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東京大学PEAK | 英語で学位取得が可能な教養学部付属「国際日本研究コース」と「国際環境学コース」

東大の英語学位取得コースを紹介します
東京大学PEAKのポイント
  • 日本最難関の東京大学に、インター生(日本語以外の教育課程)であれば、在学中の優秀な成績を活かして合格できるチャンス
  • 入学時に日本語が不十分でも、日本のトップ大で学び日本でキャリア形成する進路設計が可能
  • 一般学生との距離感はありながらも、サークル活動に参加するなど、個人の工夫次第でコミュニティを拡張できる

海外大学進学を視野に入れた進路をサポートする、学びのプラットフォーム

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東京大学PEAK | 東大に設けられたグローバルなキャンパス

「東京大学」PEAK(Programs in English at Komaba)は、グローバルな人材が集うキャンパス環境の創出を目指し、原則英語による学位取得を実現した教養学部付属の英語コース。

PEAKは、2010年に策定された「東京大学の行動シナリオFOREST2015」が示す重点テーマ、「グローバル・キャンパスの形成」を具体化する取り組みとして新設(2012年)

2012年の創設以降の11年間で、日本、中国、韓国を中心に、欧米、オセアニア、東南アジアを含む20の国と地域から総計329名がPEAKに進学しています。

海外もしくはインター生が対象

PEAKの学部英語コース特別選考は、初等・中等教育の大部分を日本語以外で学んだ経歴が出願要件となるため、国籍を問わず、海外の教育機関に在籍した学生や、日本からはインターナショナルスクールの出身者にとって出願しやすい条件が整っています。

2つのコースから選んで受験する

PEAK志願者は、下記のコースのいずれかに出願するものの、1~2年次は全員が前期課程の「国際教養コース」に所属。

  • 文系寄り「国際日本研究コース」(International Program on Japan in East Asia)
  • 理系寄り「国際環境学コース」(International Program on Environmental Sciences)

3年生以降の後期課程に進級して、PEAK生は文系または理系のグローバルな専門カリキュラムに取り組みます。

制度上、後期課程から一般入試経由の東大生もPEAKコースに合流する可能性はありますが、PEAK生の大部分は学部英語コース特別選考を経た学生により構成されています。

Globaledu

卒業後の進路は、就職と大学院進学でほぼ二分され、大学院のエリアは日本が4割弱、次いで米国や英国に進学した実績も多いです

4年間通うのは駒場キャンパス

キャンパスは4年間を通じて、東大教養学部が置かれる駒場キャンパスを利用。

教室や設備は一般学生と共用するほか、一定の条件下で一般学生と同じ授業を履修するケースもあります。

ただし、英語を使った授業数は限られるため、日本語がわかるPEAK生のほうが授業選択の自由度があるのは確かです。

また、PEAK生は多様な学生サークルに参加することで、一般学生と交流する機会を充実させることができます。

東京大学PEAKデータ

学費年額53万5800円
学生寮の有無あり(文京区目白台)
定員1学年60名程度
所在地東京都目黒区駒場3-8-1
開設年2012年
学期制9月入学2セメスター制
PEAK生の教育課程<前期課程(1~2年生)> 国際教養コース、 <後期課程(3~4年生)> 国際日本研究コース(International Program on Japan in East Asia) 国際環境学コース(International Program on Environmental Sciences)

東京大学PEAK | 2つのコースで学ぶこと

Japan in East Asia(国際日本研究コース)

文系の「Japan in East Asia」(JEA、国際日本研究コース)は、日本および東アジアの文化、政治経済、国際関係などに知見が深まる幅広い人文・社会科学科目を提供しているプログラムです。

とくに、学際的な文化研究アプローチ、地域研究アプローチ、社会科学アプローチの3要素を重んじ、物事をグローバルな視点で捉えられる人材の養成を目指します。

「JEA Senior Division」(後期課程)では、以下のようなコア科目(4コース選択)が定められています。

  • East Asian Thoughts
  • East Asian Cultures
  • History of Modern Japan
  • History of International Relations in East Asia
  • Society in East Asia I & II

なお、外国語コースは、英語と母国語以外の言語を選択するよう定められています。

Environmental Sciences(国際環境学コース)

理系の「Environmental Sciences」(ES、国際環境学コース)とは、学生に環境システムと地球科学に対する幅広く包括的な理解を提供することを目標に掲げています。

以下の6分野にわたって多角的な専門知識を学べるよう構成されており、各学生は、数学、物理、化学、生物に関しては入学前に規定の背景知識を身に付けておくことが推奨されます。

  • Environmental Principles
  • Management and Policy
  • Measurement and Evaluation
  • Materials, Systems and Dynamics
  • Energy and Resources
  • Health and Security / Urban Planning Technology

理系科目中心ではあるものの、現実の環境問題に即して法律、マネジメント、フィールドワークなどのアプローチを備えている点も特徴です。

東京大学PEAK | 出願に必要となる資格やスコアについて

志願者は、国際的に認められる学力試験のスコアを少なくとも1種類は提出しなければなりません。

もし複数を取得済みの場合は、すべて出願時に提出するよう推奨されています。

国際バカロレア(IB)

最低基準は、DPの6教科で42点中38点以上、並びにコア科目はTOKとEEを合わせて2点以上を取得。さらに、理系のES志願者に限り、以下の要件が定められています。

  • Mathematics(数学)を受験していること
  • 数学、物理、化学、生物の中から2科目はHigher Levelを選択していること
  • Mathematics(AI)はHigher Levelで6点以上、またはMathematics(AA)はStandard Levelなら6点、Higher Levelなら5点を満たしていること

SAT

最低基準はSAT1480点以上。ES志望者に限りMathは750点以上が求められるほか、AP科目 Calculus BCの取得も強く推奨されています。

ACT

最低基準は、ACT平均点33点以上が定められています。さらにES志望者に限っては、ACT数学とACTサイエンスはいずれも34点以上が必要です。理系ならSATと同様に、AP科目 Calculus BCの取得も強く推奨されています。

A-Level

最低基準として、A以上の段階評価が少なくとも3科目は必要です。さらに、ESに出願する場合、A-Level数学はB評価以上が求められます。

英語能力試験

原則として、英語能力試験のスコアも提出する必要があります。

カットラインではなく各試験の得点目安は、TOEFL iBT100点以上、IELTS7.0以上、ケンブリッジ英語検定185点以上なっています。

書類選考を通過した志願者は、面接による二次選考を経てPEAKの合否が最終的に確定。

理系のESを志望する学生のみ、面接に先立ってオンラインの数学テストを受験するよう求められます。

入試情報2024

合格率26%(条件付きオファーを含む)
合格者数65名(JEAコース:33名、ESコース:32名)
出願期限2023年12月13日(2024年9月入学)
提出書類表題に対する500~600語のエッセイ、推薦書2通、卒業(見込み)証明書、成績証明書、公式学力試験のスコア(SATなど)、英語力証明スコア(TOEFLなど)、学校プロフィール情報(Webサイト可)、在学中の活動実績を証明する書類(上限3件)

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