族を恋しく思う気持ちが涙となってしまったようでした。
「いますぐ日本に帰りたい、お母さんに連絡してください」と涙するほど心細いスタートでしたが、現場スタッフと連携してサポートし、また本人の頑張りもあり、2週間を経て帰国するころには、初日とは別人のように自信に満ち溢れていたのがとても印象的でした。
海外の新しいおともだちと連絡先を交換していたり、「○○ちゃんと写真を撮りたい」とはしゃいでいたり、英語でメッセージのやりとりをしたり。
初日には消えかかっていた自信と積極性、本人らしさが垣間見えて、私もとても嬉しかったです。
クラス担任教員はこの頑張りをたくさんほめていたこと、また「この子はおとなしいけれど自分のペースでしっかり輪を広げていっていたから心配いらなかったよ」とのハウスペアレントからのコメントも含め保護者様にもご報告したところ「Bellに留学をしてよかった」と言っていただきました。
ウクライナ・ベルギー・台湾の生徒たちと友達になり、一緒に談笑しながら食事をしていた姿、そして困難を乗り越え笑顔でご帰国した姿は、これからもきっと忘れないと思います!
困難に直面した子どもには、どのようにサポートしていますか?
上記の例では、本人の話を根気強く聞き不安をひとつずつ解消すること、また初めて会う生徒とは信頼関係を築かないといけませんので、私も自己開示をし、ていねいに対応することを心がけ、現場スタッフとの連携をしてサポートしました。
私の役職上、センターに常駐することができませんので、生徒と日々関わる現場スタッフとの連携は欠かせません。
涙していた生徒のハウスペアレント、英語クラス担当教員、またセンター長等管理職にも状況をすぐに伝え、また生徒ご本人には上記スタッフと引き合わせ、スタッフの名前を一緒に確認したうえで「困ったことがあったらこのスタッフのところにいけば大丈夫」と安心感をもってもらえるようにしました。
現場スタッフには、シャイな日本人の生徒の特性にあわせて、きめ細やかに声がけすることを伝えるようにしています。
保護者から寄せられる相談や不安には、どのように応えていますか?
「スピード」「ていねい」を心がけています。
短い期間ではありますが、日本の教育現場で保護者と日々関わりがある仕事をしていましたので、保護者のみなさまがお子さんを送り出すにあたり不安があるのは肌をもって理解しているつもりです。
時差がある遠い海外へ送り出されることは、保護者にとっても非常に勇気が必要であることは重々承知しておりますので、お問い合せや質問にはできるだけ間をあけずスピーディーに、かつ安心いただけるように丁寧に返答するように心がけています。
ご自身が教育において大切にしている価値観を一言で表すと?
「共感」です。
教員時代も現在の仕事においても、生徒のみなさん、そして保護者のみなさまとはもちろんですが、一緒に働くスタッフも含め、相手の気持ちを考え思いやった言動をすること、心を通わせることを大切にしています。
これからさらに挑戦してみたいことがあれば教えてください
個人としては、ダンススクールに通いたいと思っています。
渡英前は、幼いころから社会人の期間も含めてバトントワリングやダンスの習いごとをしていたのですが、イギリスに移住してからは新しい環境やコミュニティーに入っていく勇気がなかなか出ずでした。
正直いまでも英語での電話などの問い合わせは苦手意識があるのは否めませんが、移住して5年が経ったいま、新しくチャレンジをしてみたいと気持ちが前向きになってきており、見学にも出向いてみようかと思っています。
仕事の面では、やはり日本の生徒にBellでの留学に参加いただけるよう尽力していきたいです。
保護者と生徒のみなさんに、留学先として納得して選んでもらえるよう努力したいですね。
これから留学を考えているご家庭には、どんな準備をおすすめしますか?
