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このままの働き方で、子どもに胸を張れるのか…
子どもが中学生になり、将来の話をすることが増えてきました。
でも、ふと「私は今の働き方を続けていて、子どもに“未来の希望”を見せられているのだろうか」と、不安になります。
がんばって働いているのに、どこか虚しい

毎日忙しく働いてはいますが、正直、このままでいいのか自信がありません
ヒント:子どもに“見せる背中”が変わるかもしれない考え方コンサルタントの視点
私たちは「今ある仕事」に自分を合わせることに慣れすぎてしまって、本当に自分が何に価値を感じているのか、見失ってしまうことがあります。
キャリア理論で知られるドナルド・E・スーパーは、人の職業人生には「ライフスパン(時間軸)」と「ライフスペース(役割軸)」という二重の視点があると語りました。
親であり、社会の一員である自分。



そのどちらも、自分らしく生きる姿が、子どもにとって大きなモデルになります
「このままの働き方でいいのか」と感じるのは、あなたが自分の生き方に真摯に向き合っている証拠です。その問いが、きっと子どもの未来にもつながりますよ。
スーパーのキャリア発達理論とは?
米国の心理学者ドナルド・E・スーパー(1910 – 1994、アメリカ)は、人が職業を通じて自分のアイデンティティを形成していくプロセスに着目しました。
彼の理論は、「仕事とは人生の中の役割の1つであり、変化し続けるもの」と捉えます。「働きながらも、自分らしさを再定義していく」ことが、子どもに伝わる“未来の見せ方”になるのです。
チェックシート:“仕事”が重く感じるときのヒント
- □ 朝起きたとき「行きたくない」が口ぐせになっている
- □ 目の前の仕事に“意味”が見出せない
- □ 子どもが将来、今の自分の働き方を望むか不安
- □ 「がんばってるのに報われない」と感じる
- □ 仕事と家族、どちらも中途半端に思えてつらい



3つ以上当てはまったら、自分の“ライフスペース”を見つめ直すタイミングかも
生活での実践:今日からできる“未来を見せる”行動
- 子どもの前で、「この仕事のこういうところ、好きなんだ」と話す
- 仕事の悩みを正直に共有し、「それでもがんばってる自分」を認める
- 働き方を少し変えてみる(リモートや学び直しなど)ことを模索してみる
- 「あなたも将来、自分らしく働けるといいね」と声をかけてみる
大人も葛藤していいんだ
自分の仕事に誇りを持てていなかったけど、“問い続けている姿”を見せることも大事だとわかって、少しラクになりました。



子どもと“将来”について話すとき、以前より自然に話せるようになった気がします