マレーシア親子留学 | マレーシアのスクールホリデー
KLより、こんにちは!
8月のクアラルンプールは気温30度前後。暑さのピークは去り、涼しい風も吹く今日このごろです。
日本の学校は夏休み真っ盛りですね〜。
さて、マレーシアのスクールホリデーは、6月と12月。
この時期には、ショッピングモールや娯楽施設、お稽古スクールなどで、さまざまな子ども向けのプログラムを実施しているので、ファミリー旅行のついでに参加してみると楽しいかも。
マレーシア親子留学 | マレーシアならではの絵本がそろう素敵な本屋さん
6月に、町の書店で開催されていた「チルドレンズ・ブック・ウィーク Children’s Book Week」という企画がとても良かったのでご紹介します。
欧米人をはじめ外国人が多く暮らす「バンサー Bangsar」にある小さな書店「Silverfish Books」では、おもに英語で書かれたマレーシアならではの絵本や一般書籍を扱っています。
マレーシアに伝わる民話、美しい海やジャングル、少数民族の暮らしなどを題材にした絵本たちは眺めているだけでも心豊かになれそう。
6月の2週間にわたり開催されたイベントでは、こうした絵本を生み出したクリエイターたちを書店に招き、子どもたち向けにトークショーや読み聞かせなどを日替わりで実施していました。
紹介する本の内容によっては、バティック染めやお菓子づくりが体験できるワークショップも。
我が家は2回、参加してみました。
1回めは、ユーモラスなゾウの絵で人気のYusof Gajah(ユソフ・ガジャ)さんのお絵かきワークショップ。
ホワイトボードを使い、子どもたちと対話しながらたくさんの動物の絵を描いてくれました。
一人ずつ色紙を受け取り、自分のイニシャルのアルファベットをもとにゾウのイラストを描きました。その色紙にガジャさんのサインをもらい、記念撮影も。
お土産に可愛いクッキーとバルーンまで配られて大満足!
たまたまですが、2回めもゾウがテーマの絵本でした。
マレーシアの国立動物園にいる実在のゾウを主人公にしたお話。作者の Rossiti Aishah Rashidiさんは、5人の子の母であり、作家であり、自然環境保護の活動家でもあるそう。
イラストレーターさんと一緒に、絵本のモデルとなったアジアゾウについて話してくれました。
こちらはトークばかりだったので、4歳の息子はちょっと退屈してしまった様子。どちらかというと親の勉強になる内容でした。
この本屋さんでは「立ち読み」ならぬ「座り読み」も歓迎。トークに飽きた息子は途中から好きな本を棚から取ってくつろいでいました。
マレーシアの本屋さんは、大型書店でもだいたいこんな感じ。店員さんたちもゆる〜いので、子どもたちが床に座って売り物の本を読んでいても、注意したりはしないのです。
こういうところは、おおらかでいいなーと感じます。
「Silverfish Books」では、8月〜9月の週末に大人向けのトークイベントも開催中。
土日の夜に、毎回違う地元の作家さんたちを招いているようです。
東京生まれ。2011年より約4年間シンガポールに滞在、2015年1月よりクアラルンプール在住。翻訳者・ライター。共訳書に「メディカル ヨガ 〜ヨガの処方箋〜」(バベルプレス)、書籍「アンコールの神々 BAYON」(小学館)、WEBサイト「シンガポール経済新聞」、「シンガポールナビ」、マレーシア在住日本人向けフリーマガジン「Weekly MTown」などに記事を寄稿。グローバルエデュ 姉妹サイト「旅キッズ」で「てくてくシンガポール」を連載。