まずは、英語力を少しでも高めて渡航いただきたいというのが第一です。
短期留学では、その数週で急激に英語力が伸びるかというと、かならずしもそうではないと思います(留学での「経験値」や前述したような英語力以外の場面での成長は大きいと思います)。
ひとつでも単語や表現を知ったうえで留学すると、学びの伸びがさらに大きくなると思いますし、充実感・自身・自己肯定感も比例して上がるのではと思います。
私がはじめて海外渡航したのは中学3年生の夏、オーストラリアで10日間ホームステイをしたのですが、まったく英語が話せず、毎日大泣きして帰国となってしまいました。
その後、高校で英語学習に励むモチベーションにはなりましたが、たとえ一単語でも多く英語を身に着けていけば、もっと充実しただろうし、ホストファミリーにも心配をかけることもなかったと悔やんだことを覚えています。
もうひとつは、お子さんに自分で選択し、何かを成し遂げる経験をたくさんさせていただくことをおすすめします。
小学生であれば、スーパーにおつかいに行くといった身近なことでもいいですし、公共交通機関をつかってどこかに自分だけで行く経験など、海外に行かずとも自分で選択・決定・実行することができる成功体験があると、海外に出て自分の意見を求められたときに自信をもって答えられたり、多少困難なことがあっても自ら進んで他者と力を合わせて解決できたり、といったことにつながるかもしれません。
「かわいい子には旅をさせよ」ではないですが、おおごとではなくても結構ですので、ぜひお子さんにさまざまな「ミニチャレンジ」「ミニ修行」のような機会を提供されると、留学したときにぐっと飛躍するかもしれません。
最後に、未来の留学生と保護者に向けてメッセージをお願いします!
一歩を踏み出すのに勇気がいるとは思いますが、海外で過ごす経験は絶対ムダにはなりません。
たとえ困難が待ち受けていたとしてもきっと乗り越えられますし、人生が変わる素晴らしい経験や出会いができると思います。
ぜひ思い切って日本の外に飛び出して、新たな世界・新たな自分に出会う体験をしてみてください。応援しています!
プログラム詳細
授業内容
- 週15時間の英語レッスン
- プロジェクト型学習:環境問題、歴史、科学技術などのテーマを英語で探究
- スキル別強化:リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをバランスよく向上
- プレゼンテーション:学習成果の発表を通じた実践的コミュニケーション力向上
アクティビティプログラム
- スポーツ:サッカー、テニス、水泳など
- アート&クラフト:英国文化を反映した創作活動
- ドラマ&ミュージック:英語表現力向上のための演劇・音楽活動
- 料理体験:英国料理の調理実習
スタディツアー
各プログラムには教育的価値の高いスタディツアーが含まれます:
- ロンドン:バッキンガム宮殿、ビッグベン、ロンドン・アイ
- オックスフォード:世界最古の大学都市探訪
- ケンブリッジ: 歴史あるカレッジ見学
- ウィンザー:王室ゆかりの古城見学
主要な学習アプローチとして、週ごとに異なるテーマに沿って取り組むプロジェクト型学習を採用。
生徒と先生で話し合って具体的な活動内容を設定し、最終日の発表会を目指してポスター、V-log、演劇など多様なポートフォリオを協働して創作。
英語4技能を伸ばすのはもちろん、子どもたちが自信を深めながら、創造性、適応力、クリティカルシンキングなど非認知能力も育めるようデザインされている。
昼食後から夕食前までの時間帯は、バリエーション豊富なオプションから選択制アクティビティを楽しめます。スポーツ系、アート系、ディベートのようなアカデミックスキルなど興味関心がある分野を2~3つ選択し、自然なスタンスで英語スキルや非認知能力を高めることが可能。
イブニングアクティビティもダンス、カラオケ、ファッションショーなど楽しんで友情を深められるイベントが毎日予定されています。
2025年イギリスキャンプ現場レポート
日本人スタッフ・吉田さん(元英語教諭)が見た生徒たちの成長
