英語資格受検のために使用した書籍
E.I.さんのように英語を伸ばしていった6人の合格者たち。それぞれの「合格までのリアル」はこちらにまとめています:→ 英検準1級、合格までのリアル|6人の中高生に共通していた“学び方”とは
帰国生が多いグローバル教育校に入学し、英語をゼロから学び始めたE.I.さん。
同級生の刺激と学校の手厚いサポートの中で、自分のペースを保ちながら英語力を伸ばし、高1の夏に英検準1級に合格しました。
「英語は、努力が目に見える教科。焦らず積み重ねることが大切」と話します。

学校の協力体制や友だちとの励まし合いが、英検準1級取得への大きな後押しとなりました
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英語との出会いと学びの環境
英語を本格的に始めたのは中学入学後。
小学校は公立でしたが、保育園の最後の2年をプリスクール(全英語保育)で過ごし、小4までに英検3級を取得していました。しかし、小5から中学受験に専念し、一時期英語から離れてしまったそうです。
入学したのは、帰国生が多く在籍する中高一貫のインターナショナルコース。
英語初学者グループに入り、週2〜3回のネイティブ授業、アートやテクノロジー科目の英語実施、ホームルームも英語という環境で学びを再開。
英語漬けの毎日が、自然とモチベーションを高めました。
ステップアップの記録
学年 | 英検級 | コメント |
---|---|---|
小4 | 3級 | プリスクールで基礎固め |
中1 | 2級 | 一気に2級まで合格 |
中3 | 準1級1次合格(1月) | |
高1 | 準1級最終合格(7月)・TOEFL71点取得(8月) |
準1級を目指した理由と壁
「うちの学校は“高校卒業までに1級取得”が目標。だから、準1級は通過点でした」
とはいえ、2級から準1級への壁は想像以上。



大問1を見たら1問もわからなくて(笑)。中2ではまだ本気になれなかったけど、中3で“でる順パス単”を買ってから一気に火がつきました
中3の1学期には同級生が次々と準1級に合格し始め、焦りと刺激がモチベーションに。
「“過去6回全問題集”を母と一緒に読んで、最初は解答を見ながら正解の感覚をつかんでいきました」
2級→準1級のブレイクスルー
中3ではリーディングとリスニングに苦戦しましたが、ライティングで高得点を獲得。「長文が読めない分、ライティングとスピーキングで稼ごうと決めていました。」
初挑戦では2次試験不合格(態度1点)という悔しい結果に



ショックで不合格通知を破いちゃいました(笑)。母がセロテープで直してくれました
そこから再挑戦。ネイティブ講師や母との毎日の練習で自信を取り戻し、高1の7月、面接満点で合格!
単語学習の工夫
「でる順パス単」は家で一通り読み、通学中30分でアプリ復習。“でる度A”から優先して覚え、同義語・派生語も一緒に暗記。
「同じ意味の単語をセットで覚えると記憶が定着しやすいんです。」
スマホ禁止の学校では、手書きノートで復習。音声もアプリで必ず聞き、発音の違いを体で覚えました。
学校での学びが支えに
英語の授業は教科書を超えて発展内容を扱い、定期試験には自由英作文も登場。
文化祭では各生徒がテーマを決めて英語でプレゼン。「ネイティブの先生に“話す・書く”を徹底的に鍛えてもらったのが大きかったです。」
何より、同じ目標を持つ友達の存在が励みになりました。



友達が頑張っているのを見ると、自然とやる気が出る。学校の環境そのものが支えでした
英検準1級│これから挑戦する人へ
「英語力は一気に上がらないから、焦らず積み重ねることが大事です」
英文法を軽視せず、しっかり理解してから長文へ進むこと。「読む経験を積むと、リスニングもライティングも伸びていきます」
E.I.さんは今、1級取得に向けて挑戦中。「自分が積み上げてきた英語力を、これからはもっと広く活かしたいです。」
焦らず積み重ねることが大切