自分と社会課題にじっくり向き合う4週間
中高生にアントレプレナー(起業家)教育を提供している「DECA JAPAN」(和歌山市)は、2021年12⽉18⽇(土)〜2022年1月16⽇(⽇)の4週間に渡り実施する「起業力塾2021冬講座」に参加する中学3年生~高校3年生25名を、12月6日(月)まで募集しています。

「DECA JAPAN」は、1946年の設立以来1000万人の高校生や大学生が参加している、米国発次世代リーダー育成組織「DECA」のプログラムをベースに、日本の中高生に向けて開発した完全オンラインプログラム「起業力塾」を、2020年5月より提供
起業力塾は、4〜5名で結成したチームで4週間をかけてビジネスプランづくりに取り組み、最終日のコンテストでその成果を競い合う、アントレプレナー教育プログラム。
起業力塾は、春・夏・冬の長期休暇に4週間に渡り開催されていますが、この冬講座は下記のようなスケジュールで実施される予定です。
- 10⽉末〜12⽉初旬…事前課題に取り組む
- 12⽉12⽇(日)…事前研修会 (参加できない場合は別日程を設定するので要相談)
- 12⽉18⽇(土)…オリエンテーション(チームのメンバー、メンターと顔合わせ)
- 12月26日(日)or 27日(月)…中間発表会
- 12月18日(土)〜1月16日(日)…ビジネスプランを作成
- 1月10日(祝・月)〜14日(金)…ネイティブによる英語チェック
- 1⽉15⽇(⼟)or 16⽇(⽇)…コンテスト(1チーム1時間程度)
- 1月16日(日)…結果発表・表彰式
充実した学習内容と仲間との出会いが魅力
起業力塾では、実社会で通用するビジネスプランを考案し、ビジネスの一線で活躍するプロも納得するレベルに達するまでトコトン磨きをかけていくプロセスを体験。ファイナンスまで含めてビジネスについて学べる、実践的で本格的なプログラム構成が大きな魅力となっています。
また、国内はもちろん海外の留学先から参加する人もいるので、国内外のさまざまな地域に暮らすメンバーとネットワークをつくれるのも、多くの受講生が「起業力塾に参加してよかった」と実感するポイントとなっています。
受講生は、4週間プログラムに入るまでに、まずは自分の適性がわかる自己分析シートを作成(それをもとに、それぞれの適性を持ったメンバーとバランスよくチームわけされる)。
さらに、起業の原点である「問題」を捉えるための「プロブレムシート」、審査員になったつもりでビジネスプランを採点することでポイントをつかむ「プレゼンテーション審査体験」、計算式を知りエクセルが使えるようになる「ファイナンス資料作り」などの事前課題にも取り組み、ビジネスの基礎を学習しておきます(それぞれ所要時間は30分〜1時間程度)。
この冬講座では、これまで1時間程度だった事前研修(12月12日)も3時間へと大幅拡大し、「ビジネスプレゼンをつくる考え方&ファイナンスの表づくり」をテーマとしたプレ授業を実施。受講生がより充実した4週間を過ごせるよう、サポートを強化していきます。
ディスカッションを重ねてプランに磨きをかける
各受講生がしっかり準備できたところで、4週間をかけて下記のような流れでビジネスプランを創り上げていきます。
- Week1…チームビルド・ビジネスプランのアイデアを決定・中間発表
- Week2…アイデアの深掘り・ビジネスプランの具体化
- Week3…プレゼンテーション資料の作成
- Week4…ネイティブによる英語チェック・プレゼンのリハーサル・コンテスト発表・表彰式
それぞれのチームでは、受講生が事前学習で得た知識と芽生えた問題意識を持ち寄り、ビジネスとしてどのように解決し発展させていくか、ディスカッションを重ねていきます。
各チームにはビジネスの一線で活躍している社会人メンターがつき、豊富な経験に基づく実践的なアドバイスを交えながらきめ細やかにサポート。中高生が「こんなサービスがあったらいいな」と思いついたアイデアを、実社会のビジネスルールに則してユーザーに届くようプランを磨きあげていくプロセスは、初めて学ぶことばかりで壁にぶつかることもたくさんあるけれど、とってもエキサイティングな体験!
最終日にはビジネスプランコンテストが行われ、上位2チームと個人1名に賞が授与されます(下記の動画は、春講座の優勝チームのプレゼン)。
なお、授業やチームでのディスカッション、専用教材は日本語ですが、最終発表は英語で行われるため、参加者には英検2級相当の英語力が望まれるそうです。
参加者が走りきれるよう、全力でサポート
このように、起業力塾は非常にレベルの高いプログラムであるにもかかわらず、途中で挫折することなく全員が最後まで走りきれるのは、メンターやスタッフが参加者を全力でサポートしているから。
メンターは、公認会計士やITストラテジスト、国立研究開発法人のメンターやフェローなど、自身も事業を手がけていたり、スタートアップや企業のコンサルティングをしている人たち。そして、中高生が起業やビジネスを学ぶことで、「未来の選択肢を大きく広げて欲しい」と強く願っている人たちでもあるのです。
それゆえに、参加した中高生たちは「最高のメンバーとメンターと出会うことで、将来起業したいという夢に一歩近づくことができた」、「自分自身を掘り起こすことで、得意なことがはっきりわかったのは大きな収穫だった」、「DECAに参加したことで広い視点が持て、今後も課外活動に参加する勇気が持てた」など、かけがえのない体験となったようです。
修了生にはさらなる活動の場も用意
起業力塾を修了した人には、「修了証明書」と「スコアシート」が発行されます(国際バカロレアDP校からの参加者には「CAS実施証明書」も発行)。希望者には、大学受験の際にDECA JAPANからの推薦文も発行してくれるそうです。
さらに、修了生には「DECA JAPAN生徒会」という修了生限定のコミュニティを用意。さらなる活動の場として、ネットワークを広げていくこともできます(参加無料、冬講座の修了生は第3期の途中から参加)。
残念ながら、この冬は予定があり参加できない!という人には、その基礎を2回の講義で理解する1日完結型プログラム「集中基礎講座」も毎月実施しているので、こちらにまずは参加してみては?
参加を希望する人は、DECA JAPAN「起業力塾2021冬講座」公式ページから問い合わせを。
【起業力塾2021冬】
- 主催:DECA JAPAN
- 開催期間:2021年12⽉18⽇(土)〜2022年1月16⽇(⽇)4週間
- 対象:中学3年生~高校3年生 ※海外留学中の人も参加可能
- 募集⼈数:25名(先着順)
- 受講費:9万9000円(税込、教材費/1万1000円、送料含む)
- 申込期間:10月1日(金)〜12月6日(月)17時 ※定員に達し次第締切