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小学生で英検2級|“ごほうび型”が努力嫌いを変えた──K.M.くんの挑戦

「合格したらWiiを買ってあげる」。その一言が、努力が苦手だったK.M.くんを動かしました。

英語に出会ったのは年中のころ。プリスクールで育んだ“英語耳”を土台に、英検3級・準2級・2級へとステップアップ。

家庭では、母の「やらせる」ではなく「環境を整える」サポートが、息子のやる気を自然に引き出していきました。

ごほうびに背中を押されながらも、自分で学ぶ力を身につけたK.M.くんの挑戦を紹介します。

K.M.くん (公立小学校6年生、愛知県)
  • 語学資格:英検2級(小6の6月に取得)
  • 英語以外の勉強など:学校の勉強はキライ、バスケットボール好き
  • 性格タイプ:仲間と楽しむタイプ。仲間がいればがんばれるが、もともと努力がキライ。ゲームや食べ物などにつられてがんばることはあるが、長続きしない
  • 希望の進路:バスケットボールの選手になりたい

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Contents

プリスクールで育てた“英語耳”

年長の10月から約1年半、名古屋のプリスクール「アメリカンスクール」に通学。オールイングリッシュの環境で、自然に英語を吸収していきました。

歌やアニメ、食べ物の名前など、英語が“生活の中の音”としてしみ込んでいった時期です。

保育園年中

  • 4月…自宅で開講している英会話教室「ECCジュニア」に参加(週1、1回50分)、年長までの2年間続ける

保育園年長

  • 10月…保育園より、名古屋のプリスクール「アメリカンスクール」に転園(週5日、1日4時間)

小学1年生

  • 3月…プリスクールから地元の公立小学校に転校

小学2年生

  • 4〜6月…英検3級の3回分の過去問題を学習(問題集を2回分、2週に1回程度繰り返し行う)
  • 7月…英検3級取得
  • 9~10月…英検準2級の3回分の過去問題を学習
  • 11月…英検準2級取得

小学5年生

  • 8月…アメリカの高校生を留学生としてホームステイで受け入れる(6ヵ月間)

小学6年生

  • 5月…英検アプリ「スタディギア」で英検2級の勉強をはじめる
  • 7月…英検2級を取得

家庭で育てた“続けられる環境”

両親は英語の専門家ではありませんが、家庭では「英語に毎日触れる仕掛け」を工夫。

  • アニメやゲームを英語音声で楽しむ
  • CDの聞き流しやアプリ学習を導入
  • アメリカ人留学生を半年間ホームステイで受け入れ

勉強嫌いでも、英語を身近に感じられる“空気”が家庭にありました。

  • 家族構成:父、母、姉(高校2年生)
  • 両親の語学力:父/イギリスに1年間留学経験あり。仕事でたまに英語を使用。英検3級、母/留学経験なし、英検2級
  • 家庭での英語教育の方針:外国人と対等に議論できる程度の英語力を身につけさせる
  • 英語教育への協力体制:アメリカからの留学生をホームステイで半年間受け入れた
  • 子供の英語力についての評価:街などで外国人を見ると、物怖じせずに英語で話そうとする
  • 子供の進路などへの希望:互いを尊敬し、信頼し、「人のために働こう」というマインドを育ててくれる学校に行かせたい

英検2級 | 教材&かかったコスト・期間

スクール関連

  • ECCジュニア…約13万2000円(月額5500円×24ヵ月)
  • アメリカンスクール…約200万円(月額10万円×20ヵ月)

教材

  • 読み聞かせ教材(「トランクパック A、B」60冊、Stage13まで18冊)…7万1994円
  • ラボ教育センター教材…15万円
  • ECC幼児用教材…3万円
  • 七田リーディング教材…10万円
  • Scholastic、FlashKidsなどのテキストブック(Grade1〜3)…7万円

ゲームがスイッチに!ごほうびで努力を引き出す

息子が英検2級を取得したのは、6年生の6月。

もともと勉強嫌いの息子なので、合格するとは思っていませんでしたが、「合格したらWiiを買ってあげる」と約束したところ、底力を発揮して合格しました。

息子は、「準1級は受けたくないけど、ご褒美があるのならちょっと考える」といっています。

現在は公立小学校に通っていますが、年長の10月から小学1年生の3月まで、すべて英語で授業を行う「プリスクール」(小学生も対象)に通っていました。

母が見守った“引き算のサポート”

英語は身につきましたが、親の送迎や経済面も含め、親の負担はかなり大きいものでした。

また、漢字の読み書きができないなど、英語以外のカリキュラムに不安を感じたので、地元の公立小に転校。

文法的にはめちゃくちゃで、正しい英文を習得させるために小2の1年間ぐらいテキストで学習させましたが、その後は本人が拒絶するのでやめました。

ただし、英語の歌や食べ物の名前などは現在でも覚えていて、子供の聞く力が維持できていることに、私自身驚いています。

小5のとき、わが家にアメリカ人の高校生がホームステイしていましたが、話す言葉はお粗末ながらも聞く力は維持していました。

ただ、留学生を受け入れる場合、わが子と年が近く、同じ学校に通うのでなければあまり意味がないとも実感しました。

“ごほうび型”が育てた非認知スキル

現在は、ゲームやアニメでもいいから家庭で1日1回は英語に触れさせるようにしています。また、物語のCD聞き流しやアプリを使った学習などは、勉強嫌いの息子でも取り組めたのでオススメですね。

今後は、「外国人と対等に議論できる程度の英語力を身につけさせる」程度の英語力は身につけてほしいので、1年間くらい海外留学させたいと考えています。

ただ、結果を出すには本人の強い意志と努力が不可欠だということをホストファミリーとして留学生と間近に接して実感しているので、留学の時期や留学の形態については悩ましいですね。

まとめ

努力が苦手でも、“環境と仕掛け”次第で学びは続く。

K.M.くんの挑戦は、「ごほうび」も立派なモチベーション設計であることを教えてくれます。結果として育ったのは、英語力だけでなく“自分でがんばれる力”でした。

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