マレーシア親子留学 | マレーシアの学びにスポットを当てていきます
はじめまして!
KL(クアラルンプール)在住のコマコです。
2015年1月に 、家族でマレーシアにやって来ました。
親子留学や教育移住で注目を集めるマレーシア、
ここは本当に親子の学びの地として最適なのか?!
グローバルエデュ編集長から、こんなお題をいただきまして
教育について特別な知識もないワタクシですが…
一児の母として、客観的かつ主観的に?! マレーシアでの「学び」にスポットを当ててブログをつづっていきたいと思います。
マレーシア親子留学 | 4歳半の息子の幼稚園は…?
わが家は、夫の海外赴任で3年半シンガポールに滞在し、その後、続けてクアラルンプールへの転勤となりました。
何はともあれ、まずは息子コマタ(4歳)のスクールを決めなくてはなりません。
最初に悩むのは、日系か? インターナショナルか? という二択。
シンガポールでは…
息子は2歳から「シンガポール日本人幼稚園」に通っていました。
わが家の場合、コトバを話し始める幼少期は ”母語最優先” と考えました。
せっかく海外にいるのだから、小さいうちから英語を覚えさせたい! という願望もモチロンあったのですが、お母さん、または、いちばん近くにいる人が話すコトバをまず習得することが子どもにとって安心で自然なことかな、と。
家庭によって、それぞれ事情が異なると思いますが、母語が身につかないうちからマルチリンガルを目指すと、どの言語も中途半端なセミリンガル(ダブル・リミテッド)になってしまうこともある。
そうなると、コミュニケーションだけでなく思考も中途半端になってしまう、という話も耳にします。
このあたりは、住む場所、家庭環境、子どもの年齢・性格などによっても、考え方はさまざまかもしれません。
両親ともに日本人で、おそらく数年後には帰国するコマタ。
まずは日系の幼稚園を中心に検討し、空き状況などのタイミングもあり、結果的にザ・王道の「日本人幼稚園」を選びました。
シンガポールだと、日本人の親にとっての選択肢は主に3つあります。
- 日系(日本語での保育が中心)
- インターナショナル系(英語が中心)
- ローカル系(主に英語+中国語)
英語が公用語の一つに指定されているので、シンガポール人の子どもが多く通うローカル園にもなじみやすく、中国語に親しめるのも将来的に◎、と地元のナーサリー(保育園)を選ぶご家庭も少なくありません。
マレーシアでは…
マレーシア人向けの幼稚園だと、どうしてもマレーシア語(Bahasa Malaysia)が必須となります。
多民族国家で英語や中国語がよく通じるとはいえ、公式な言語はマレーシア語。
よほど長くこの国に住むのでない限り、子どもには、まずは母語か英語の環境で過ごしてほしい。
というわけで、選択肢は日系かインターか。
マレーシア親子留学 | 日系の幼稚園はふたつ
KLには、日系の幼稚園が2つあります。
「クアラルンプール日本人学校・幼稚部」は在マレーシア日本国大使館付属で、日本の教育システムを基盤とする小中学校に併設された幼稚部。サウジャナという地域に広大な敷地を持っています。
「KL日本人会幼稚園」は、KL日本人会が運営するモンテッソーリ方式のアットホームな幼稚園。タマンセプテという地域の日本人会館の中にあります。
どちらも引越し前に見学し、きめ細やかな対応、充実した設備、教育理念など、それぞれに素晴らしいなと感じました。
コマタはシンガポールの日本人幼稚園をとても気に入っていました。
日本語中心の保育ですが、各クラスにシンガポール人のアシスタントがいて、週に一度だけ英語の時間がありました。
通園バスでローカルのアンティー(バスでお世話をしてくれる女性)との交流もありました。
毎日多少は英語に触れていたのですが、ちゃんと会話ができるほどではありません。
日本語でなら自分の意思が伝えられて、自信が持てるようになってきた時期。
「マレーシアでも日本語の幼稚園がいい〜!!」と主張していました。
いずれは帰国することを考えると、引き続き日本人幼稚園のほうが息子にとってストレスがないかなあ。
習い事や、ご近所さんとの交流など、他の部分で英語に触れる機会を増やしていけばいいか。
というわけで、KLに引っ越した時点では、日系の幼稚園にしようと決めていました。
次回へ続く…!
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。