今年の夏は、参加者一人ひとりの成長の幅がとくに印象的でした。英語力向上はもちろん、自信や主体性が育つ様子を間近で見ることができました。
国境を越えた友情の誕生 いつも一人で食事をしていたチリの女子生徒がいました。数日後にセンターを訪問すると、日本人の生徒たちが声をかけてくれたおかげで、そのチリからの生徒も日本人グループの仲間入りをしていました。共通点は「ジブリ好き」。言葉や文化の壁を越えて相手を思いやる、日本人生徒たちの優しさに感動しました。
初日の不安から最終日の感動まで 海外初体験の高校生9名グループは、初日はみんなド緊張。他国の生徒の英語が聞き取れず涙する子もいました。しかし最終日のタレントショーでは「残酷な天使のテーゼ」を披露し、サウジアラビア、イタリア、ハンガリーなど各国の友達を舞台に呼んで一緒にジャンプ。2週間で芽生えた友情に、思わず涙が出るほど感動しました。
保護者からの感謝の声
中学生の保護者
「行く前は乗り気ではなかった息子が『1人で行ってよかった!』と申しております。様々な国の生徒さんと友達になれ、何も不安がなかったという息子の話に感激しています。」
高校生の保護者
「英語に苦手意識の強い息子でしたが、日本人とは話さないと決めて多国籍の友人と素晴らしい思い出を作れました。2週間本当に楽しかったようで帰りたくなかったそうです。」
未来を生き抜く力を育む場所
短期留学は語学学習以上の価値があります。異文化での生活を通じて、問題解決力、コミュニケーション力、主体性といった「21世紀型スキル」が自然に身につきます。
どんなにシャイな生徒も、最後は必ず「勇気を出して行ってみてよかった!」と笑顔で帰国します。お子様の可能性を大きく広げる経験として、ぜひ十代のうちに体験していただきたいです。
イギリス 英語キャンプ | よくある質問FAQ
1週間の参加でも効果はありますか?
集中的なプログラム設計により、1週間でも十分な学習効果を実感できます。多くの参加者が短期間での英語力向上と国際感覚の養成を体験されています。
英語力に不安がありますが参加できますか?
初心者から上級者まで全レベルに対応しています。到着時にレベル確認テストを実施し、適切なクラスに配属されるため安心してご参加いただけます。
日本人サポートはありますか?
BELLには日本人スタッフがいるので、緊急時対応や学習サポート、生活面での相談に対応しています。
どんな国からの参加者が多いですか?
生徒数の多いトップ10ヵ国は、チリ、タイ、ブラジル、ペルー、フランス、アルゼンチン、イタリア、スペイン、日本、サウジアラビアとなっており、南米・ヨーロッパ・アジア各地域の生徒がバランスよく参加しています。
キャンプに参加するには、航空券は自分で手配する必要がありますか?
い、ご自身でロンドンまでの航空券を手配していただく必要があります。日本からの参加者の多くが、JAL、ANAの直行便を利用しています。
ヒースロー空港から学校にはどのようにして移動しますか?
プログラム費用には空港送迎が含まれています(無料送迎時間:10:00-17:00)。学校スタッフまたは提携タクシーが担当し、帰路では航空会社へのチェックインもサポートします。
航空会社の未成年向け渡航サポートを利用したいのですが
航空会社の「Unaccompanied Minor Service(UM)」を利用する場合、空港での受け渡し対応のため往復£120のサポート料金が必要となります。お子さんの安全な受け渡しを確実に行うための費用です。
食事制限がある場合はどうすればよいですか?
アレルギーや宗教的な食事制限、ベジタリアン対応など、事前にお知らせいただければ適切に対応いたします。
洗濯や身の回りのケアはどうなりますか?
週洗濯は各週1回まで無料、定期的な室内清掃のほか1週間ごとにベッドリネンは新しく交換されます。
お申込み・お問い合わせ
プログラムに関するご質問、お申込み手続きについてお気軽にご相談ください。
必要な準備
- パスポート: 帰国日まで有効期限があること
- 英国電子渡航認証(ETA): 事前取得が必要
- 海外旅行保険: 加入をお勧めします
最短1週間からの秋・冬・春キャンプ