英検1級・CEFR C1という高い英語力を持ちながら、海外大学3年の秋に海外大学院(ゲッティンゲン大学)進学のためにIELTSを受験したウチノカズキさん。
上級者であっても難しく感じるIELTS特有の試験形式に向き合いながら、どうスコア7.0を達成したのか──そのリアルを紹介します。
挑戦のきっかけ
IELTSを受けた理由は非常に明確でした。「海外大学院の入学要件がIELTSで、受験できる会場が近かったから」。
大学3年の秋、出願準備のために必要なスコアを取得する段階に入り、ついにIELTS受験を決意。
ウチノカズキさん試験の印象は、「レベルが高い、公的で質の高い世界標準テスト」でした
C1レベルの英語力を持っていても、IELTSの対策は未知で、初期は“怖さ”も感じたそうです。
ただ、形式に徐々に慣れるうちに、「こういう試験なのか」という手触りを掴んでいきました。
学習法と工夫
- 完全独学スタイル
- 週2〜3日、1〜3時間の軽めペース
- 学期によって触れない週もありつつ、長期で継続
- 教材はIELTS公式案内のみ
- SpeakingはYouTubeでサンプルを研究
上級者らしく、教材を最小限に絞り、必要な情報だけを効率的に取り込む学習法でした。
YouTubeはかなり有効で、「目標スコア(7.0)の指標として役立ち、シャドーイングにも使えた」と話します。
苦手技能:Writing
C1であっても、IELTS Writingは別物。
「正直、克服できなかった」と率直に語ってくれた点は大きなリアルです。
難しかった点
- Reading/Writingの時間配分
- 何から取り組むべきかわからない
- 長期戦でモチベーションが低下
疲れた日にはあえて軽めの“できることだけやる日”を設定し、英語の流し聞きなど負荷の低いタスクで継続していました。
成果と気づき
IELTSで見えた英語の“別の側面”



英語を使うだけじゃダメ。英語で示された情報を、素早く、正確に整理する瞬発力が必要だと痛感した
学校の授業ではインプット中心ですが、IELTSは アウトプットがほぼ100%。
日頃から“自分で考えて書く・話す”ことをしていないと、なかなか高得点には届かないと理解しました。
周囲にIELTS受験者がいない孤独感
日本とは違い、周囲の学生や友人にIELTS経験者が少なく、対策仲間がいなかった点も、心理的に厳しい部分だったそうです。
結果とメッセージ
ベルリンでの受験は 1回でOverall 7.0。ListeningとReadingで7台を取り、上級者としての実力を発揮しました。
試験を通して得られたのは、英語力だけでなく “公的な評価が自信につながる感覚”。
最後に、後輩へのメッセージ:



自分の叶えたい夢のために、コツコツやっていきましょう!
💡 まとめメモ
- 学習期間:高校2〜大学3年の断続学習
- 得意技能:Listening/Reading
- 苦手技能:Writing
- 克服法:未克服のまま
- IELTSで得た力:情報収集力/表現力/瞬発力
- 印象に残った言葉:なし
📍 ウチノカズキさんの挑戦は、C1レベルの英語力を持っていてもIELTSは“別軸の試験”だということ を教えてくれます。Listening・Readingでの高スコア、Writingの難しさ、そして海外大学院進学に向けた“期限付きの挑戦”。そのすべてが、次のステージへ進みたい人の背中を押してくれます。








IELTSでは別軸の力が求められる