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【Home Edu02】勇気とヒントが見つかる…100冊以上から厳選した「私の育児本ベスト3」

学びのヒント、募集しています

人知れずわが子の教育に悩んでいるとき、育児本からは多くの勇気やヒントをもらえますよね。もちろん、さまざまなホームエデュケーションのヒントも見つけることができ、カシコく活用すれば多くの学びを得ることができるのが魅力。今回は、そんな育児本・教育関連書籍を100冊以上読み込み、そのエッセンスをわが子の育児に応用してきたママが「私の育児本ベスト3冊」を紹介してくれました

長野みのりさん名古屋にて、中学2年生〜年長の3人の息子を育児中。タイ・バンコクで3年間、アメリカ・オハイオ州での6年間の海外育児を経て、2017年夏に帰国。長男と次男がモンテッソーリ教育の幼稚園に通っていたこともあり、米国在住時に「North American Montessori Center」のオンラインコースを受講し「International Montessori Teaching Diploma」を取得。現在は、英語講師として子どもたちに英語を教えている[/author]

 

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Contents

育児は「人生最大のプロジェクト」

私が育児本にはまったきっかけは、長男の出産を控えた時期にたまたま書店で手に取った、「幼稚園では遅すぎる」(ソニー創業者・井深大さんの著書)との出会いです。その内容に衝撃を受け、これからはじまる子育てを責任のある大きなプロジェクトとして認識するようになりました。

それ以降、長男が中学2年になった現在までたくさんの育児本と出会い、親としての成功体験、専門家の意見、経験豊富な第三者としての見聞などを大いに参考にしてきました。

育児本を読む際に心がけているのは、「すべてを鵜呑みにしないこと」。本当にそうかな? という気持ちを持ちつつ、自分の信念に沿うものは取り入れてみる。実践してみてすぐに効果がなくてもガッカリしない。ときにブレてしまっても構わないという柔軟性を持つ。

わが子に同じことをしても同じ結果がでるとは限らないし、子どもたちを取り囲む環境は日々変化しています。必要なもの・求められるものも変化し続けているので、自分に合うもの・わが子に合うものを取り入れればいいと思っています。

育児本のいいところは、自分ひとりで育児に奮闘していると周りが見えなくなったり、視野が狭くなってしまう…そんな状態から抜け出すのに役立つこと。また、人間の本質であるとか、幸せであるとか、そんなことも育児本を読むことで気づかされることもあります。

育児に役立った「育児本ベスト3」

 

[box type=”shadow” align=”” class=”” width=””]<私の育児本ベスト3冊>

  • 「幼稚園では遅すぎる」
  • 「スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法」
  • 「驚きの東大合格率 小さな数学塾のヒミツ」

古典ながら育児の本質に迫る1冊

「幼稚園では遅すぎる」

  • 発行年:2003年(新装版、初版は1971年)
  • 著者:井深大著
  • 発行元:サンマーク文庫刊
  • 価格:618円

最初に読んだ育児本ですが、長男出産前に出会えたのは本当にラッキーだったと感じています。

この本は、「親としての心構えと責任」について書かれています。ソニー創業者のひとり井深大さんが人材育成の研究を続け、また自身の子育てを経験するうちに、幼児教育やそれよりも以前の教育がカギとなることに気づき書かれた、1971年の刊行以降120万人以上のに読まれてきたという、育児本の古典ともいえる1冊。

おおかみ少女アマラとカマラの話(真実性には多論ありますが)を例に「人間の能力や性格というものは生まれつきではないが、ある時期までにかなり決まってしまう」と結論づけていますが、読んでいても不快なところはまったくなく、具体的な例を示しつつ「どんなこどもでも適当な時期に与えるべきものを与えれさえすれば、十分な知能と素晴らしい性格をもった子供に育つはず」と励ましてくれます。

同時に「すべては親の責任である」とも述べており、子育て前に親としての責任を実感することとなり、大きな刺激となりました。

私も子どもが生まれるたびに読み返していますし、子育てに関するさまざまな情報や目の前の子ども、またママ友の話などに影響され、自分の軸がブレそうになったときに基本に立ち返ることができ、幾度となくボロボロになるまで読みました。きっとこれからも読むと思います。

幼児期から青年期まで役立つ育児本

「スタンフォード大に三人の息子を合格させた50の教育法」

  • 発行年:2016年
  • 著者:アグネス・チャン
  • 出版元:朝日新聞出版
  • 価格:1512円

2016年と比較的最近出版されたものですが、ネットで見かけたときにすぐに購入。というのも、アグネスさんの子連れ出勤に端を発する「アグネス論争」(1988年)といわれる社会現象や、その後34才で米国の名門「スタンフォード大学」に子連れ留学した経緯、そして3人の息子をスタンフォード大学に入れたことに興味があったからです。

タイトルはいささか衝撃的でビジネス臭も漂ってはいますが、いざ読みはじめてみると読みやすくて止まらない!

スタンフォード入学のためのノウハウ本ではなく、子育てにおける親の役割の重要さを説いている本で、目から鱗の内容もありましたが、心にすぅっと入ってきて共感でき、そして納得いくものでした。

タイトルのとおり教育法が50項目で紹介されており、それがさらに6章にわかれていて、とっても読みやすい。もくじから気になる項目を拾い読みできるので、わが家ではお手洗いに鎮座させいつでも手に取れるようにしています。

この本を初めて読んだとき、長男は11才になっていましたが、少年期や思春期、青年期にも参考になる事例がたくさん書かれているので、子どもとの向き合い方がわからなくなって戸惑ったり、「前はこうやったらうまくいったのに…」など成長に伴う対応法など、参考にするべく週に1回は手に取って読んでいます。

アグネスさん自身が共働き家庭の親としてたくさんの葛藤を抱えながら子育てしてきたので、その経験も参考になると思います。

大学入試を突破する「数学」力の身につけ方

「驚きの東大合格率 小さな数学塾のヒミツ」

  • 発行年:2010年
  • 著者:稲荷誠
  • 出版元:東洋出版
  • 価格:1543円

アメリカ在住時に、「アメリカより日本のほうが小中学校での算数・数学の進み方が早い(高校はそうとも限らない)」と聞き、子どもたちが小学生か中学生で帰国すると予想していたために大いに動揺し、「ここで何ができるか?」と考えたときに辿り着いた1冊です。

本書では、京都の小さな数学塾の先生である著者が自身の生徒を数々の有名大に入れてきた経験を踏まえて、公立の小中高校における算数・数学がどのようなカリキュラムで教えられているかを説明し、さらにその問題点も指摘。それらの問題点を克服するためのカリキュラムを組んで進めていけば、誰でも大学受験は突破できる、と述べています。

この本に出会ったときは、「これだ!」と思いました。具体的なやり方やオススメのテキスト、それを使うタイミングなどが詳細に書かれているので、ページに付箋をつけたりマーカーを引いたりして貪るように読みました。

単に数学の点数を上げるためだけでなく、数学のおもしろさや体系づけることで何事も突破できるということをわが子に経験してほしいと思っていますし、とても理論的でわかりやすいので、実行できる!と感じたので、いまも読み返している1冊です。

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