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AIで学ぶ力を育てる|基礎知識編⑥ IELTS × AI活用:スピーキング・ライティングを“AIチューター化”する方法

IELTSは「英語で考え、論理的に伝える力」を問う国際試験です。

その本質は、文法の正確さよりも考え方の一貫性説得力ある表現。AIの進化により、家庭でもこの“思考型英語力”を育てることが可能になりました。

本章では、ChatGPT・Claude・GeminiなどのAIを活用し、スピーキングとライティングを中心に、IELTSの実力を段階的に伸ばす方法を紹介します。

とくに6.5〜7.0を目指す層では、AIの使い方次第でスコア到達までの時間が劇的に短縮できる可能性があります。

単なる添削ではなく、自分の思考プロセスをAIと“対話”しながら訓練することが、今後のIELTS学習の新常識になるでしょう。

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Contents

IELTSとAIはなぜ相性が良いのか

IELTSはリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能すべてにおいて「思考と言語の統合」を問います。この構造はAIが最も得意とする領域です。

ChatGPTやClaudeは文の論理構造を分解し、文脈の自然さや一貫性を客観的に指摘してくれます。AIを使うことで、自分の英語の「構造上の弱点」や「論理の抜け」を可視化できるのです。

またAIは、24時間付き合える“質問相手”としても優秀です。

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予約不要で、何度でも繰り返し練習できる点は、とくにスピーキングやライティング練習において強力な武器になります

Task 1/Task 2でAIができること・できないこと

AIはIELTSのTask 1・Task 2の練習で大きな成果を上げますが、得意・不得意を理解して使うことが重要です。

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セクションAIが得意なことAIが苦手なこと活用のコツ
Task 1(図表説明)文構成・接続表現・データ比較文のテンプレ化数値解釈や要約の精度自分でデータを分析し、AIに構成を提案させる
Task 2(意見エッセイ)論理構成・パラフレーズ・段落展開の例示独自の立場・自然な文体主張は自分で立て、AIは構成補助に使う

AIは「構造」と「表現」を補う最強のツールですが、思考と立場の部分は人間にしか担えない領域です。

ChatGPTでパラフレーズ練習/Claudeで論理構成訓練

ChatGPT:表現の幅を広げる“言い換え練習”

語彙力の幅はIELTS Writingの得点を左右します。ChatGPTを使えば、自分の英文を複数の言い回しに変えてもらうことで、自然な語彙バリエーションを体得できます。

次の英文をIELTS Task 2レベルで3通りにパラフレーズしてください。文の意味を変えず、語彙・文構造・文法パターンをそれぞれ変化させてください。

この練習を10文繰り返すと、単調な英作文から卒業することもできます。

Claude:論理構成を“型”で習得する

Claudeは長文の構成分析に強く、エッセイの骨格を整理するのに最適です。

次のトピックに対して、「主張→理由→具体例→反論→再主張」の5段階構成でエッセイの骨格を作ってください。各段階に1文ずつIELTS Task 2レベルの例文を付けてください。

この構成訓練により、IELTSで評価されるCoherence(論理の一貫性)を確実に高められます。

Geminiで面接官練習+リアルタイム評価

Geminiは音声で会話してくれるAIではありませんが、録音データを分析して発音・語彙・論理構成を数値的に評価するのが得意です。つまり、ChatGPTが「話す練習相手」だとすれば、Geminiは「採点者」です。

例えば、スピーキングPart 2(トピックカード)を練習したあとに録音ファイルをアップロードし、以下のように指示します。

次の音声をIELTSスピーキング基準(Fluency, Pronunciation, Lexical Resource, Coherence)の4項目で9点満点評価してください。改善点を各項目ごとにコメントしてください。

Geminiは特に発音の一貫性や語彙の多様性に関するフィードバックが具体的で、スコア改善に直結します。

ChatGPTの会話練習と組み合わせれば、「話す × 分析する」の両輪でスピーキング力を底上げできます。

“AIで練習→人間で磨く”学習戦略

AIは練習量を最大化するツール、人間講師は表現の質を磨く存在。この二段構えがIELTS 6.5突破の黄金ルートです。

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段階目的AI活用法人間講師の役割
① AI反復練習量の確保・構文理解ChatGPT/Claudeで作文練習添削前の素材作り
② AI+講師フィードバック弱点の特定と改善AIのコメントを分析自然な表現・発音指導
③ 模試+最終調整本番想定の時間感覚訓練AIで模試再現スコア評価と最終レビュー

AIは“平均的な正解”を提示する存在です。最終的な合格点に届くのは、自分の個性や意見を英語で表現できたとき。AIはそのためのブースターとして使いましょう。

まとめ:AIが導く国際基準の英語力

IELTSで問われるのは、「英語で考える力」と「文化を超えて伝える力」。AIを活用すれば、この2つを家庭で鍛えられます。ChatGPTで構文力を、Claudeで論理力を、Geminiで表現力を鍛える。この3ステップを習慣化すれば、AIが最強の家庭教師になります。

読んだら挑戦してみよう

自分のスコア目標に合わせてAI練習プランを設計してみましょう。

「ChatGPT=作文」「Claude=構成」「Gemini=発話」と役割を分け、週単位のトレーニングを設定すると、英語の伸びを実感できます。

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